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2009/05の過去ログ


夏モデル発表、の話題。

2009/05/28

3キャリアの新機種が出揃いました。

実は、ここしばらく、3キャリアの新機種には全く興味がわかない月日を重ねてきたのです。というのは、やはり、各社ともにどうしても「どっかで見たような機種」しか出さないから。特にソフトバンクなんて、ラインナップの半分以上が他社のパクリで、まぁお金がないという事情もわからんではないですが、ドコモが開発費拠出と引き換えに知財権を押さえた昨年中ごろに開発スタートした機種とかはもうパクれなくなるだろうにどうするんだろう、という、他人事ながらの心配もあったりするんですが、それを置いても、最近の機種は全く特徴がない、興味を惹かれないものが多いんです。ドコモのNシリーズなんて、何年同じ筐体使いまわしてんだよ、とか、思ったりするんですよね。

そんな中で、最近面白いかなぁ、と思ったのが、たとえばauのXminiとか、おおぅ、久々にこのサイズの端末がきましたねぇ、なんて思ってたんですが、これも後継はぷっつりと途絶え、使いにくいと評判のインターフェースはそのまま放置。最近、ちょっと心が動いた端末は実はこの1機種だけで、他は全く興味ナッシングだったりします。

なんていう話をなぜ今回いきなり始めたのかというと、いや、今手持ちのドコモ・au端末が、ね、そろそろ、サービス的に寿命なんですよ。買った当時から今日までの間にいろいろと増えてきたサービス、せっかくだから対応した端末に買い換えたいと思うんですが、じゃぁ真面目に選んでみるとすると、何があるかなぁ、ということで、真面目に最新機種を考えてみることにしたわけです。

で、もちろんサービス的に全く進化していないソフトバンクの端末は買うわけがないのですが、とりあえずは3キャリア横断で考えてみることにします。まず私が一番ポイントとしているのが、「サイズ」。最近の、やたらと薄いばかりで横幅の広いヒラメみたいなケータイばかりで辟易している中で、やはりそのサイズ感を破ってくれている端末がないかなぁ、と思うんです。具体的には、幅が50mm未満というのが、最低ラインですかね。

ということで、この要求を満たす機種を探してみると・・・え、マジっすか。ドコモのN-07Aとソフトバンクの831SHsしかないですよ。あとは、ほとんどが「コンパクト」とうたいながら50mm以上。N-07Aはちょっと持ってみたいデザインだけど、例によってGSM未対応のようで、お話になりません。なんだろうこれ。みんなで示し合わせて「ケータイは50mm以上にしようぜ」とかいう協定でもあるんでしょうか。

たとえば、ウィルコムだと、WX340Kが48.5mm、BAUMが45mmと、横幅がかなり抑えられているんです。それでも、私はWX340Kのモックを見て「ウィルコムもヒラメケータイになってきちゃったなぁ」と思ったくらい。ウィルコムで幅50mm超えと言ったら、もう、QWERTYキー付きのスマートフォンのレベルなんですよ。ところが、携帯各社の最新機種は、ほぼ全機種が余裕でそのラインを突破しているわけです。

はっきり言って横幅が50mmもあって、そのくせ厚みが15mm以下なんていう端末は、非常に使いづらいんですね。サイドにつかみシロがないし、そのくせボタンは端っこから遠い。指の短い私には、50mmx15mmなんていうサイズは、まともに使えるレベルじゃない。今使ってるN905iも親指の筋がつりそうになりながら使ってるんです。この「不便なサイズ感」を脱却できないなら、全く買い換える価値はないなぁ、という結論に行き着いてしまいました。

そんな中で、でも、1機種だけ、買い換えてもいいかも、と思ったのは、auのT002ですかね。もちろん50mmの壁は突破できていないんですが、ごちゃごちゃした端末が多い中で、めちゃくちゃシンプルなデザイン、表も裏も完全フラット、というのは、デザイン的には結構いけてます。それよりも何よりも、やっぱりGSM対応です。海外に行くときは、GSM非対応のau端末は当然「お留守番」で、せっかくの無料通話を海外での通話に充当する機会がなかったわけですが、この端末にすれば、手続き無しでそのまま海外で無料通話を使えます。ドコモの家族分け合いの余り分とauの5ヶ月繰越分を合わせれば、海外での通話はほぼ追加料金無しでいけちゃうくらいになります。

これに限らず、auはGSM対応機種を徐々に多メーカ展開にしていて、好感が持てますね。元々、CDMAとGSMがワンチップで提供されていないので、CDMAとGSMのデュアルは作るのが結構めんどくさいところはあるんですが、<!--ワンチップで対応してるみたいです。ご指摘ありがとうございます。言い訳すると、日本向けのチップはGSM無しのカスタマイズ品だと思い込んでいました(苦笑)-->各メーカにそれを作らせてノウハウを蓄積させているのではないかという気がします。本音は、さっさと全機種GSM対応にしてほしいところなんですけど(笑)。

ということで、夏の新端末についての一言でした(えぇ~!?)。


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auの指定通話定額

2009/05/27

さて、各社新機種・・・の話題の前に、久々に、auがちょっとやらかしてくれました。

指定通話定額です。まぁぶっちゃけau版LOVE定額、なんていい方も出来るかもしれませんが、こちらはそれよりも大幅にスペックアップ、なんと3箇所が定額対象になってしまう、ということ。

お値段が、オプション価格で390円、最低基本料980円とあわせると、合計1370円で、3箇所への通話が定額になることになります。3箇所とはいえ、24時間完全定額ですから、利用価値はソフトバンクのホワイトをはるかに超えますし、エリアの差を考えればイーモバイルの24時間定額よりも魅力的とさえいえます。

いや正直ねぇ、auがここまでやるとはおもわなんだ。auは割と旧態を守り続けていくんじゃないかと思ってたんですよ。それが、今回、こんなアグレッシブなプランを押し出してくるとは思いませんでした。

正直、「他人同士の24時間定額通話」というマーケットではウィルコムの独壇場とも言えたのに、そこをがっつりと食われることになります。少なくとも、2~3人の友達同士程度のために、auとウィルコムのダブルで持っていた人は、かなりの確率でウィルコムを解約することになります。指定先をどのくらい簡単に変更できるかによっては、それ以上の影響さえ考えられます。

ただ、auは、おそらくウィルコムを標的にはしていないでしょう。このオプションのターゲットは、間違いなくソフトバンク。ウィルコムをターゲットにしても、実はまだウィルコムの「限界」が見えていない以上、下手な攻撃は反撃を誘う可能性がありますが、ソフトバンクはすでに自ら「限界」を晒しています。LOVE定額で急増した夜間トラフィックをさばく能力がないことを、LOVE定額の廃止とホワイトプランでの夜間定額対象外という形で宣言してしまい、事実上、夜間トラフィックに関しては白旗を揚げたわけです。今すぐ追随しろ、と号令をかける孫先生と、本当に無理です勘弁してください、と諌める運用技術者との間のせめぎ合いが今も続いているでしょうが(笑)、現状でさえソフトバンクの夜間の接続率は下がり続けていますから、おいそれと対抗は出来ないでしょう。

実際、この施策でauがどれだけ得をするか、というと、ほとんどご利益はない気がするんです。音声定額が珍しくなくなった昨今では新規加入をガンガン取れるようなものとは見えないし、かといって、今まで特定相手にヘビーに使っていた人は、このオプションによって支払額が大きく減ってしまいます。となると、やっぱりターゲットは、auとソフトバンク、あるいはウィルコムを2台持っていた層に対して、2台目回線を解約させau側に390円を上乗せさせる、という施策なんですよね。しかし、今現在、安いソフトバンクではなくあえてウィルコムを持っていた人というのは、ソフトバンクの一括購入による擬似家族割引が使えるような少数回線ではなく、ある程度大きな数の回線との24時間相互通話定額が必要な、あるいは、その他のウィルコムに独自の何らかのサービスを必要としていたような人です。980円ではなくわざわざ2900円も払っていた「なんらかの価値」は、代替可能な「少数相手の24時間定額」ではないでしょう。逆に言えば、「少数相手の24時間定額」というのは、ほとんどがソフトバンク回線である、と言えそうです。となると、やはり、au-ソフトバンクのダブルホルダーに対して、980円を引っぺがすことが最大の目的のような気がします。その割には実入りはたったの390円。なんつーか、ある意味ソフトバンクに対する嫌がらせとしか思えない(笑)。

しかし、よくauにこれができたなぁ、という気もするんです。いや、auを時々使っている私の実感としては、auも結構トラフィックは大変そうだった、と思うからなんですよ。というのは、とにかく音質が非常に低かったこと。この一言でも書いたとおり、auはダントツでドベ音質でした。

しかし、それとは別に、最近auで特に変化したのが、こちらの記事でも紹介されている通り、基地局設置数が突然大きく増え始めたこと。従来は800MHzを中心に大雑把に設置していた基地局が、徐々に増え、都市部ではセル半径も小さくなっていっているようです。また、auの基地局はただでさえデラックス仕様で収容回線数は大きいため、現状でもおそらくキャパシティ的にはソフトバンクをはるかに(5倍とか10倍とかのレベルで)しのいでいるでしょう。

この、auの加速度的容量増強と、幸か不幸か最近の加入者の伸びの鈍化、この二つから導かれる結論が、au版LOVE定額、と言えそうです。ただし、旧ボーダフォンもLOVE定額の実現性を支えていたのはやはり「加入者数の低迷」。加入者が低迷することを期待した回線の安売りは、どこかでひずみが出てくる可能性もその分高いといわざるを得ません。その点で言えば、加入者がいくら増えようがぜんぜん平気、むしろもっと増えろコノヤロー、という立場のウィルコムは、auの加入者数がまた増え始め、そのネットワークが息切れするのをじっと耐えて待っていればいい、という考え方も出来るかもしれません。なんだかんだで、トラフィックの急増に一番強いのはPHSですから、その能力を信じて、待つ、というのも戦略です。

とはいえ、何らかの対応は必要ですよね。いくら、auがターゲットにしているのがソフトバンクとはいえ。やはりこれによる流出は大変な数になると思いますし、選択肢が増えたことにより、ウィルコムが今後選ばれる可能性は必然的に下がります。知名度の点から言えば、まさに致命的。同じケータイ売り場で「24時間通話定額」と叫ばれると、かなりのダメージです。

もうこの辺、実際に、値下げしかないと思うんですけど、どうでしょうかねぇ。ネットワークのキャパシティはいくらでもあります。むしろ、余ってます。もちろんトラフィックが増えてもすぐに対応できます。あちこちで語られていますが、「通話相手先限定コース」を定額対応しちゃう、というのは、ある意味筋のいい対応です。このコースで、3箇所への通話とメール全てが無料になります、となれば、「メール全て」の分の価値があります。通話+メール無料のために2900円を払っていた人は、通話は390円で無料に、メールは4410円のパケット定額の範疇に、という、auのみ合計4800円との間で天秤にかけるようになるかもしれません。持ち歩く電話機が1台で済む、エリアが広い、ついでにEzも使い放題になっちゃう、という利点を考えれば、2900円のウィルコム定額プランでは、4800円に負けてしまう可能性も十分にありえます。

しかし、ウィルコムが980円になったら。980円で3箇所への通話と全てのメールが無料。一方、390円で3箇所への通話だけが無料。この比較なら、まだ分があります。もちろん、au側でメールも無料にするためには合計4800円ですから、980円と4800円ではさすがに比較になりません。またついでに、通話相手先限定コースは、長期割引が効くので、1年以上使っている人の解約率は定額プランより低くなるはずです。

もちろんメインで売るのは、パケット定額もセットになった新定額プラン。だけど、解約予備軍の防衛のために、こういう防衛専用プランを作っても良いかも、なんて思ったりします。たとえばね、初年度は3箇所定額月額1500円くらいにして、だけど、累積利用期間が一定(1年か2年か)を超えると980円以下に下がるような防衛専用プラン。2年たって端末割賦が終わってさて解約しよう、という人を、このプランとそれに対応した端末に誘導する。どうせ解約されて売り上げゼロになるくらいなら、ARPUという指標の値は下がってしまうかもしれませんが、いくばくかでも売り上げを立て、また、長く使ってもらうことで愛着を持ってもらう、という戦略は、ジリ貧のウィルコムにはアリかと思います。

ということで、なんだか長くなってしまいましたが、auの指定通話定額のニュースと、それによる影響についての簡単な考察をしてみました。でわ~。

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人口カバー率と面積カバー率をちゃんと調べてみる

2009/05/25

さて、人口カバー率と実際のエリアの間の乖離についてはたびたび取り上げてきましたが、それが本当のところどうなのか、という点について、なかなか客観的な数字を出して議論が出来ませんでした。

そこで、一念発起。総務省国勢調査の市区町村人口一覧と、国土地理院面積調の結果をつき合わせて、人口カバー率と実際の面積カバー率の関係を求めてみることにしたわけです。

ただし、この関係を求めるにあたって、やはり人口カバー率と同じように非現実的な仮定を置いています。それは、市区町村の役所をカバーすれば、その市区町村の全面積をカバーしたこととみなす、というような仮定です。ですので、「本当の面積カバー率」はこの関係から求められる面積カバー率よりもかなり下になることになりますが、その点をお断りしておいてから、ご紹介します。


要望が多かったのでキャリア名の入っていない版を作成しました。

横軸が市区町村数。それに対して、青い線が人口カバー率、赤い線が面積カバー率です。

人口カバー率を上昇させるという前提のもと、人口の多い市区町村から順次カバーしていくものと考えると、最初の1000市区町村までは一気に90%以上まで伸びますが、それ以降は伸びが鈍化し、いくらカバーエリアを拡大しても人口カバー率の数字は上昇しない、という非効率ゾーンに突入します。

いや、このグラフかいてみて、こんなに見事な人口分布になっているとは、と改めてびっくり。本当に滑らかですよね、青い線。これ関数で書いたんじゃなくて、実は折れ線グラフなんですけど、本当にきれいです。

それに対して、赤い線は、それぞれの市区町村の面積を積み上げています。一応きちんと市区町村一つ一つについて人口と面積を積み上げていっていますが、面積については、人口の多少にかかわらずほとんど平均値周辺に集中していて、ほぼ1:1の傾きで上昇していきます。多少、人口の多い前半のほうが少しだけ面積が広い傾向があるようです。

この中に、最近イーモバイルがキャンペーンで盛んに宣伝している「90%」、それからウィルコムが少し前に宣言していた「99.4%」をあらわす線を入れてみます。

イーモバイルは人口カバー率90%と言っても、面積のカバー率はわずか49%、市区町村数で言うと全国の半分に全く及びません。また、99.4%のウィルコムでさえ、面積カバー率は88%、市区町村数でも全国完全カバーまでには300以上の市区町村を残しています。

これが、人口カバー率のマジックですね。つまり人口は多いところには極端に集まっていて、少ないところはとことん少ない、という特徴があるため、少ない市区町村をカバーすれば人口の大半を押さえたことになるわけです。イーモバイルの90%も、実は半分に満たないカバー率である、ということ。

また、ウィルコムが90%を超えたのは確か2000年かその辺だったのですが、そこから99.4%に達するまで8年以上かかっています。開業から90%までを5年足らずで達成していることを考えると、90%からの1%1%がいかに重く、大変な作業であるかが逆にわかるかと思います。とにかく、カバーする市区町村を増やしても増やしても人口カバー率が上がらないわけです。たとえば人口順位のトップ付近にいる川崎市は川崎市1つだけで1%人口カバー率が上昇しますが、ドベ近くにいる上九一色村などは0.001%しか上昇しません。「人口カバー率」という数字を前提にすると、ドベ付近の市町村を1000カバーするのと川崎市一つをカバーするのが、数字としては同じ結果しか生まない、ということです。

ということで、改めてちゃんと調べてみると、やっぱり人口カバー率はこれだけの誤解を生む数字なんですね。もちろん、面積カバー率も、全面積をカバーできているわけがない、という意味ではそれ自身もまた現実よりずいぶん良く見える数字であることは間違いなく、実際の面積カバー状況はさらに悪い、と言えそうです。ウィルコムのように実際の基地局のおおよその位置まで公開されているのは、この誤解を最小限にとどめるという意味では非常に意味あることだと思います。もちろん、各社誰一人追随してくれないので、公平な比較はどちらにしろ無理なんですけど。

ということで本日は人口カバー率の現実との乖離の実態について、きちんと統計数値から考えてみた一言でした。でわ~。

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WILLCOM NSは・・・やっぱり厳しいなぁ。

2009/05/22

さて一ヶ月以上もガン無視してました。WILLCOM NS。出た当初は、おぉ、こりゃきましたぞ、と思ったんですが、いろんなところのレビューを読んだりしているうちに、だんだん興味をなくしていったりしてきたこのマシン、今日はようやくこの話です。

いやね、これが発表された当初は、よし、手帳をシステム手帳に持ち替えよう、なんて思ったりしたんですけど、ちょっと、いろんな人のレビューの内容を見ていると、余り手を出すべきではない気がしてきてですね。ぶっちゃけ、すっごい失敗作っぽくて。

失敗作というか、なんか、ぜんぜん作りこんでないイメージ。アジアの怪しいメーカが、中国の繁華街の露天で売るのを目的としてやっつけで作ったデジタルガジェットと同レベル、といいますか。要するに、見た目とコンセプトだけは耳目を集めるけれども、結局見掛け倒しでコンセプトの実現にも程遠いものになっちゃってるというか、わざとそうしてるんじゃね?ってくらいのガラクタが出来上がっちゃってる感じ。

コンセプトとしては、なんかよくあるようでなかったコンセプト。手帳サイズで手帳との共用を特徴としている割には、手帳機能の本懐であるPIM機能は一切持たない、単なるブラウザ端末。さまざまなアプリを追加できるjiglet対応といいつつ、どう考えても、jigletよりもはるかに(はるかに!!!!!)裾野の広いWindowsCEネイティブアプリをインストール可にしたほうが筋が良いのに、という矛盾感。

あえてCEを採用した英断には拍手を送りたいとは思うんです。WMではなくて。WMって、結局、MSお仕着せの劇重アプリでしかないですから。WMは単なるMS謹製のランチャ+タスクマネージャ。WMマシンが遅い重いといわれる99%は、CEカーネルでなくWMの責任。だから、そういったところから逃れられ、かつ、組み込みOSとしては安定しているCEを採用したことは評価できる、と思ってたんです。

ところが、各地でのレビュー記事を見ていると、それでも辟易するほど、ネットフロントとjigブラウザが重いとの評判。しかも、全くインターフェースが統一されておらず、たまたま同じメモリ内に二つのブラウザがあるだけ、という状態。さらにさらに、ブラウザも含め全てのインターフェースがぜんぜんNSのタッチパネルオペレーションに特化されてなくて、たとえばタッチパネル機器でのスクロール操作ではもはや常識である「慣性スクロール」さえ採用していない。単に、出来合いの二つのブラウザを載せただけで全くカスタマイズしてない。

何のためにCEを採用したのかが全く分かってないですね。CEにする理由は、徹底的に機器に特化したアプリを載せ、それ以外の妙なアプリのインストールを禁止にすることで、とにかくお仕着せアプリの使い勝手とパフォーマンスを最高に持っていくことですよ。そうしようという意思が全く感じられないわけです、レビューから見えてくるブラウザたちの動作を見ていると。その辺に転がってるブラウザを買って来ただけ。

手抜きするんなら徹底すれば良いのに、つまり、他のCEネイティブアプリもインストール可にしておけば、ブラウザも利用者同士でどんどんカスタマイズが進むしもっといいブラウザや手帳という形状に特化した便利なアプリも勝手に出てくるはずなんですが、なぜかここだけはきちんとふたを閉じてる。しっかりとふたを閉じているくせに、自分は何も提供しない。全く空っぽの箱に立派な錠前(鍵なし)を付けて売っているだけです。

ただそれにしても、「オートパイロット」の性能如何では、購入検討対象に入れちゃおうかな、なんて思ってたんですけど、なぜか、オートパイロットの情報がまっっっっったく出てこない。なぜだか分からないけど、ぜんぜん出てこない。オートパイロットで重要なのは、やっぱり、何階層くらい追っかけて取得しておいてくれるのか、だと思うんですけど、この情報が、ネット上にゼロ。ひょっとして登録した「ページ1枚」しか取得してくれないんじゃないかという大きな疑惑が盛り上がっているんです。もしそうだとしたら、まさに実用性ゼロ。毎日チェックしたいページなんて、ニュースサイトくらいじゃないですか。ニュースサイトの個別のページは毎日アドレスが変わりますよ。ってことは、トップページを登録せざるを得ない。ところが、読めるのがトップページ1枚のみだとしたら、これはもう何の役にも立たない。トップページには「注目記事の見出し」くらいしか情報がないですから。せめて3階層、トップページ→カテゴリリストトップ→各記事、くらいは取得しておいてくれないと何の役にも立たない。私が必要なのは、接続しなくてもニュースを読めること。地下鉄通勤の私にとっては、通勤中にはW-SIMが刺さっている必要さえないんです。通勤中にはあらかじめ取得しておいたニュースをチェックするくらいしか使い道がないんですよ。そのためだけに購入の価値があるかも、と思っていたんですが、どうなんでしょう、階層追跡性能は。情報の出なさがものすごく怪しいんです。

とにかく、このWILLCOM NS、なぜこの状態で発売しちゃったんだろう、と思わざるを得ませんね。せめて、数年前の携帯電話と同じレベルにまでは仕上げてほしかった。完全にクローズなプラットフォームにしてしまうつもりなら、本当ならiPhoneレベルの完成度はほしいところです。ところが、NSはあらゆる点で未完成。ウィルコムの担当者は、このNSという端末を、何ヶ月間ロードテストしてみたのでしょうか。私の予想は「四捨五入で0ヶ月」。他社では、試作機段階から十数人規模で3ヶ月以上は実際に持ち歩いて使い倒し、問題の洗い出しを行うのが当たり前ですが、少なくともウィルコムのスマートフォン関連の製品は、こういうことを全くやっていないですね。03に対する不満のときにも似たようなことを書きましたが。

ウィルコムのスマートフォン関連の商品に関するこういう稚拙な体制、早く改めてほしいものです。というか、03やNSみたいな端末が通過する受け入れ試験って一体なんだよ、って感じ。ドコモに持ち込んだら初日の午前中に失格するレベルですよ。ウィルコムというブランドを背負っているっていう自覚がないんでしょうかね、担当者諸氏には。

まず、NSの担当者様には、Nintendo DSiを購入することをお勧めします。ソフトは何もいらないから。DSiメニューや無料でダウンロードできるブラウザを触ってみて、NSの何がいけないのかを見つめなおしてみてください。おもちゃであるDSiにさえ遠く及ばない機能・性能・操作性に、めまいを覚えると思います。採用OSがCEでハードの性能がNSくらいあるなら、同じレベルのインターフェースは余裕で作れるんです。ただ、「知らない」のか「サボっている」のかのどちらか。どっちにしろ、それは改めていただきたいと思うのです。

ウィルコムの最近の新機種は、「オープンをオーポンと誤植しているDVDデッキ」と同じレベルです。必然、ウィルコムのブランドイメージは「オーポン」です。「株式会社ウィルコム」は「オーポン」を量産するのか「DSi」を一つでも作るのか、これはもちろん経営判断ですけど、世の中がどちらを選んでいるかは一目瞭然ですよね。ということで、NSはハードはそのままで良いので(むしろハードとしての存在感はすばらしい)、とにかくインターフェースを徹底的に見直してください、とお願いしつつ、本日はこれにて。

※補足:コメント欄でお叱りを受けたので(笑)、一応補足。いや、Nintendo DSiをおもちゃと言って馬鹿にしているわけじゃないんです。私は、ウィルコムの担当者に、DSiにふれて、そのつくり込みに対する情熱を感じてほしいと思うんです。あの作りこみは、開発費さえぶち込めば出来るという類のものではありません。任天堂の社員が凄まじい情熱と手間を惜しみなくつぎ込んだからこそできるものだと思うんです。逆に言えば、「情熱と手間」さえ注ぎ込めば、ウィルコムの端末も開発費をかけずとも同じレベルまで持っていくことは原理的に可能なはずなんですね。そこを感じ取ってほしい、という意味での、DSiのくだりでした。言葉足らずで申し訳ないです。

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ソフトバンクが周波数変換型中継局をリリースした件

2009/05/20

ソフトバンクが新型の中継器をリリースしたことについて解説がほしいというリクエストをいただきました。いただきましたっていうか、問い合わせ殺到(笑)。アンチソフトバンク急先鋒の暇?人ですこんにちは。ということで、今日はその話。

まず最初に。えーと、なんでこんなもんを、こんなに仰々しくプレス発表するんでしょうね。全く謎。ぜんぜん新しい技術でもないし、違法な民生品でもこの程度のものは転がっています。確かドコモの中継局は全部この方式に対応してるんじゃなかったっけ、というくらい、全然たいしたことのない技術。というか、むしろ、今までソフトバンクってこの程度のことも出来てなかったの?という感想しか沸きません。

そもそも中継局とはなんぞや、ということなんですが、基地局が出す周波数というのは固定されていて、中継局ではそれを受信して増幅・再送信します。そのときも、一般的な中継局では単にアナログ的に波形を増幅しているだけなので、同じ周波数で送信されます。この方法の利点は、基地局に必要とされる非常に複雑な無線プロトコル処理機能が不要、同じくらい複雑なネットワーク処理機能が不要、ということで、コストがかかるのは法令順守のための高性能のフィルターくらい、あとはとにかく装置が安くなることがあげられます。

しかしこれには問題があって、というのは、そもそも同じ周波数なので、干渉しちゃう。特に問題なのが、増幅して再送信した信号が、基地局向けの受信アンテナに入力され、それがまた増幅され、また回り込み・・・という無限ループで発振してしまう、ということ。これを避けるための一つの方法として、再送信電力を一定以下に抑えるようにします。

これを別方面で回避できるのが、この周波数シフト式の中継器。再送信する周波数を別の周波数にシフトしてやることで、受信側に回り込んで発振してしまうことが防げます。このため、再送信電力をそこそこ大きく取ることが出来ます。実は利点はこのただ一点だけ。

しかもプレスリリースによると「2~8倍」とありますが、実際にそこまで利得差が出るかも微妙。というのも、そもそも、セルエリア拡大が必須な田舎の局は、単に幾何学的な設計だけで発振は十分防げるんです。エリア差が8倍(ということは電力比率で64倍!?)というような大きな電力抑制をしているのは、むしろ市街地の穴埋め用中継局でしょう。とにかく話を大きくしようと、こういった市街地向け中継局もひっくるめて記事を作っている感があります。当然ながら、この周波数シフトはこのような地域では全く無意味です。無意味というより実は極めて有害で、というのは、周波数シフトにより、別の周波数チャンネルにも全く同じトラフィックをばら撒くことになってしまうので、単に周波数利用効率を半分にするわけです。

そうそういい忘れました、周波数シフトをしても、乗っている信号は全てそのままです。たとえばある基地局がシフト前周波数で10台の端末と通信をしていたら、周波数シフト後の再送信信号にも10台分のチャンネルが乗ってしまいます。つまり、元の周波数上のチャンネル10本+シフト後の周波数上のチャンネル10本、合わせて20本分のチャンネル(に相当する電力マージン)を消費することに相当します。さらに、周波数シフト後(中継局エリア内)の端末が通信を開始すると、シフト後周波数で1本分の電力マージンを消費しつつ、中継局で元の周波数でさらに増幅再送信されてしまうので、やはり2本分の電力マージンを消費することになります。電力マージンは、CDMA方式の命。これを消費するということは、命を削っているようなもの。そういう意味では、周波数をシフトしようがしまいが、CDMAで中継局を多用するというのは、緩やかな自殺に他なりません。

ということで、この方式が有効なのは、そもそもトラフィックが非常に少ない田舎のみ。もともと周波数を1つか2つしか使っていなかったような地域です。しかしそのような地域では元々の電力抑制損失がそれほど大きくありませんから、この装置を使うことによるエリア拡大効果はよくて2倍というところでしょう。

当然ながら、エリアの広がりを大きく阻んでいるのは、電力の大小よりも、地形によるところが大きいのは周知の事実。電力を何倍にしたからと言ってエリアがそのまま広がるわけがありません。結局、地形により阻まれたエリアは、この装置を使ったってほとんどエリアが広がることはありません。平野で電力が足りなかったためにエリアが狭いような地域、たとえば北海道の原野などでは効果はあるでしょうが、複雑な地形のために電波が届かない、たとえば奥多摩の渓谷などではほとんど効果がないでしょうね。こういうところでは、ドコモもauも、非常に細かく基地局(not中継局)を設置しています。地形を乗り越えられるのはパワーではなく細やかさだということです。たとえばウィルコムも法令改正に合わせて2W局を作りましたが、実際国内ではほとんど使われていません。2W局が威力を発揮できるのは障害物のない平野に限られ、そういった平野はそもそも人口密集地であることが多いため、マイクロセル化が必要であり、むしろ従来の500mWよりもパワーを落として使っているくらい。また、山間ではいくら電力を上げても地形に阻まれて飛ばないためわざわざ2W局に入れ替えるメリットもなく、という感じで、高出力局はあまり活躍できていないのが実態です。

おそらく今回のこの謎の発表、ソフトバンクが持っている不動産インフラの少なさを嫌忌する向きの投資家向けに、「少ないロケーションでもぐんとエリアを広げられる技術を開発したよ」とアピールするのが目的でしょうが、まぁなんというか、技術者から見ればほとんど意味のない目的不明のプレスに見えちゃうんですよね。むしろ、周波数変換前後それぞれに高性能のフィルターがいるし、無線機のコスト削減のために多段変換をかけていればその数だけフィルターが必要で、どちらにしろむやみに中継局のコストを上げているだけのようにも見えたりします。まぁ品質度外視で法律すれすれでいいのならフィルターは一個だけで良いと言えば良いんですけど。

まぁ、昨年度中(今年3月末)までに導入すると当初言っていた緊急地震速報やフェムトセルなどを完全になかったことにしちゃってるソフトバンクですからねぇ・・・この装置も、とりあえず開発してはみたけど、普通の中継局よりお金がかかるからってことで使わずじまいになるんじゃないか、という気がします。上での議論のとおり、現実でのご利益はあまりありませんしね。

ということで、ソフトバンクの新型(?)中継局開発についての一言でした。でわ~。

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ウィルコムミーティングの施策、当てちゃった

2009/05/18

ちょっとまえにウィルコムミーティングをどうすべきかという一言を書いたのですが、それを書いた直後、中の人に知り合いがいるというくらいの方から、「提案されたことそのものが検討されているらしいですよ、あなた何者ですか」というタレコミ?がありまして、と思っていたら、早々にW+BLOGからウィルコムミーティング招致機能が追加だそうです。

いや、まぢびびった(笑)。まだアクセスはしていないんですけど、どうやら、友達登録した人をウィルコムミーティングに呼べるようですね。んー、まだちょっと仕組み的には甘い気がしますけど、とりあえず一歩前進、と言うところでしょうか。

まず、メールアドレスをさらさずに呼べる(らしい)のが、いいですね。これなら、出会い系サイト規制法をよほど拡大解釈しないとかかることはないでしょう。また、友達登録の付加機能、というような置きかたなので、従来のW+BLOGの仕組みに大きな影響を与えにくい、というのは、一つの利点であるとはいえます。

ただ、私が提案したのは、かつてのボイスミーティングのような、ある意味ランダムなチャットなんですね。特定のコミュニティに参加時間を登録しておくと、同じ時間帯に登録した人をランダムにくくってウィルコムミーティングが開催される、というような機能。毎回、初めての人とトークできる、というエキサイティングな仕組み。

もちろん、これを実現するための徹底した匿名性が、逆に、ネットでの掲示板のように、参加者同士の煽り・叩きと言ったいわゆる「炎上」を招いてしまう恐れもあります。完全匿名性ではこれは防ぐことは出来ません。これに対する適切な対処方法が見つからない限り、この「匿名ランダムミーティング」を実現するのは非常に難しいといえます。

たとえば、ミーティング終了後に、ミーティングのレーティングを出来るようにします。+1、0、-1というよういに。そして、そのレーティングはそのミーティング参加者全員の「持ち点」に加算されます。たとえばミーティングが荒れてマイナスにレーティングされたミーティングの参加者は全員連帯責任でマイナス。そして、マイナス得点をいくつか以上積んでしまった人は、ランダムミーティング参加不可になる、というしくみ。これなら相手が誰だか分からなくても「炎上」を招く人を間接的に、自律的に排除していけるようになります。

もちろん、悪い人同士が示し合わせて誰もいない時間に予約を入れてお互いのレーティングをプラスにするためのダミーミーティング繰り返すようなことも防げなければなりませんが、このような感じの「炎上」抑止策を講じた上で、ランダムミーティングが出来ると、中高生くらいには受けるかも、なんて思ったりします。

ということで、W+BLOGをウィルコムミーティングに連携させる、という話、なんか期せずして「ウィルコムの施策を当てちゃった」ことにびっくりしつつ、もう一つの、より重要な提案、ウィルコムミーティングの値下げ、という話は全く手がつかなかったことが非常に残念です。

いくら誘える手段が増えたからと言って、それが一発1050円です、じゃぁ、いくらなんでも誰も使いませんって。いや正確には月額上限1050円ですけど、2時間話したら余裕で上限です。実質、一発1050円ですよ。たとえば、仮に、ウィルコムミーティングが目的でウィルコム回線を持っているという人がいるとしましょう。すると、この人の月額料金は3950円ですよ。W+BLOG経由で誘うならさらにパケット代もいくらか乗ってきます。ウィルコムミーティングのためだけに毎月4千円以上を払いますか。普通の感覚なら、払いませんよね。

もちろんこれは極端な例ではありますけど、「ウィルコムミーティングを使う」というだけで月の支払額が千円アップする、というのは、ちょっと受け入れがたいですよ。だったらソフトバンクのスパボ一括でも買っときますわ、といわれても仕方がない。他にいくらでも選択肢がある中でのサービスひとつに1000円超というのは、まるで市場や競合の存在を無視している値付け。

マーケット全体から見れば、1000円なんて、ショボい金額なんですよ。きっとウィルコムの経営者も「この程度、オレ様のランチより安いんだから、必要なら払うだろ」というブルジョワ思考で決めたんでしょうけど、そんなショボい金額をせこせこと稼いでどうすんの、と。一方、加入者から見れば、1000円はでかい。携帯他社の月額基本料が980円と言っている隣で、サービス一個の月額料が1000円です、とやってるわけです。所詮サービスに絶対値はありえないんですから、全て相対比較にならざるを得ない。間違っても設備の維持費から月額料を逆算なんていう値付けは絶対にやっちゃいけないんです。それがサービス業なんです(※とはいえ、だからと言って他社を蹴落とすためだけに赤字で売るのはもっとたちが悪いですけど→他社が脱落すれば結局値上げコース)。まず、使ってもらいたい人数、その人数を達成するための価格、これを先に決めてから設備を選定し、あらゆる効果を加味した増収効果と設備コストを比べて、どうしてもコスト割れするなら最悪サービスをあきらめる、というのがサービスの作り方の基本だと思うんです。しかし、月額1000円のウィルコムミーティングは、まず最初の「使ってもらいたい人数」の前提が抜け落ちている、非現実的な数字だと思うんですね。

そんなわけで、ウィルコムミーティングは、もっと「使ってもらえる価格」を研究してほしいところです。はっきり言って、一番いいのは、無料。利用率が上がれば解約率は下がるし設備単価は下がるしで実質増収効果はかなりあります。基本料金2900円だけでも、解約率の低下分できちんと元が取れるモデルに出来るんじゃないかと思うんです。もちろん、まるっきりタダじゃぁさすがに・・・ってんなら、使っても使わなくても月額294円ぽっきり、というようなオプションにしちゃう。この価格の調整は難しいですが、適切な価格にすれば、使う人と使わない人の割合が収斂して「0~1050円コース」と同程度の回収率に自動的に落ち着いてくれます。完全無料が難しいというなら、このオプション制度でも考えてほしいところです。

ということで、ウィルコム定額プランの行く末を担う(と私が勝手に決め付けている)ウィルコムミーティング、どうにかして利用者を爆発的に増やさないと、ちょっと残念な未来がすでに見えている気がします。お願いしますよ、ウィルコムさん。と言ったところで本日はこれにて。

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XGP、中国で実験へ

2009/05/15

中国でXGP実験開始に政府合意というニュース。総務大臣が中韓をふらふらとしてきたときに、いろんな協定と一緒に、こんな協定も結んできました、というニュースです。

実験の内容は、ネットワークをウィルコムが、中国国内インフラを聯通(ユニコム)が、それぞれ提供し、無線双方向アプリケーションの実証試験を行う、ということなんですが、肝心要のお金がどこから出てくるのかが全く触れられていません。というより、おそらくお金に関する合意は何一つされていない、と見るのが自然。となると、不調にあえぎ国内XGP整備で手一杯のウィルコムや、WCDMA免許をもらったばかりで3G網整備に手一杯のユニコムに、そのお金を出す余裕があるとは思えないのが、私がいまいち手放しでこのニュースを喜べない理由。なんか形だけの合意で現実的には何も行われないなんていうがっかりなことになりかねない、ということ。

ユニコムはネットコム(網通)を吸収したPHSキャリア。なので、一応PHSのインフラを持っていることになりますが、そのインフラ規模は、PHS最大手のテレコムには全く及ばないのが現実。なので、たとえばどこかのタイミングでユニコムがテレコムからPHSインフラを譲り受ける、なんていうニュースが出たら、そのときは改めて喜びの声を上げさせていただくつもりではありますが、まだまだユニコムがどこまで本気なのかわからないので、単純に「中国でXGP採用かも」と喜べないのが現状です。

そもそも中国の本音がどこにあるのかわからん、ということもあります。XGP共同実験の合意もありますし、LTE共同開発の合意なんてのも一緒にしています。しかし、中国は元々国内技術TDSCDMAを一大産業にしようとあれこれと手を尽くしてきています。あっさり外国技術に市場を明け渡すとは思えないんですね。もちろんすみわけという理想論もありますけど、それならそれで、XGPではなくWiMAXでもいいはずなんですよ。XGPはLTEとWiMAXの間くらいの技術なので、採用するならXGP一本か、LTE+WiMAX、というのが、高速無線の選択肢としては筋がいいんではないかなぁ、という気がします。まぁ、これは私の勝手な感想なので、中国の担当の方々はまた違う狙いがあるのかも知れません。

とネガティブなことを一通り放出しておいて。改めて中国でのXGPの可能性を考えるわけです。まず、中国にはPHSインフラがありますから、それをXGP用に再利用できます。PHSは後3年ほどで停波を求められていますから、何もしなければ、せっかくの100万とも200万とも言われる基地局と用地がゴミです。だったらそこに何かたてちゃえ、となりますが、そうなると、エリア設計が必要なWiMAXやLTEはPHS向けロケーションにはいまいち不向き、もちろんWCDMAやWiFiでの再利用も難しいわけで、PHSの「エリア設計不要」の特徴を引き継いだXGPが第一候補となるのは、確かに自然かもしれません。

また、世界的な流れとして、実は、「何でもできる方式はいらない」という風潮が広まっています。特に、現在GSMを持っている通信事業者などは、「WCDMA?いらねーよ、GSMで通話もメールもできるじゃん。ブロードバンドは別の帯域ででもやるから。」という立場。となると、GSMキャリアであるユニコムも、GSMの拡張ではあるけれどもややこしいネットワーク保守が必要なWCDMAとその延長のLTEよりは、比較的シンプルで設置も容易なWiMAX、XGPなどに投資の軸足を移す可能性が十分にあります。

そのような思惑がもしユニコムにあったとするなら、そして、ユニコムが選択肢としてXGPを選んだ、ということなら、この合意は十分意味が出てくるかもしれません。確かに、ウィルコムは1局2局くらいの基地局をプレゼントするくらいじゃないとならないとは思いますが、もしそれで良好な結果が出たら、中国が国策としてインテル主導のWiMAXよりはXGPを選択する可能性は十分にあるといえます。

欲を言えば、中国での実験には、ぜひともPHSとのハイブリッドモードを入れ込んでほしいですね。PHSの帯域の召し上げがほぼ決定となり、このままでは中国のPHSは消えてしまう運命。しかし、PHS音声は、それはそれでなくしてしまうのは惜しい技術です(中国のGSM音声との音質差はまさに雲泥の差、PHSの音質を求める需要は必ずある)。なので、XGPと帯域を共有する形で動作するモードのPHS(バーチャルPHSとでもいいますか)を、考えてみてほしいところ。XGPのサブチャンネル間隔は900KHzと、300kHz幅のPHSの整数倍ですから、きれいに共存できると思うんですよ(まぁ元々そこまで考えてXGPの規格は作ってあるはずですけど)。なので、XGPの制御チャンネルを使ってPHSの制御プロトコルをトンネリングしちゃう技術、あるいは大胆に、従来のPHSの制御チャンネルを使ってXGPを制御しちゃう技術、とかをぜひ考えてみてほしいと思います。

ともかく、もしこれで中国で採用ということになれば、ウィルコム1社しか使わない超ローカル規格で終わるかも知れなかったXGPが、とたんにWiMAXと肩を並べるほどの技術として注目されることになるかもしれません。韓国でのWiBro(中身はWiMAX)の大失敗の話や、アメリカでのWiMAXサービスの不調などが伝えられる中で、XGPならその失敗を乗り越えられる可能性があるかもしれない、と注目を集めるかもしれません。今の状態はなにぶんにも採用企業がウィルコム1社で知名度が低すぎなので、中国での採用でまずは知名度を上げたいところですね。

と言ったところで本日は、中国でのXGP展開の期待の一言でした。でわ~。

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ここまでくるとさすがに異常

2009/05/13

ソフトバンクが障害多すぎと総務省に叱られたのが昨年の5月14日なんですが、なんとそこから1年を待たずして、再度ソフトバンク総務省から障害多すぎと叱られるということになっています。はっきり言って、異常。

通信の障害に関して、総務省が個別の事業者を名指しで指導するというのは極めて珍しいこと、というか、基本的にはあってはならないレベルの非常事態なんですが、ソフトバンクは、それをわずか1年の間に2回も達成してしまいました。もうなんつーか、狙って出来るレベルじゃないですよ、これ。

実は、この総務省による行政指導については面白い裏話があって、全ての事業者は、もちろん最近ソフトバンクが連発したような大規模・長時間障害は法令に基づき報告する義務があるんですが、それ以外の小さな障害も、基本的には報告することになっているんです。慣例的なものではあるんですけど、まぁ、電波を使わせていただいている相手を怒らすほど馬鹿なキャリアはいないので(ソフトバンクもそこまで馬鹿じゃない)、みんなきちんと報告しているんですよ。

で、大きな障害も小さな障害も、その程度に応じて、どうも、総務省の中では、ポイントを積み立てているんですね。どういう形式かなんてのは知りませんけど、とにかく、重要度と回数に応じて何らかのポイント的なものが積みあがっていって、一定値を超えると行政指導発動、という仕掛けになっているらしいんです。

しかし、皆さんご存知のとおり、たとえば長らくサービスをしてきたドコモが、行政指導を受けたという話をここ最近聞いたことがありませんよね。検索してみると、どうも2005年8月の個人情報紛失に関する行政指導が最後の情報です。しかもこれ、通信障害に関するものではなくて個人情報保護に関する指導。通信障害に関する指導は、どうも調べてみても記録が出てこないくらい行われていないようです。少なく見積もっても5年以上は、ドコモはこの「ポイント」の限度額をオーバーしていないということですね。ちなみにKDDIは昨年どうやらこの基準に達したらしく、障害で行政指導をもらっています。

ところがソフトバンクは、前回の指導でリセットされたポイントを1年をかけずに瞬く間に積み上げて、再度の指導発動を誘いました。まさに神業。ニュースにならないレベルの小さな障害も相当多数積み上げての達成ではないかと推測できます。

なんかもう、設備の老朽化とか陳腐化とかそういうレベルじゃないですよね、これ。確かにソフトバンクは設備の耐用年数を無理やり引き伸ばして設備の更改を先延ばしにし、設備投資額を圧縮することでキャッシュフローをたたき出して「キャッシュフロー経営だ」なんて非常識なことを言っていますが、とはいえ、設備が老朽化したくらいで、このレベルの障害連発は、さすがに難しいと思うんです。

もっと深刻なのは、おそらく、人的リソースの流出。特に、J-phone以前から真面目に設備維持と管理を行ってきた技術者から見れば、ボーダフォンとそれに続くソフトバンクの「インフラ軽視」の姿勢は面白いはずがなく、次々とドロップアウトしていると見るのが自然でしょう。私の会社にもソフトバンクからのドロップアウト技術者は何人もいますし、ソフトバンクの運用や建設担当者がしれっとドコモやKDDIに転職しているのを見ることもあります。

前回の大規模障害も、「設備障害ではなく人為ミスだ」と言い訳していましたが、これは、言い訳になっていないんですよ。お金をケチって設備が壊れちゃった、なら、要するにキャッシュと信頼性を天秤にかけているだけで、単純な経営判断の一つと言い張ることも出来ますし、お金に余裕が出来たら設備を買い換えれば全て解決です。しかし「人為ミス」となると、これはむしろより深刻な事態が起こっていることを示唆しています。つまり、お金では絶対に解決できない、「人材」的なところに問題がある、ということなのですから。

これは、「人為ミスを起こさないための仕組みづくり」の部分と「人為ミスを犯さない人の育成」という部分と「人為ミスを犯さないスキルを持った人材の確保」という部分、これら全てに同時に問題が起こっているということです。一度ならまだしも、連発しているということは、ソフトバンクの人的リソースに大きな問題が生じている可能性が高いと言えます。

結局、通信設備を運用するのは人間で、これは絶対に自動化は不可能ですから、そういった人間を大切にすることがキャリアのもっとも重要な使命の一つといえるわけですが、ソフトバンクはその部分でも、それをないがしろにしてきたのかもしれません。今回の連続障害の件も、その結果かもしれません。

ともかく、今後、ソフトバンクが障害垂れ流し体制を改めるのか、さらに設備投資(含人的投資)を絞ってキャッシュに固執し、通信事業者としての責務をないがしろにし続けるのか、総務省含め関係各位にはしっかりと監視の目を強めていただきたいと思うところです。と言ったところで本日はこれにて。

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最強のデータカード

2009/05/11

最強のデータカードを作る、ってのはどうでしょうか。もう、最強、これ以上ない、って言う、現状最強のデータカード。

いやカードとは言いますが、別にUSBでも良いんですよ。少し大きくなってもいい。ちょっとしたマウスくらいの大きさになっても良いし、何なら、ピーク的に消費される電力を補うために少しばかりのバッテリーを内蔵しても良いと思うんです。

それでも、PHS、WCDMA、XGP、WiMAX、WiFi、この5つの方式が全部入った端末を作れれば、これって、かなりすごいことだと思うんです。ぶっちゃけ、WiMAXはどうでもいいですし、XGPの本格化はまだ先なので、WCDMA、PHS、WiFi、この三つだけでも良いと思うんです。

この三つのサービスを全て提供しているのは、ウィルコムだけ。だから、この端末を作れるのはウィルコムだけです。なので、ウィルコムさんに作っていただきたいと思っているのです。

と言っても、過去にはこういう端末の例はいくらでもあるんですよね。当のウィルコムでさえ、PHSと無線LANのデュアル端末(?)を過去にリリースしたことがありますし、海外では、むしろデュアル、トリプル端末なんて当たり前のように存在します。いまさらウィルコムが作ることにどんな意味があるのか、という疑問も当然出てきます。

しかし、アクセスサービスプロバイダだからこそ出来る付加価値というものがやはりあるわけです。これは、私が以前日本の携帯電話業界をガラパゴス状態だといって揶揄する向きに異を唱えたときにも同じことを書きましたが、サービスプロバイダがあえて技術開発をリードすることは、異なる技術を組み合わせて新しいものを生み出すという方向で大きな進化を促す可能性があると思うわけです。

ウィルコムがここで発揮するべきは、異なる無線アクセスサービスを一つに融合する新しい技術です。これは、すでにずいぶん昔に日本通信がトライして、あまり芳しくない結果を残しています。そのときの試みは、OS上で動くアプリケーションでPHSと無線LANをシームレスに切り替えよう、というものでしたが、これはOSの上で動いていた時点ですでに負け。切り替えと言っても結局は単にダイヤルアップや無線LAN接続を自動化していただけで、OSやその上で動いているアプリケーションから見れば、通信は完全に途絶しています。OSさえをもだますような技術が必要だと私は考えています。

これ、実は、非常に簡単なんです。誰もやろうとしないのが不思議なくらい。むしろ、あまりに簡単すぎて逆に思いつかないだけなのかも知れませんけど。先日の無線LAN併設サービスのときにもちらりと書きましたけど、簡単に言うと、データ端末の中でPPPを終端しちゃって、OSに対してはプライベートアドレスを払い出し、端末内でIPアドレスだけ変換をかけてインターネットにつながる仕組みにしちゃえば良いんです。

端末内でPPPを終端する、というのは、すでにどの3G事業者もやっている仕組み。3Gでは、パケット無線アクセスは基本的に「IP接続」なので、OSから一般のPPPアクセスポイント(ダイヤルアップ接続)に見えるようにあえて端末内にPPPサーバをエミュレートする機能を組み込んであります。ノウハウがどうとか言う大げさな話にもならない程度の簡単な仕組み。私でさえ、趣味でPPPサーバエミュレータをVC++でさくっと作れるくらいです。「技術がない」なんてことは絶対にありえません。

それよりも、IPアドレスの変換をかける、というほうが、技術的には難しいかもしれません。IPパケットを完璧に解釈できるだけのIPプロトコルスタックが必要だからです。もちろん難易度で言えばこんなものフリーのソースまで配られているくらいたやすい技術で、これまた出来ない理由とは思えません。問題があるとすれば、パワーに制限のある小さな端末内で、全てのパケットをこのプロトコルスタックで処理しなければならないわけで、処理能力的な問題が出てくることくらいです。これについても、冒頭で述べた「ピークパワーを補填するためだけの補助バッテリー」で解決できるはずです。現に、一般のブラウザ搭載音声端末はこの程度のことは軽くこなしています。

一般的なインターネット利用の観点からは、これで十分です。アクセス網が切り替わっても端末からはIPアドレスもデフォルトゲートウェイも変わってないように見えますから、シームレスに通信を続けることが出来ます(TCPやSIPなどのセッションは一旦切れちゃいますが)。

もちろん、特殊な使い方に向けて設定によってこのアドレス変換機能をOFFに出来ることは重要です。なんなら、ダイヤルアップ先番号によってこの機能のON/OFFを選択できるようにしておけば、OSからのダイヤルアップの選択だけで切り替え可能になります。

この程度のアイデアはずいぶん昔からあるような気がするのに、なぜ誰もやってみようと思わないのかが、不思議でならないんですよね。ただ、結局は、「複数のアクセス網を一つに見せかける」ということに対するモチベーションを持っているのは、複数のアクセス網を自身で持つキャリアだけ。ドコモがやらないのは本当に不思議なんですが(ひょっとするとドミナントキャリアであることが何か関係あるのかな?)、だったらその隙にウィルコムがやっちゃえばいいのに、と思うんですけど。

PPPって、OSをだますのに本当に便利でシンプルな仕組みなんですけど、なんか、「時代遅れっぽい」みたいな偏見があるのかもしれませんね。時代はフルIPのEAPのDHCPのなんちゃらかんちゃらの~、みたいな感じで、単に流行だというだけで全く必要のないところにまでわざわざ複雑で実装依存でOS依存でパワー食いでリソース食いの方式を使っちゃう技術ミーハーが大多数を占めていて、そういう人たちには、古臭いPPPを使うなんて発想できないのかも知れません。

ということで、PPPを使ってOSを騙し、アクセス網を意識しないですむ非常に便利なデータ端末を作ってほしいと思う今日この頃です。おもにウィルコムさんに(笑)。でわ~。

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ドコモの各種値下げのニュース

2009/05/08

ドコモがいろんな値下げを実施しましたね。ちょっと気になったので、一言。

まず一番の目玉は、パケット定額のスタート料金を490円にしたことですね。これは非常に大きい。980円スタートだと、「もし使わなかったらもったいない」と思ってしまうところ、これが490円、つまりワンコインとなれば、別に使わなくてもそれほど惜しくないか、という価格になっているんですね。

で、これでつける人が増えるとすると、今度は、「定額がついているからいくら使っても安心」という心理が働き、かえって上限の4410円まで使う人が増える、という寸法です。実にうまい。まぁ、これをさらに進めた「スタート0円」をウィルコムがやっちゃってますから、それほど新しいというわけでもないですが、ドコモほどの規模でやると、さすがに効果は大きいと思われます。

また、今回特筆すべきは、スタート価格を値下げしても、それ以外の料金には一切手が入っていない、ということ。普通こういうことをするときって、スタート価格を下げる変わりに単価を上げたり、という姑息なことをするものです。スタート価格を下げて使いやすくしておいて、一方単価を上げることでわずかでも使えば上限にまっしぐら、みたいなことをやるものなんですが、ドコモはそれをやらなかった。これは非常に良心的です。24時間以内に追従とか言っておきながらその新しいパケット定額を契約すると無料だったはずのメールが全て有料になってパケット定額の上限に達しやすくするような実質値上げをこっそり仕込むどこかのインチキ会社とは大違いです。

とまぁ、経営的にうまいところを見せつつ、私がすごく興味を惹かれちゃったのが、定額データプランの大幅値下げ。

いや、上限価格は変わらないんですけど、スタート価格が大きく下がりました。定額データプランHIGH SPEEDから定額データプランスタンダードに向けて、スタート価格が約1500円ほど値下げになって、契約しやすくなったのは確かです。

今までは最低3465円からだったわけで、これは、ウィルコムの新つなぎ放題に匹敵する金額。定額データプランの回線を維持するのと、ウィルコム新つなぎ放題でデータを使い放題しちゃうのとが、ほとんど変わらない値段ですから、「なんとなく持っていると便利かも」という理由で契約する人はほとんどいなくて、ウィルコムやイーモバイルが圏外の場所で結構使いまくることが確実、という割とレアケースに当たる人が主な対象とならざるを得なかったわけです。

それが、維持費が2000円に下がった、ということは、単に維持するだけとしても、十分競争圏内に入ったといえます。

さらに、2年契約については、従来は上限額が下がるだけでしたが、新しいプランでは、スタート価格も下がります。何とその価格、1000円ぽっきり。1000円スタートの5985円上限、となると、これは完全にイーモバイルの競合圏内。実際のパフォーマンスやエリアの圧倒的な差を考えると、ドコモのほうがはるかに魅力的と言えます。

いやぶっちゃけ、私も今、とりあえず月額1000円のイーモバイルをまだ維持しています。まぁ、例の新にねん解約違約金と月額1000円というのが全く同じ額なので、どうせ同じ額を払うなら、とまだ維持しているんですが、それとは別に、やっぱりPHSの速度では不満の出てくるような状況もあるかも知れないので、という理由での保有でもあります。

しかし、これはもう完全に置き換えですね。ドコモのほうが速度も速いしエリアも広いしサポートも良いし、で、ドコモを選ばない理由が思いつかない。いざというときのための通信手段なら、わざわざエリアの狭いイーモバイルを選ぶ理由が思いつかない。ドコモにすることで「PHSの速度では足りない」という状況と「PHSのエリア外でも使いたい」という状況、両方をカバーできちゃう。私の実家のほうの知人でずっとAIR-EDGEを使っていた人がイーモバイルでなくドコモに鞍替えしたのも、やっぱりエリア。その当時からイーモバイルのエリアは全く広がっていませんし、むしろ利用者増によるセル収縮でエリアが狭くなっているようです。そして今となっては都心でも速度はドコモのほうが上。さらにイーモバイルは速度規制を始めると宣言していますから、ますます利便性の差は広がります。

ついでに、私のメインプロバイダであるところのOCN(いつの間に?)は申し込み不要追加料金無料で定額データプランに対応してくれるので、まさに至れり尽くせり(使った月だけはワンコイン程度かかりますけど)。イーモバイルの新にねん期限切れで乗り換え決定です(笑)。

やっべ、アンチNTTを自認していたのに、最近、むしろNTTシンパになってきちゃったぞ。ドコモもOCN(NTTコム)も本当に良心的なサービスを提供してくれちゃうし、電話の信頼性はNTT東西のレガシー網の優秀さを再確認させられちゃうし、付き合いのあるNTTグループの社員の方々も本当に紳士的で気持ちのいい人たちばかりだし。まぁ、某インチキ会社がダメ過ぎるので「フツーの会社のフツーのサービスやフツーの社員」がすごく良いように見え始めただけなんでしょうけど(苦笑)。

ということで、ドコモがいろいろ値下げしたニュースについての一言でした。

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