つなぎ放題も2周年!~2周年記念テキスト


◇ということで、このサイトも無事二周年を迎えることとなりました。このコラムもこれで45号。前回(一周年)が30号だったので、単純に執筆速度が半分になってますね。よくありませんね。まぁ、「一言」に力を入れすぎだっていう説もありますけど。

◇さて、そうやって思い返してみますと、実は、当サイト「AirInternet-H”」が独立した頃ってのは、ちょうどAirH”のつなぎ放題が始まった直後だったりします。今更ながらタネ明かしをしますと、2001年8月頭の時点でつなぎ放題の報道発表があった後、8月半ばからつなぎ放題が始まる時期を挟む形で、アクセス数の調査でもしてみよう、とアクセスカウンターを設置した訳で、まぁ当初から、その時期のアクセス数が格段に伸びることは予想していた訳です。んで、結局とって付けたように「アクセス数増えたから独立ってことで一つヨロシク」とやった訳ですが、実は独立はかなり早い時機から検討していたんですね。読者層が全く違いますし。

◇と、このサイトのことばかり並べても仕方がない訳で、今回のお話は、「つなぎ放題も2周年ですよ~」って言う話。うん、広がりも何もなさそうですな。

◇そもそも、AirH”と言うものが始まったのが、2001年6月1日。去年はXデイプロジェクトなんてやってましたが、今年はすっかり忘れげふんごふんっ、今年は特に催しをやらなかった訳です。しかし、ほんとうの意味でAirH”がスタートしたのは、つなぎ放題の始まった2001年8月29日。と言うことで、本コラム執筆時点ではちょうど2周年を過ぎたところです。この二年間、何があったのかを振り返ってみますと。

◇と言うことで、冗長になりますが、簡単に振り返ってみましょう。まず、開始直後の大混雑と、新機種発売。年末の音声端末発売と、年明けの128k発表。128kのサービス開始と新端末の続々投入。USB、SDカードを経て、AirH”Phoneへと繋がってきました。

◇実に、2年のうちに非常に大きくサービスは進化しています。当初、たった10万程度の加入者で回線パンク寸前と言う状態だったものが、現在では約70万ものAirH”ユーザ、しかもその3割前後が128kユーザだと言うのに余裕のネットワークになっています。また、PCカード一枚だけだった当初から、CF型はもとより、公衆無線電話サービスとしては世界初のSDカード端末などまで発売されました。さらには、音声端末に機能として内蔵しただけだったHV200から、AirH”ネットワークのメールでの利用、コンテンツでの利用、と来て、最終的には、AirH”Phoneでの端末だけでのシームレスなインターネットアクセスまで実現しました。しかも、これらがすべて「つなぎ放題」と言う最低限の基本サービスを守った上で対応されてきたことなのです。

◇いきなり余談になりますが、「つなぎ放題」と一言に言っても、一体何が放題なのか、と疑問に考えてしまったりもします。ネットワークを利用する、と言ったとき、そのコストはおおざっぱに二つの種類が考えられます。一つは、時間。長時間使えば使うほどコストが発生すると言う訳で、電話網などで慣れている分、直感的に理解しやすいですね。もう一つが、データ量当たりに課金される、という方法。これは、ちょっと前まではよく分からん方法ではあったんですが、実際iモードを始めとする携帯電話のパケット課金ですっかりお馴染みになりました。ただ、このデータ量課金と言うのは、実際は、帯域x時間に相当するものに課金している訳で、大きな分類で行けば「帯域」に課金していることにほぼ等しいと言う訳です。

◇で、元々、このどちらかに対して使い放題を提供したサービスは多々ありました。たとえば電話なんてのは、データを流そうが流すまいが時間のみの課金、物理的な上限の許す限りであれば、データは流し放題だった訳です。一方、たとえばiモード、これは、パケットで課金されるだけで、データさえ流れなければ何時間繋ぎっぱなしでも課金はされません。で、AirH”のポイントは、というと、このどちらも使い放題になってしまった、と言うところが重要なところだったりします。

◇さて、このつなぎ放題、私は(当然?)開始したその日につなぎ放題に切り替え、それからこの二年間、ただの一度もつなぎ放題を途切れさせたことがありません。これ、考えるとすごいことなんです。潜在的には繋ぎっぱなし、データ送受信し放題の回線が、丸々二年間そこにある訳です。しかももっとすごいのが、それが家に固定された線なのではなく、常に身につけて持ち歩けるものである、と言うことなんです。この二年間、確かにAirH”を持たずに出かけたこともありますが、基本的に特に理由のない限りAirH”は身に付けていました。また、その出かけた先でAirH”(というかDポ)が圏外だったなぁ、という記憶をたどってみると、あそことあそこと、あぁ、あそこも圏外だったなぁ・・・という感じで、実に両手の指の数で大方足りてしまう程度の回数しか、圏外に当たっていなかったと記憶しています。つまり、大体どこに行ってもAirH”は側にあり、それはいつでもインサービスだった、という訳なんです。

◇つなぎ放題、使い放題ってことは、先ほども言いましたが、インターネットに潜在的に繋がりっぱなしと同義です。そして、それが、私の移動するほぼすべての場所についてきていたと言うことになります。どこに行っても、どんな時も、接続することにコスト的な制限が一切ない、つまり接続が「確定」している、インターネット回線があったと言うことです。うーん、このニュアンス、伝えるのがすごく難しいんですが・・・。

◇あえて一言で言ってみると、私は実に丸二年もの間、ずっとインターネットをポケットに入れたまま持ち歩いていた、と言うことです。

◇思えば、私はこの二年の間、ネットから切り離されることなく生活していたと言うことになります。考えてみれば、確かにそうです。意識の底には常にネットの存在がありました。いつどこにいても、「まぁネットで調べれば分かるから・・・」とか「緊急ってことになってもネットがあればなんとかなるし・・・」と言う意識が常にあったことは否めません。自然、Googleなどで調べれば分かることはそもそもメモさえしなくなりました。それは、「必要になればいつでも同じ情報が取り出せる」と言う安心感があったからです。ネット上に同じ情報が存在するのに、なぜわざわざ自分自身の資源(時間・場所・モノ)を使ってその情報を変換し手元に置いておく必要があるのか、という考え方が当たり前になっていました。しかも、どうしてもネットで調べものをしたいがために、知らない街で必死でネットカフェを探す、と言った無駄な努力をする必要がないわけです。たとえば、わざわざパケット代や電話代を払って地図を検索したり、本屋で市街地図を買ったりする必要がないんです。どこに行っても地図はすでにそこにあるんですから。

◇「モバイル」で「使い放題」であることは、このように、単なる「使い放題」や、単なる「モバイル」等とは非常に大きく異なっています。単なるモバイルは料金の壁が、単なるつなぎ放題は空間の壁があります。どちらも、何らかの理由でネットとの接続が途切れる、接続不可能となるシチュエーションが山ほどあります。

◇モバイルつなぎ放題の二周年とは、実はこういう意味だったんですね。二年間、わずかな時間(持ち歩かなかったときや圏外のとき)を除いて、ただの一度もネットとの接続が途切れなかった、と言うこと、常に繋がっていたと言うこと。余談ですが、このサイトの「管理人について(人事室)」では、「Always online with Air-H"」と表現していました。当時は何も考えずにこの文句を使っていたんですが、これ、実は文字どおりの意味だった訳です。二年もの間。今日の日にこんな文章を書くことなど知りもしなかった当時にも、すでに潜在意識下にこの「常にオンライン」と言う考え方というか、安心感があった訳です。

◇そして、前にも似たような議論をしたきがしますが、この、いつ、どこにいてもそのすぐ側に無限の可能性を持つネットワークがある、という事実は、まさに「ユビキタスコンピューティング」に最も近い考え方でもあります。モバイルであること、付加料金がかからないこと、このことが、そこにそれがあることを意識させずに、ネットワークへのアクセスを自由にします。「当たり前のように繋がっている」、これが、AirH”であり、「つなぎ放題」であった訳です。

◇現実世界とインターネット世界、この両世界のあらゆる場所と場所を限りなく自由に繋ぎあえる、まさに自由世界、フリーダム。インターネットフリーダムは、ここに、建国二周年を迎えたわけです。

◇と言う微妙に恥ずかしいオチを残して、私暇?人はこの記念コラムを後に残して逃げ去ることにします。



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