So-netのMVNO、BitwarpPDAを使ってみる

まえがき

えーと、今さら感たっぷりですが、bitWarpPDA(びっとわーぷ)を手に入れました。ってことで、ちゃんとレポートにまとめようまとめようと思いながら早一月半。ようやくまともにレポートとしてまとめる決心をして、こうして書いている次第です。今さら誰の役に立つのかなんて考えないことにします。はい。


入手について

取りあえずは、入手について。どんな感じだったのかを、思い出しつつ顛末記風にまとめてみますと。まず、取りあえず、AirH”+りにゃざう(SL-C860)で、ふらりと上のびっとわーぷのページに行きました。なんか、いきなり「申し込み」ボタンがあって、ありゃりゃ、どうしましょ、と思いつつ、勇気を出してリンクを選択。すると、わらわらと個人情報を入力するページが現れます。まぁものは試し、と言うことで、取りあえず記入欄だけ埋めてみます。次へボタンっぽいものを押すと、情報の確認とクレジットカードの入力。おや、いよいよ、次のボタンを押すと申し込み完了かも、と思いつつ、まぁ書き込むだけならタダだし、と思いつつ、クレジットカードの番号を入力。なるほどね、こんな感じで申し込めるのか、これはラクチン。どれどれ、試しに押してみますか、ボタンを。ぽちっ。ん、申し込みを受け付けました、とな。あ、終わりですか。今ので終わりですか。なんと簡単な。と言うか、申し込んじゃったよオイ、って感じで、その日は終わりです。で、その入力をしたのが深夜0時頃。で、翌日は何もなく、その次の日、早くもカードが到着してしまいました。早すぎ。申し込んでから実質二日しか待っていません。早すぎ。まぁ届いちゃったから、繋いでみたいよね、なんてぶつぶつと言いながら、りにゃざうにカードをセットして、一緒に届いていたID情報とダイヤルアップ番号でダイヤルアップ接続をセットアップし接続。です。で、その後で読んだ説明書には、「開通日は○日(届いた日の翌日)です」と書いてありました。わはは。まぁ、届いちゃえばいつ繋いでも大丈夫っぽいです。はい。


ファーストインプレッション

上の続きです。初めての接続。接続を指示して、ランプがピコピコ光って、点滅が止まります。点滅が止まって点灯しっぱなしになると、エアの部分は接続完了したということ。後は、そのパイプの上で認証してネットワークに登録完了すれば、接続が利用できるようになると言うことです。AirH”の場合は、その間はわずか1~2秒。ところが、なんか、いきなり15秒ほどかかってしまいます。うわは、これが噂の機器認証か、それにしても遅すぎ!・・・なんて思いながら、接続が終わるのを待って、で早速WEB閲覧を始めるのですが、これがまたものすごい遅い。一体何事、と言うほど遅い。やばい。これはやばい。

しかし、その後一度切断して、もう一度繋ぎ直すと、とたんに挙動が変わりました。まず、認証にかかる時間が一気に短縮されて、3~5秒程度になりました(それでもAirH”単独よりは遅いのですが)。また、やたらと遅かったWEB閲覧もさっきのは夢だったか、と思うほど、いたって正常になって参りました。ここに来て、「お、びっとわーぷ、こいつは使えるゾ!」と言う気持ちになってくるわけです。と言うことで、その日はそのままお出かけする用事があったので、りにゃざうとびっとわーぷを携えてお出かけと相成りました。もちろん、何かの時のためにAirH”も持っては行きましたが。


おでかけ~移動中の快適度

お出かけと言うことで、せっかくなら移動中の挙動も調べちゃおうといろいろやったわけですが、取りあえず今回はまとめと言うことで、今まで移動中に使ってきた感覚をおおざっぱにまとめてみます。と言うか、移動中にしか使っていなかったのですが。

まず、えー、AirH”に比べると、ほんのちょこっとだけ、使い心地が悪いです。ページの読み込みを指示して、表示されるまでのレスポンスが悪く、移動中だと電界の節目が多いことも相まってかなーりレスポンスが落ちます。それ以外は基本的にAirH”とほぼ同じ使い心地なのですが、その部分だけが気になります。また、そういった感じでレスポンスが遅れ読み込みが止まってしまうと、素直に停止して再読込した方が早い感じです。読み込みが止まってしまっている状態でも、pingを打つと常識的なレスポンスできちんと応答はあるので、本当に、単にびっとわーぷのネットワークでちょこっとだけレスポンスが悪い分が、ちょうど移動の具合(ハンドオーバのタイミングとか)と相性が悪くなっているだけ、と言う感じなんですね。この辺は、本当に上位ネットワークだけの問題っぽいので、ユーザが増えてきて回線が増強されれば徐々に回復してくることが期待できるとは思います。


スループット

スループットを計測してみました。時期は、一月下旬。場所は、自宅です。取りあえず、ゴタゴタ言っても仕方がないので、結果の画像を載せちゃいましょう。

bitwarpスループット(50.49kbps)

こんな感じになりました。最高速度は66kbps、平均速度は50kbpsというところです。実際に計測に使ったのは画像表示型速度計測サイトなんですが、画像の読み込みが完了した後、「~のURLを表示しますか」と言うNetFrontのJavascript警告が出て、それに対してOKボタンを押すと言う作業、及び、その後のレスポンスの遅れまで含めた値になってしまっているので、まぁこんなもんか、と言う感じです。もちろん、そういう条件を加味するために、全く同じ計測サイトで全く同じ時間帯にAirH”でも同じ方法で計測しました。その結果が次の図です。

AirH”スループット(66kbps)

こういう感じで、最高72kbps、平均66kbpsという感じになっています。AirH”の方が、最高で10%、平均で30%程度速いと言う結果が出ています。この辺は、実際の使用感でもまぁそんなもんか、と言う感じです。やっぱり、ページの読み込みのリクエストを送ってからレスポンスが帰ってくるまでの時間がかかってしまうため、その分だけでびっとわーぷは結構遅く感じてしまうわけで、おそらくこの結果の差も、その辺がわりかし影響が大きいのではないかと思うわけです。実際に一つのデータの受信が始まると、両者にそれほどの差は無いように感じます。たとえば、ザウルス関係のコンテンツで映画の予告編のダウンロードなんてのがあって、データの大きさ的には8MB(!)とかあるんですが、このくらいの大きさのデータになるとほとんど同じくらいの時間でDLは完了してしまいます。まぁ、私の場合はこういうデータも電車で移動中に落としたり(で、それをバックグラウンドで処理している間はコンソールのテキストブラウザでWEBサーフィンしてたり)なんてことをしているのでばらつきが大きく、具体的なデータとしてはここに出すほどのものは無かったりするんですが。


そして実験、128k同士の競合について

で、家に128k端末が二台もあるわけで、やっぱりやろうと思ったのが、全く同じ場所で128k端末がフルスピードで稼働していると、お互いにどのような影響があるんだろう、ってことなんですよね。方法は次の通りです。

・PCではAirH”128で接続し、TrayMeterを起動しておく
・りにゃざうでびっとわーぷ接続する
・PCで大きなファイル(数MB)のダウンロードを開始する
・PCでのダウンロードがトップスピードに乗ったところで、りにゃざうで速度計測を行う
・そのとき、TrayMeter上で何か変化があるか、りにゃざうの計測結果に影響があるか、を見る

と言う感じです。

では早速スタート。まずPCでダウンロードを開始します。すると、程なくトップスピードに乗ります。

いい感じ。

いい感じにトップスピードに乗りました。117kbps。理論値いっぱいです。ここまでギリギリに飛ばしていれば、何か影響があればグラフにすぐに現れるはずです。

では次に、びっとわーぷで速度計測を開始します。さて読み込み開始。

・・・おや、なんだか、全く影響がありません。さくさくと終わります。TrayMeterの表示にもほとんど変化無し。トップスピードを維持しています。

bitwarpと同時DL中のAirH”

こんな感じで、グラフ上には全くびっとわーぷが動き始めたことを示すような痕跡が残っていません。実際はこのグラフをとった状態で画像読み込み真っ最中と言う感じなのですが。平均速度表示は117kbpsのまま全く変わらず、です。

で、びっとわーぷの速度計測も終わりました。その結果がこちら。

AirH”と同時DLでのびっとわーぷ

平均43kbps、先ほどの、何もしなかったときのびっとわーぷのスループットよりほんの少し低いですが、むしろ、誤差程度の差しか出ていません。と言うより、速度が落ちたと言うよりは、変わっていない、と言った方が説得力があるような数値です。

と言うことで、この辺から、まぁ、うちの近所には十分すぎる基地局キャパシティがあると言うことが分かるわけですが(笑)。いや、それだけじゃあんまりなので、もうちょっとマシなアレを書いておくと、やはり、AirH”の接続アルゴリズム、近くて混雑した局より遠くて空いた局を、と言うのがきちんと働いている、と言うように見える、と言う感じですかね。びっとわーぷも、エアの部分は紛れもなくAirH”ですから、同じように動作するのは当たり前ですし、お互いがきちんと住み分けてスループットの低下を防ぐように働いているのが分かるよい例と言えそうです。

で、実はもう一つ、この実験をするときに気をつけたことがあって、と言うのが、びっとわーぷを先に接続したんですよね。それが何の関係があるのか、というとですね、その、AirH”の方は、Skynetさんのコーリニアアンテナを繋いであるわけで、より遠くの局まで接続しに行ける状態なんです。なので、びっとわーぷを先に接続して、近所の局をびっとわーぷに割り当ててあげてから、後から来たAirH”君には、もうちょっと遠くの局を検索してもらおうと言う、邪悪なもくろみがあったからなんです。これが奏功したのかどうなのか分かりませんが、上のような結果になったというわけで。実際は、AirH”を先につないだとしても、びっとわーぷが働き始めたところで、結果としてより遠くまで接続しに行けるAirH”の方が自発的に遠くの局に繋ぎ直しに行くなんて言う動作をするかも知れませんが、まぁ、こればっかりはきちんと確認できる術がないので真相は闇の中に置いていくことにします(なんじゃそりゃ)。


まとめ

と言うことで、びっとわーぷを使用しての所感と、実際の計測値、それと、AirH”との兼ね合いや、AirH”の仕組み的な部分の検証とおおざっぱにやってきた実験ですが、確かにびっとわーぷは多少スループットが落ちがちとは言えますが、AirH”と比べて全く遜色なく使えると言うことは間違いありません。また、AirH”の接続アルゴリズムも多数のパケット対応機が一カ所に集まっていてもスループットが落ちにくくなるように工夫されていることがちゃんと数値として見ることが出来ました。どちらかというとSkynetさんのアンテナのおかげかも知れませんが・・・(苦笑)。まぁ、一番大きな結論は、「うちは大変恵まれた環境である」ってことですかねぇ(オイ)。何せ徒歩二分の小さな最寄り駅(各駅のみ)の構内だけでも8基ものDポ基地局がありますからねぇ・・・。密度濃すぎ。

実験協力(笑):
       so-net : bitWarpPDA
       TrayMeter by 前田氏
       High Powered Antenna SKYNET
       (こっそり注文フォーム;笑)



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