コーリニアアンテナで離島通信!リベンジ編

ということで、リベンジスタートです(爆)。詳細については前回をご覧ください。

朝起きて天気予報を確認すると、快晴。やったっ、これは今度こそ行けるぞ!と思いつつ、窓を開けてみると・・・どんより。な、なんじゃこりゃ・・・?ま、まあ、雨は降っていないな、とりあえず。ということで、のんびりと朝食をとって、PC立ち上げてメールとHPをチェックして・・・オイオイ、いそげっつーの。というわけで、家を出たのは11時前になってしまいました。電車に乗って京急久里浜駅へ、そこからバスでフェリー乗り場へ。で、出向時刻は11時40分です。では、しゅっぱーつ!

さて、船に乗っても、天気はすっきり晴れません。船上テレビをぼーっと見ていると天気予報が始まりました。「・・・関東地方では今晴れている地域も午後から雲が広がり、午後は広い範囲で雷雨となるでしょう。」・・・何言ってんのー!?ちょ、ちょっとまってよ、朝と言っていることがちがうー!!いや、確かに、こんな天気の変わりやすい時期にこんな実験をするのもおかしな話ではあるんですが、「一日快晴」と言ったわずか数時間後に「午後は雷雨」なんて、あんまりだー!!

しかし、もう船に乗っているので仕方がない。そのまま船に揺られ、現地に到着しました。早速、現地の港で電界測定をしようと、前回と同じ場所に・・・。ああ、なにも変わってなひ・・・。通信できた人の報告では「富士山と東京タワーがよく見え・・・」とんでもない、隣の岬さえ霞んで見えません。心なしか、風も強く、海も荒れています。はちゃー・・・。早速電界測定をしてみますが、結果は前回とほぼ同じ。試しに発信してみますが、やっぱり、アップリンクが通りません。これは大変困りましたねぇ。そうだ、隣の駅まで行ってみよう!通信できた人の報告では「・・・出発してすぐに圏内表示になったが発信できず、車で約20分ほど北上したところでEメールの送信に成功・・・」とのこと。それでは、もう一駅ほど北上してみましょう。

てくてく・・・あっ、Jフォンの小型基地局だ。せっかくだから写真とっておこう。
Jフォン基地局?
この小型基地局、どういうコンセプトなんでしょう。セル-セクタ方式がPDCの基本のはずですが、この基地局は2エレしかなく(真ん中のはただの避雷針)、指向性もなにもあったもんじゃないです。単なる廉価版かなぁ?・・・てくてく。駅に到着。ガタガタン・・・ガタガタン・・・列車が出発していきます。私の目の前で。って、ええ?!乗り遅れたっ!エーと次の電車は・・・一時間以上先・・・がくん。うぎゃー、大変なことをしてしまった。あんな基地局に見とれてるからだぁー!!えーと、どうしよう、どうしよう・・・ええいっ、タ、タクシーだっ!!

で、タクシーに乗って隣の駅まで。かかった費用は聞かないでください(涙)。そこから、さらに徒歩で20分ほど北へ。ここでアンテナを立ててやってみますが・・・結果はほぼ同じ。仕方なくとぼとぼと帰路に就きました。

敗因はなんでしょう。1.天気。これは、大自然の力、私にはどうしようもありません。そして、2.予備実験不足。アップリンクエリア拡大性能をきちんと見積もらないまま無茶な実験を始めてしまったのが実は一番の敗因かもしれません。ということで、今回の実験は、有意義なデータは取れましたが、残念ながら失敗とカテゴライズさせていただきます。


コーリニアアンテナはどこまでエリアを拡大できるか!in東京湾!
ということで、転んでもタダでは起きません(ガビーン)。せっかくなので、帰りの航路を使って、どの時点で発信が成功するかを見つけてみましょう。

方法ですが、まず、船に乗って、甲板のいい位置をガメます。で、そこにこっそり(?)コーリニアアンテナを設置し、2~3分おきに発信を繰り返して、どの時点で発信が成功するか、を見極めよう、という方法。まず、甲板にいい位置を見つけなければならなかったのですが・・・なんだ、このお子さまたちは。ざっと50人はいます。横須賀の小学校の遠足にぶち当たってしまったようです。仕方がなく、後部甲板の端っこの席(ベンチ)に座ります。で、コーリニアアンテナを設置するんですが・・・
船上アンテナ設置状況
まあ、こんな感じで、テーブルの上にカバンごと置いただけです(笑)。アンテナを直立させるために、持ってきていたビニールひもで隣のいすから引っ張ります。これで、準備完了。

・・・と、落ち着いてみてみると、こりゃアカン、前方が完全に視界をふさがれています。そりゃそうです、いくら上部甲板とはいえ、その上に操舵室があるわけですから。一番いい位置を操舵室にしないとそりゃ危ないですよね。ということで、前方視界はほぼゼロ、左右方向も、救命ボートやら謎の排気口やらでふさがれて、いまいちロケーションがよくありません。電話機を見てみると、なんとここに来て初めての「圏外」表示。はじっこまで行ってアンテナをのばすと1~2本ほどキャッチします。コーリニアアンテナを使ってもほぼ同じ。

出向して10分。接続を試みますが、全くダメ。12分・・・だめ。15分・・・だめ。18分・・・ここでちょうど中間地点ですが・・・全然反応なしです。ただ、この時点でなぜかアンテナ表示は5本になっています。まあ、向こうでもよく見た現象ではあるんですけどね。次に20分、22分、24分と全くつながる気配もありません。

じゃあ、次は26分かぁ・・・と、突然変化が現れました。接続を指示した瞬間、ばちっと言う感じでつながって、さくさくと情報が表示されるではないですか(あ、ゼンリンケイタイマップに繋いでます;どこの基地局に接続されたか見たいので)。さらに、そのまま地図の表示などもとてもスムーズにできちゃいます。記録は26分。

で、次にコーリニアアンテナなしでどこでつながるか・・・とやってみた初回、27分の時点で、つながってしまいました。どうやら、とりあえず位置登録がきちんと通ってしまえば、多少電波が弱くても繋がりやすくなるみたいです。ということは、逆のパターンでどこまで切断されずにいけるか、を調査すればもっと正確にコーリニアアンテナの能力が計れますね。まあ、それはいずれ(笑)。

そんなことを考えているうちに、船は入港しました。港に入って速度を落とし始めた時点で出航35分、ということになります。この、全航程時間がわかれば、だいたい何kmで接続に成功したのかが簡単に計算できます。ちなみにこの船の航路長は、約12km。と、いうことは・・・出向してから8.9kmの時点でつながったということ、つまり、港から3.1kmのところから接続可能になったということです。ただし、港にある基地局をつかんでいたら、の話。ということで、次に、ゼンリンケイタイマップで表示された現在位置を調べてみると・・・おや、なんだか変な場所の基地局をつかんでいるようです。えーと、小原台・・・どこだ?

家に帰って、2万分の1横須賀地図で調べてみると、そこはなんと、浦賀駅の約1km東の地点。ええっ、こんな場所にあった基地局を掴んでいたの!?同じ地図上で、接続に成功したと思われる地点からの距離を測ってみます。25cm・・・てことは、ちょうど5km!?
こんな所から接続できました
(赤い線が、接続できた場所と基地局位置を結ぶ直線です)
こ、これは、めちゃくちゃすごいです。ポイントは、船の構造上前方視界がなく、右方後部に陣取っていた、と言うこと。ですから、右側にある基地局しか掴めたかったんでしょうが・・・それにしても、5kmを苦もなく繋げてしまうとは・・・やっぱり大したもんなのです、コーリニアアンテナ。

ちなみに、27分の時点で繋がった、コーリニアアンテナ無しの場合の地図ですが、バグってました。全面真っ青。どこかの海の上なのでしょうが、多分、位置情報を上手く取得できずに地図の原点か何かが表示されていたのだと思います。やっぱり、コーリニアアンテナはすごかったのです。

ということで、まあ、気持ちその威力を再認識できたコーリニアアンテナですが、まだまだたくさんの実験ネタ・・・もとい、検証事項が残っています。と言うことで、今後も実験ネタをアップする予定ですので、お楽しみに!


実験協力(笑):東京湾フェリー



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