2001年総決算~あの日あの時を振り返る


◇さて、長いことDDIポケットと付き合ってきた私ですが、今年ほどビッグリリースの相次いだ年はなかったです。その勢いでこんなページを作ってみたらほんの3ヶ月で15000アクセスも達成。ということで、この一年を振り返って見よー。

◇さて、年明けはまだfeel発売の興奮も冷めやらぬままやってきました。SANYO、TOSHIBA、Panasonicはfeel発売を済ませ、残るは京セラのみ、という状況。世の京セラファンが今か今かと待ち望んでいたころです。その日は結局1月27日となるのですが、その直後、驚きの発表。ライトメールの値下げです。まず2月より1通6円(メール割り引きまたはLパック以上で3円)、さらに3月1日よりメール割引で「無料」となりました。ビッグインパクトです。いまだ(2001年末)に送受信とも無料のメールはDDIポケットのライトメールだけです。「タダ♪タダ♪」のTVCFを見たことのある人も結構いるんじゃないかな?

◇そうこうしているうちに、今度は音楽配信の新方式SDAIRがリリース。一つのコンテンツを競合する2方式で提供する、というのも前代未聞で話題となりました。ドコモPHSもM-stage-musicを開始しましたが、専用端末や店頭でのサービス申し込みが必要、と、とっつきにくいこともあってあまり普及していないようです。曲目数も11末現在でM-stage1400曲に対してSoundMarket2275、約1.6倍に差が開いています。SoundMarketは現在でも毎週50~100曲ぐらいずつ追加されています。市場そのものがやや閉塞気味で、いまいち元気がありませんが、「超流通」方式が始まれば一気に普及することも十分ありえます。

◇さて、このころ、私のこのページが開設されます。実は、最初は某サイトの一コンテンツとして1月に公開を開始したのですが、それが3月を持って1コーナーに昇格、9月には(ほぼ)独立となりました。とまあ、私事を書いても仕方がないのですが、何を隠そう、このコーナーは私のヨタ話を無理矢理読ませるコーナー。いやでも読ませます(笑)。

◇5月にはCFタイプのH”が登場。世界最小・最軽量は伊達ではありません。法人ユーザ、ドコモ携帯ユーザによる圧倒的な支持を持つp-inCompactを相手に大善戦、着々と普及していきました。

◇そして、あのXデーがやってきます。それまで、うわさや展望のレベルでの話は腐るほどありました。「DDIポケットがパケット導入」「AO/DIによるパケット・回線の最適制御」「パケット料金はドコモの20分の1程度」などなど・・・ところが、これだけいろいろな噂が流れていたにもかかわらず、「パケット通信は定額(つなぎ放題)になる」という話は非常に少数派、ほとんどなかったといっても過言ではありませんでした。そして、5月16日がやってきます。そう、AirH”の公式発表、さらに128k通信もリリース時期を示して発表されました。この日は、まさに日本のモバイル通信界に革命が起こった日とも言えます。6月には方式限定でAirH”がサービスインしました。

◇ところで、6月になぜ方式限定だったのか。今なら理由が分かります。DDIポケットのパケット交換網が不備だったので、ある程度以上のデータが流れると通常のPIAFS網に負荷をハンドオーバできるフレックスチェンジの方がパケット網にかかる負荷を少なくできるからです。正直なところ、今考えてみると、フレックスチェンジ方式は当初のパケット網への負荷軽減のために作られたのではないかとさえ思われます。とはいえ、このフレックスチェンジも多少通信のことをかじっていればすごい技術だとすぐにわかります。時間限定とはいえ、64kをこれだけのびのびと使えるというのはかなりお得ですごいことだと思うのですが、普及度もいまいち・・・私はお勧めなんですけどねえ。

◇さてさて、満を持してリリースされたAirH”も、つなぎ放題が8月に、128kが秋に、それぞれ始まるという情報付きでのリリースとあって、当時買い控えをする人が多かったようです。私の周囲だけでも二人が128k待ちで買い控えていました。買い控えた人は、ある面正解だったかもしれません。やっぱり当初は速度が出ませんでした。これは、やっぱり導入数や通信量がDDIポケットの予想を遙かに超えてしまったことが原因です。これは、8月末のつなぎ放題リリース後も深刻な問題として残ってきます。

◇ところで、ちょっと話を戻すと、そのつなぎ放題発表ですが、7月末に行われました。そのころ、またいくつかDDIポケットに関連した重大ニュースが続きます。一つ目は、もちろんつなぎ放題の開始と値下げ。つなぎ放題に変えたいが値段が・・・と思っていた既存ユーザは歓喜しました。さらに、PRINの年内無料。これから導入する人の敷居を低くする目的だったのですが、対応プロバイダの少なさに泣いていたユーザには朗報だったようです。

◇そして、仮想通信事業者(MVNO)へのパケット網の貸し出しについてのリリースもこの時期でした。日本初の試みで、DDIポケットは安定した収入を、MVNO業者は小さな投資でのバックボーンを、消費者は安価で高品質の通信回線を、それぞれ得ることが出来、まさにWin-Win(みんなが得をする)を地でいくような画期的なシステムです。つい先日、日本通信により実サービスが開始されましたが、その値段もかなり常識的(と言うよりはっきり言ってDポより安い)でインターネットが無制限に、しかも特殊アルゴリズムにより(Dポより)高速で利用できるシステムになっているようです。もっといろんな業者が参加するとサービスの質も向上するでしょう。今後が楽しみです。

◇9月にはいると、CFカード型AirH”の噂や、新音声端末の噂もちらほら。それに対して、気になる話も持ち上がりました。KDDIがDDIポケットを売却するというものです。これも今年のビッグニュースの一つ。売却先はアメリカの数社と交渉中、と、実名もあげて発表されました。ユーザは複雑な心境で、KDDIの束縛(とお馬鹿な経営戦略)の下から抜け出せて喜ばしいことだ、と言う意見と、一方で、資本的なバックボーンは、売れないとわかったら使い捨てされるのでは、なあなあでやっていける日本とは違いアメリカはシビアだから完全に音声サービスが停止されるのでは、等々と言った意見も数多く聞かれました。数ヶ月交渉が続いた後、12月になって結局売却は白紙になりました。AirH”で好調のDDIポケットをKDDI見直した、と言う見方もできますが、ちまたの噂では、売却額で折り合いがつかなかっただけだ、とも言われているようです。そうだとしても、ひょっとするとAirH”で単月黒字を達成したDDIポケットの実績を見て、KDDIが結構な値段をふっかけたのかも、と言う見方もあり、KDDIがDDIポケットを(多少は)見直したのではないかと思えます。

◇10月、11月は、相次いでAirH”の新機種発売。しかも、異例のカード型でのバッティングです。10月のTDK端末の発売直後に11月のNECインフロンティア端末発売のニュースが流れたこともあり、悔しい思いをしたものあり、DDIポケットへの不信感を持つものもありで、戦略的には多少失敗の感は否めません。とはいえ、このことがAirH”、ひいてはモバイル定額制サービスの市場の広さが伺えます。

◇モバイル定額制の市場と言えば、ドコモPHSも準定額(20時間5180円)を始めるという発表が11月末に行われました。しかし、64kでつなげばすぐ切れる、都内でさえ32kでしか繋がらないところが多すぎ、田舎ではそもそも可能性もない、しかも、割引サービスが効くのが、月額料金中データプランの1980円の部分のみ。ファミリー割引(15%)を使ってさえ、月額4880円で、明らかにAirH”(フレックスチェンジ:25時間4930円)より割高です。しかも、フレックスチェンジは全国どこにいても確実に64k回線交換が使えます。移動中も切れそうになればパケットモードに切り替えて接続を維持できますし・・・。しかし、それで客が取れちゃうのがドコモの恐ろしいところ。

◇そして今年最後の月、みんながあきらめていた待望の新音声端末が相次いで発売されました。まずは京セラ、先代の不満点を見事に解消しつつ、新サービスにも対応したTESORO DD。そして、12月21日は、今年を締めくくるにふさわしい最強端末がお目見えです。6万色TFTは最新の携帯にも劣らぬ美しさ、PanasonicPHS初のシェルタイプでスタイルも抜群、そして携帯・PHS初のワンタッチオープン機構。もちろん、SDカードによる各種機器との連携も忘れていません。そして、最大の目玉はAirH”内蔵と言うこと。高音質の通話も楽しめて、ネットつなぎ放題も、と、今あるあらゆるケータイサービスの中でまさしく最強の端末なのではないでしょうか。

◇ということで、ざっと振り返ってみた2001年。まさに21世紀の幕開けを飾るにふさわしい輝かしい1年でありました。私自身もHPの躍進(と言っても1万PVですが・・・;笑)もあり、つなぎ放題回線もゲットし、なかなかにすばらしいDポライフを送れた一年でした。ということで、来年は早くも128kサービスリリースがすでに決定していることもありなかなか待ち遠しいのですが、来年もよろしくと言うことで、このコラムこれにて終了とさせていただきとうございます。それでは!



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