できたら便利!AirH”でIP電話!
AirH”は、言わずとしれたインターネットつなぎ放題サービスが売り。でも、たまに勘違いがありますね。すなわち、「えーっ、つなぎ放題ってことは、電話し放題ってこと!?」・・・違います(苦笑)。でも、やっぱり、電話し放題って言うのも体験してみたいですね。そこでっ!今回の実験は「AirH”同士でインターネット電話はできるのか!?」です。

インターネット電話には、Horie氏作の「PokePhone」を使用します。ちなみにこのソフト、かなり便利です。簡単に言うと、MicrosoftNetMeetingから面倒な設定を取り除いた感じ、というところ。他の通信手段を少し用意して、そこでIPアドレスを交換すれば簡単に相手に接続できます。これはらくちん!AirH”での利用なら、たとえばWeb上に適当なチャットルームでも作っておけばすぐに連絡可。H"、feelH"も使っているなら、Pメール、ライトメールで連絡できます(Lパック以上またはメール割引オプションでメールはタダ!余計な料金は不要です)。さて、このpokephoneを使い、インターネット電話をしようということで、約100km離れたところに住む友人に協力してもらいました。100kmだと、H"でもそこそこの料金になってしまうので、インターネット電話が使えればかなりお得(というか電話代がタダ)になります。でわ、早速やってみましょう!

最初にpokephoneをインストールします。これは簡単。相手にもインストールしてもらいます。次に、AirH”でインターネットに接続。それから、pokephoneを同時に起動し、ウインドウ下部の部分をクリックして自分のIPアドレスを取得します。ついで、秘密の場所に設置した秘密のチャットルームで落ち合い、IPアドレスを交換します。pokephoneに相手のIPアドレスを入力して準備は完了。設定はこれだけです。なーんて簡単なんでしょ。


pokephoneには文字通信機能があるので、とりあえずはそれを使ってチャット的な使い方をしてみましょう。「おーい」・・・レスポンスなし。とりあえず相手のH"に電話。「・・・?まだ来ないけど」・・・むむ?といっていると、届いたようで、返事が来ます。一往復に1分くらいかかるようです。なんなんでしょう、この遅延は。しかも、安定していません。送った瞬間に届くこともあれば、30秒ほど遅延がある場合も。ネット上のルーティングの問題?いやいや、それだけでこんなに遅れたり、ばらついたりはしないはず。DDIポケットのパケット転送ネットワークの問題かなあ?・・・そんな気がする。どうも音声通話網とは別にパケット網を持っているくさいから、そこでいろいろと遅延があるのかも。そういえば、新幹線での実験時も変な遅延が目立った気がするなあ。音声網は即時性が重要だけどパケット網は送達確実性が重要、ってことで多分全然違う交換制御をしているのだと思います。


さて、気を取り直して、音声通話です(・・この遅延を見たあとでやるの?めくるめく笑いが待ち受けている気が・・・しーらないっと)。pokephoneではこれも簡単、「通話」ボタンを押すだけ。コーディングは16kbps、AirH”は上り17kbpsですから、この点はクリア(というよりコーディングレートを見てpokephoneに決めました)。さて、今回は実験と言うことで、相手のH"に電話をかけた状態で聞いてもらう(&電話越しに聞く)ことにしました。H"はこんな時強いですね。携帯だと周囲の音を雑音として消しちゃいますからね。H"は環境まで忠実に再現します。と、変な宣伝(?)はさておき、やってみると。

「もしもーし」「はいはーい」・・・って、電話の声に答えちゃだめだよ。あー、そうだね、なんて言っていると、電話の向こうで、PCのスピーカから「もしもーし」。がびーん。こ・・・この遅延では・・・電話にならん。月と話してもこんなには遅れないよ。ふはあ、実験失敗。ということで今回の結論。AirH”でインターネット電話は使い物になりませんでした・・・。

と、あっさり引き下がると思ったら大間違い(笑)。一度pokephoneを再起動して、もう一度やってみることにしました。すると・・・「もしもーし」・・・。・・・。・・・。「はいはーい」・・・。・・・。・・・。「元気?」・・・。・・・。・・・。「らしいよ」・・・。むむっ、遅延が3秒程度にっ!これなら何とかなりそう!しかし、これはいったいどゆこと?さっぱりわかりません。

どうも、ポイントは最初の1パケットのようです。これが素早く届けば、以降の会話も遅延が少なくなります。一方、最初の一パケが届くときに、他のことでちょうど回線が埋まっていると、Dポパケット網の送信キューの一番お尻に押し込まれるため、今やり取りしているデータが終わるまでの分の遅延が発生するようです。そして、それ+パケット網の謎の遅延。さらに、基地局での遅延(パケットが送信バッファ一杯になるのを待っている・・・?)。この三つが完璧にかみ合えば、どうやら実用になりそうな気がします。うまくつながらないときは、何度も接続し直してみるというのも手かもしれないです。今回、残念ながら相手がおねむ(爆)になったので追加実験はできませんでしたが、追ってレポートしたいですね。

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