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2009/02の過去ログ


どこでもWiFiのインチキ考えた

2009/02/25

しょーもない裏技というかコネタなんですけど。

どこでもWi-Fiが、月額1980円という内訳、おそらく、nico特別プラン(端末980円+WVS割引2900円)とか310K特別プラン(端末0円+WVS割引2900円)とかと同じように、端末代1980円+WVS割引3880円、という構成になると思われます。新つなぎ放題の料金を、完全に相殺してしまうわけですね。
※WVS割引は2900円で端末代が1000円になったみたいです。ということで、以下の議論は全部980円割り引いて読んでください。っていうか、ぜんぜん意味なくなっちゃいますね、これ(笑)。

ここで、新ウィルコム定額プランに変えちゃう。契約した後のプラン変更を制限することは出来ないはずなので、とにかく変えちゃう。すると、2900円。同じく全額WVSで相殺できます。プラス、約1000円のマージンが生まれる。正確には980円ですね。

ここで、1050円の新通話パックをつける。すると、結果としては、「月々2050円の支払いに対して、2100円分の無料通話分がついてて070通話もメールも無料」という回線が出来上がります。これを、お手持ちのSIM端末に差し込めばOK。

うん、本当にしょーもないですね。肝心のパケット利用分、2800円が、完全に浮いちゃって、パケットも使い放題だと総計4850円になっちゃいます。でも、パケットを全く使わない(例えばnicoとかに入れて使う)のであれば、2100円分の無料通話は、結構あると便利なんじゃないかなぁ、なんて思ったりします。

ちなみに、他に定額プラン回線を持っているなら、新定額プラン基本料が2200円になるので、全額相殺しても1680円のマージンがあり、新パックをつけても630円あまります。この分がパケットと相殺できて、パケット上限額込みで4220円まで下がります。パケットを使わなければ1980円ポッキリで070通話無料、メール無料、070以外の通話料2100円込み、パケットを使っても総計4220円、という、ちょっとお得な回線が誕生です。

なんなら、旧定額プラン+旧通話パックにして、繰越可能な通話分1200円分付きで1980円ポッキリ、という回線を作っても面白いかも知れません。旧定額プランならパケット料も安いので、そこそこにしかパケットを使わないのであれば、パケット料も通話パック分とマージン分で吸収できちゃう可能性もあります。

いや、どこでもWi-FiがW-SIMだからということで、ちょっとインチキを考えてみただけの一言。それでわ~。


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PHSが移動中に使いにくい話 – 呼出し中のハンドオーバ

2009/02/18

PHSが移動に弱い、という弱点は、ウィルコムの様々な技術によって最近ではかなり解消されています。

たとえば、最も大きな最初の一歩は、ツインウェーブハンドオーバ。これは、通話中に移動して基地局を切り替えるときに、通話中の基地局とのリンクを維持したまま新しい基地局をサーチ、通話チャンネル割り当てまで済ませてしまってから、ハンドオーバを行う、という方式。

もともと、PHSは「自律分散システム」の代償として、通話チャネル割り当て時に必ず「キャリアセンス」という作業を行わなければなりませんでした。通話用にキャリア(周波数)を使用するときに、そのキャリアをほかの人が使っていないかをチェックする作業で、規定上、ある一定以上の時間、キャリアの利用チェックをしなければなりません。このため、移動時のハンドオーバに時間がかかってしまい、移動中は大きな途切れが生じてしまうといわれていました。そこで、ツインウェーブでは、そのキャリアセンスまでをあらかじめ終わらせてしまうという方法をとりました。キャリアセンスは基地局の仕事です。そのため、それを待っている間、端末と切り替え前基地局は当然ヒマなので、どうせ暇なら旧チャンネルで通話を続けてしまえ、というのがツインウェーブの基本思想。また、これを活かすために、おそらく、ハンドオーバ起動の基準となる電波強度の下限値についても多少引き上げるなどのチューニングを行ったものと思われます(そのため、早め早めのハンドオーバ起動が行われる)。

これで、移動中の通話途切れに関する問題は大きく改善され、基地局密度の向上も相まって、移動時に通話が切れてしまうということはほとんど起こらなくなりました。また、最近では、音声W-OAMとスロットダイバシティの導入で通話チャンネルの強度自体を大きく改善し、ハンドオーバができないような基地局の薄い場所でも通話が維持できるようになりました(とはいえ、田舎ではW-OAM、スロットダイバシティに対応していない基地局が主力なのですが)。

と、ここまでが前置き。こんな感じで、ウィルコム、PHSの移動性は大きく改善したといえるのですが、それでもなお、やはり、移動中に利用をためらってしまうことがよくあるんですね。もちろん、一般電車とかバスとかのマナー的に許されない場所では使えない、とういのは当然の話として、たとえば、特急のデッキとか自家用車に同乗中とか、そういうルール的にもマナー的にも許された状況でもなお、ためらうことが多いのです。

あっさり答えを書いてしまうと、PHSは、呼出し中にハンドオーバできないんです。相手に電話をかけて、相手が電話に応答するまでは必ず結構な時間ができてしまいます。つまり、呼び出し音がなっている時間ですね。しかし、高速道路や特急電車などくらいの速度になると、この呼出し中の時間でさえ、致命的です。

PHSの基地局の電波が届く範囲は、せいぜい500m。田舎では2kmくらい平気で届いたりしますが、ある程度人口が密集しているような場所では、500mをこえるとまず届かなくなります。たとえば時速100kmで走行していると、500mの通過にかかる時間は、わずか18秒。わずか6コールの時間です。6コール以内に電話に出てもらえないと、発信した基地局のエリアから出てしまいます。もちろんこれも、基地局至近で呼び出しを開始した、という最良の条件のとき。実際は、基地局の電波の届く「円」の端っこをかすめていくこともありますし、たいていはこれより条件が悪いわけです。

そして、PHSは、この呼出しを行っている時間内に基地局の電波が届かなくなると、切れてしまいます。ハンドオーバができません。

これができない理由について、実はしばらく前からいろいろ調べていたんですが、やっぱりというか、例によってPHSの最大の弱点に突き当りました。つまり、NTT依存、ってところです。

NTT依存タイプのPHSは、ハンドオーバもNTTの交換局に依存しています。ある交換機にぶら下がった基地局Aと基地局Bがあり、Aと通話チャンネルが開いている状態でBから「Aと通話しているチャンネルはこちらで引き受けることにしますよ」という信号を受け取ると、通話パスをさっとBに切り替えます。ツインウェーブはこのスキをついたやり方で、基地局Bが「引き受けますよ」信号を出す前にキャリアセンスと通話チャネル割り当てを済ませてしまうという技術。

しかし、呼出し中は、NTTの交換機は「通話している」と認識していないんですね(正しい用語でいえば、通話先から「CONNECT」メッセージが来るまでNTT交換機は通話中状態に遷移しない=アクセスチャージも発生しない)。なので、そこで勝手にBから引き受けます信号を送りつけても「そんな通話は存在しませんよ」と無視されます。

このため、呼出し中に移動して電波が弱くなっても、新しい基地局につなげなおすことができないわけです。

そんなわけで、この呼出し中のハンドオーバができないために、高速道路上などで電話をしようと思っても、「あ、呼出し中に切れちゃったらやだな」と思って、ためらってしまうわけです。PHSの移動性に関する事実としての弱点でもありますし、心理的にはさらに大きく効く弱点でもあります。

さてこれが改善できないか、ということを考えてみるわけですが、手はいくつかあります。たとえば、呼出し開始時点でさっさと「通話中」に移行してしまう。つまり、相手先からCONNECTメッセージを返してもらう。電話の表示は通話中になり、実際の通話時間との差が出てしまったりという弊害はありますが、NTTの交換機をだますことはできます。また、アクセスチャージも発生してしまいますが、ITX化しているなら、それも削減できます。

この方法、ウィルコム同士の通話はもちろんウィルコムの関門交換器を通る通話なら、関門交換器で細工すればいいのですが、問題は直接NTT網に抜ける通話には適用できない、ということ。NTT網から直接相手先電話につながってしまえば、CONNECTメッセージをいつくれるかは、相手側ネットワークに依存してしまうため、このズルはできません。

最後の手段は、例によってITX。ITXを通る通話ならどんな細工も可能ですから、要するに、全エリアをITX化してしまえばいいわけです。そもそも、ITXにしてしまえば、ハンドオーバ処理もITXの管轄になってしまうので、好き放題にできます。なおかつ、あらかじめCONNECTを返してしまうという細工をすることで、古い端末にも対応可能です。

ということで、PHSの移動性の最後の難点、呼出し中のハンドオーバについて、何か手を打っていただきたいなぁ、という一言でした。でわ~。

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ウィルコム増資断念のニュースについて

2009/02/16

さて、先日ロイターで報じられた一件について、コメントがほしいという要望を何件かいただきましたので、今日は簡単に。

内容は、カーライルがウィルコムの増資計画を撤回、という話。

正直な感想。なんで今更こんな話題がニュースになってんの?

カーライルがウィルコムの増資の話を持ち出したのは、確か昨年の夏ごろ。目的は、次世代サービスの大幅前倒しのため。要するに、どこかがお金を出してくれれば、次世代サービスのエリア展開とかが大幅に前倒しできて早い時期からキャッシュを稼ぎ出せるようになりますよ、誰か一口乗りませんか、という趣旨で増資を募った、という経緯がありました。

ところが、その直後、皆さんご存じのとおり、アメリカで金融市場が崩壊、最有力投資候補ともいえた米国に本拠を置く投資銀行各社は軒並み資金繰りが破滅的に悪化し、新たな投資どころではなくなってしまいました。

実はその時点で、ウィルコムの増資の話はとっくに終わったものと私は思っていましたし、業界でも似たような共通認識だったと個人的には思っています。投資銀行がだめなら、ウィルコム向け機器を製造するメーカがある意味ステークスホルダーとも言えますが、それらメーカーも円高と米国不況で業績は悪化。となると、あとはウィルコムの事業そのものに興味を持つ会社、つまり、同業者、ということになってしまいますが、それもNTTに断られたことは報じられたとおりですし、他にもずいぶんあたってはみたもののだめだった、ということでしょう。

逆に、つい最近までカーライルがあきらめずに増資引受先を探していたことのほうが意外と言えば意外かもしれません。もちろん、目論見が外れて借金だけが残ってしまったカーライルも相当焦っているのでしょうけど、今は無理に身の丈に合わない増資を進めるより、当初の投資計画通りに地道に手持ちの現金を投入していく時期じゃないかなぁ、なんて思います。いや、この超大型案件を3年ほどでエグジットすると投資家に説明していたカーライルにとっては、トップの進退問題にまでなるのかもしれませんけど。

ということでこのニュースは、ウィルコムやばい、というより、カーライルやばい、というニュースだと私は思っています。幸か不幸かウィルコムは株式公開していないので、仮にカーライルに何かが起こってウィルコム株大放出ということになっても、経営への影響はほとんどないでしょう。トップの首くらいは変わるかも知れませんが。

ただ、どこかで社長がプレゼンしていた、開設計画よりも大きく前倒ししたプラン、というのは、おそらく実現できなくなるでしょうね。当初の開設計画は、ウィルコムの年度投資水準(約300億円)が今後も継続するという前提での展開計画。増資がなくなれば当然投資水準は現在と同レベルにとどまりますから、開設計画通りにしか展開できない、というのは事実だと思います。

ということで、このニュースはウィルコムの存続には全く影響なし、というのが私の感覚。ただ、例のドコモ網借りちゃうぜ、という計画、あの計画を外部に説明しやすくするためにわざと今の時期になって「投資厳しいっす」とか言い出しただけかなぁ、と。ということは、近々、ドコモ借りサービスの正式リリースがあるのかもしれません。要するに、単にその程度のニュースだと私は思っています。といったところで本日はこれにて。

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イリジウム衛星一個壊れる

2009/02/13

イリジウム衛星がロシア衛星と衝突、喪失というニュースをみて、真っ先に「もったいない」と思ってしまった今日この頃。

イリジウムって、一度経営破たんしているんですよね。そもそも、コスト構造が根本的におかしくて、数万円の料金を払う加入者が数百万人必要なコスト構造になっていたそうで。もちろん、あまりに高価なため加入者は伸びず、資金が底をついた、と。

ただその後、再生企業としてコストを見直し、まず衛星の超寿命化と低コスト化を開始。超豪華仕様だった衛星を安いものに変え、すでに飛んでいる衛星の耐用年数を徹底的に見直しギリギリまで運用する体制に変更。打ち上げにも安いキャリアを利用するなど、徹底してコストを削減しました。

また、需要にも大きくメスをいれ、企業・個人への販売をほとんどあきらめ、代わりに、軍事、行政需要に大きくシフト。米国の軍事関係者に安定的な加入者になってもらうことで、一応は収支が安定したようです。最近では、新型衛星を開発し、次の投資に向けて動き始めていた模様。

というところで、全部で66基しかない衛星(実際はもうちょっと予備的に打ち上げているって聞いたんですけど、どうなんでしょ)のうち1基が、こともあろうか同軌道高度の他の衛星とぶつかってなくなっちゃった。歴史的にも珍しい衛星同士の衝突が、よりによって経営の厳しいイリジウム社の商業衛星で起こっちゃった、と。

ここで、衛星同士の衝突がどのくらい珍しいかを考えて見ます。高度800kmの人工衛星の速度は、約毎秒7.5km。衛星の大きさは、そんなに大きく無いと思いますが、一応、幅3m程度としておきます。このとき、衛星が1秒間に走査する面積は15,000m^2。一方、高度800kmの球の表面積は644,221,985,216,000m^2。42,948,132,348秒で全面積を走査し終える計算になります。ということは、「高度800kmの軌道で他の物体と必ずぶつかるのに必要な秒数」は、42,948,132,348秒です。この数字、1362年に相当します。つまり、高度800kmに、この衛星と他にもう一つだけ衛星が存在すると、1362年に一回、衝突事故が起こることになります。

もちろん衛星はたくさん存在するので、事象が起こる確率自体はまだずっと高いと思いますが、とはいえ、ほとんどの衛星はその高度がそれぞれ少しずつ違いますし刻々高度が変わるものもあります。衛星の大きさ、3m程度の高度差なんて当たり前に存在します。ぶつかるくらい高度差が一致している衛星なんて、常に数えるほどのペアしか存在しないでしょう。仮に、今軌道上に存在すると認定されている1万個の物体全てにおいて、800kmに対しての3mの誤差、つまり、0.000375%程度の確率で偶然ペアが生じたとしても、わずか4ペア。起こる確率は300年に1回以下。そんな珍しい現象が、今回は起こってしまいました、ということです。それもよりによってイリジウム衛星に。

いやさ、イリジウムが晴れて国内販売再開になったじゃないですか。で、その基本料が、5000円なんですよ。趣味と割り切れば、一月5000円なんて、たいした出費じゃないですよ。電話機が20万円くらいしますけど、この当初の出費さえどうにかできれば、持てない対象では無いわけです。んーとね、要するに、地上最強エリアの携帯電話を一台保有したいという物欲なんですけど(笑)。

ワイドスターとかインマルサットとかって、所詮静止軌道衛星による固定カバー。カバー範囲が日本周辺だけとか、経度が違うと違う衛星に向けなきゃならないとか、そもそも端末がでかくてアンテナの向きを気にしなきゃならないとか、極地付近はカバーできないとか言う問題があります。言ってみりゃ、地面のあるところに限れば地上中継系の携帯電話でも太刀打ちできるレベル(言いすぎ)。しかし、イリジウムは、全ての衛星がダイナミックに極軌道を周回し、あらゆるエリアから常に複数の衛星が見える状態を保った、最強の衛星携帯電話システムです。空の5割くらいが見える場所ならどこでも通話可能ってんですから、エリアに関しては最強を名乗って申し分ないと思うのです。これが、欲しい(笑)。

とか言うところで、その貴重な衛星の一つが破壊されてしまった、というのは、実にもったいない。地表全面カバーを達成するだけなら一つくらい減っても全く問題はないんですけど、もっと長い時間稼動してくれることを期待していた衛星がこんな予想不可能とも言える事故で失われたわけです。ありえないような超猛烈台風が突然やってきてウィルコムの基地局が2500局ほど吹っ飛んでしまったくらいのダメージなんです。

ということで、イリジウム支援プロジェクトを開始します。まずは、SIMのみ契約が出来るかどうかの調査から。端末はその後でじっくりと中古品でも探すとして。中古品も高いんですけどね。皆さんもイリジウムを買ってエリア最強ケータイを守ろう!(ガビーン)

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ドコモの基地局数、すごくね?

2009/02/11

いやいや、便利なサイトがあるものです。携帯電話の基地局数をまじめに調べようと思ったら、総務省のどこぞにある免許情報検索システムを使って数え上げるしかなかったわけですが、その大変な労力を引き受けてくださりなおかつ公開してくださっているかたがいらっしゃる。まことにありがたい限りです。

そのサイトがこちら、携帯・PHS関連@Wikiです。もう本当に、ありがたいとしか言いようがございません。

でこれを見ると、昨年12月20日現在でついにXGP基地局が「1」となったことがわかるわけで、対するUQのWiMAXはすでに500を超える基地局を整備し終えているわけで、この歴然とした差に愕然としたりもするのですが、今日はそんな話じゃなくて。

ドコモの基地局数、すごくね?

いやいや、3年ほど前ですか、ドコモが、「基地局整備に本気出します」宣言したのは。その頃のドコモ基地局数は、3万台だったと覚えていますが、これを、4万5千にまで増やす、と宣言したわけです。当時はそれだけでもびっくりの出来事だったんですよ、地権者交渉、工事日程、工事業者稼動、立会い監督者の稼動、などなどを考えても、そんな超特急整備が実現するとは、にわかには信じられなかったわけです。ちなみにそのときソフトバンクの孫先生が当時基地局数がドコモよりも少ないくせに「じゃぁうちは4万6千にします」と宣言して後に大恥かいたのはまた別の話。

ところが、ドコモはそれをあっさりとやってのけた。ついでに、ソフトバンクが宣言した4万6千も超えて見せたわけです。それだけでも、「ドコモ本気出すとすげーな」とは思ったのですが、そこからがさらにすごかった。

12月20日の基地局数見てくださいよ。3Gだけで7万2千超えてますよ。3年に足りない期間のうちに、4万近くの基地局を整備しちゃった。

いや、PHSならありえないペースじゃないんです。まず、機器が非常に小型、アンテナも小さいしなんなら一般的な電柱程度の支柱に設置可能ですから、地権者交渉も比較的容易ですし、工事も長くて数日程度でしょう。そして何より機器が安い。今現在設置されている機器で100万円に届かない程度だと聞きますから、4万局建てても、400億円程度で済みます。ウィルコムの年間の設備投資額が300億円くらいだったと思うので、3年で4万なら、十分ありえるピッチです。

しかし、携帯電話基地局となると違う。でかいわ高いわで、1局建てるだけで数千万から億の桁はかかっちゃう。仮に平均2.5千万としても、4万局となると、1兆円。笑うしかないほどの金額です。それを3年足らずでやっちゃった、と。

しかも重要なのが、この基地局整備、要するに「設備投資」に当たるわけで、当然ながら、資産として計上されます。そして、劣化する資産についてはきちんと償却しなければなりません。通信機器なら6年が相場。償却は営業損益の上では「費用」として計上されます。となると、現在の総基地局数7万、これの1局価値を同じく2.5千万として計算すると、毎年3000億円の「費用」の発生、すなわち、営業利益が毎年3000億円減ることに相当するわけです。

これ、KDDIやソフトバンクでやったら、損益計算書が崩壊するレベル。こんなことをやれちゃうのが、やはり王者ドコモの余裕と言ったところでしょうか。

そして気になってくるのが、やっぱりウィルコムが常日頃から宣伝している「16万局の威力」、この宣伝効果が色あせてくることになるわけです。ウィルコムは16万、だけどドコモもすでに7万ですよ、と。近い将来にはドコモは8万ありますよ、となると、「たった2倍の差」、さほど数字上の優位が演出できません。しかもわかっている人にはわかっていることとして、PHSと携帯電話では1局に収容可能なユーザ数が圧倒的に違うということ、例えば、ウィルコムの場合は1局3人(あるいは最大でも14人)しか同時に通話できませんが、WCDMA基地局では、高価なものでは200人が同時通話可能なものがあります(おそらくドコモはこれを採用していると思いますが)。それこそ桁が違うんです。それがわかっていれば、ネットワーク全体の収容能力については、すでにドコモはウィルコムをはるかに突き放し、その影さえ踏めない高みに逃げ去ってしまったことは容易に想像できます。

で、ついでの話。auの基地局数も、ここ最近、急激に増え始めました。すでにソフトバンクを追い抜く勢いです。元々ソフトバンクは2GHz帯ということもあり、エリアの穴が多く、その穴埋めのためにたくさんの基地局を必要とする、という事情で800MHz利用のauは3キャリアの中でもっとも基地局が少なくて済んでいたのですが、品質に対するクレーム対策か、ようやく本腰を上げて対策に乗り出した風が見られます。まぁ、ちょっと前まで都心のど真ん中でさえ基地局間隔が500m以上というマクロセル体制だったこと自体が問題なんですけど。

ただ、ドコモ、auともに一挙に基地局を増やし始めたことには、実はもう一つ、勝手に推測していることがあります。それは、LTEの開始。前にもちょっと書きましたが、LTEはWiMAXや次世代PHS、あるいは無線LANである802.11gにかなり近い物理特性を持ちます。CDMA系のように簡単に遠くに飛ばせない、干渉に対して非常にシビア、という特性です(この特性は移動体通信用としてはかなり大きな欠点だと思うのですが)。はっきり言って、面カバーするのにはあまり向かない方式。これを解消するためには、とにかくセルを細かく分割していくしかありません。と考えると、実はドコモ、auが基地局数を大きく増やしているのは、細かいセル展開が必要なLTE基地局を併設するための場所を確保している、という考え方も出来る、ということです。LTEがあまり飛ばせないという特性には研究を進めているドコモ、auともにとっくに気づいているはずですから、今からその対策を開始しているのでは、と勝手に想像してみます。

じゃぁ同じくLTE採用を明言しているソフトバンクは、というと、そりゃもう、単にお金がないからやれないだけです(笑)。また、実験をやっているといいながら単に基地局ベンダと端末ベンダを引っ張ってきて接続試験をやってつながったつながんないとやっているだけのソフトバンクは、LTEの重大な欠点に気づいていない可能性もあります。

ということで、まぁ結局は「さすがドコモ大先生」と言う一言になってしまっていますが、体裁にばかりこだわっていた昔と違って、ドコモが本当にまじめに品質について対策を行っている姿は、最近ちょっと好感が持てますね。第二位のauも「満足度No.1」なんてすぐに奪われちゃうかもしれません。しかしまぁ、7万て。やりすぎ。

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中国PHS終了で私が動揺しちゃった理由をだらだらと並べてみる一言。っていうかすでに一言じゃないなこれ。

2009/02/09

先日の中国PHS終了の話。ちょっとだけ落ち着いて、とはいえなぜ私がこれほどに根拠不明な危機感を持ってしまっているのかをもう一度整理してみたいと思います。

まず、PHSが消えちゃうという前提で、その後釜となるXGPを考えてみると。

実は昨年暮れにもちょっと書きましたが、私は、XGPという技術そのものは、あまり好きになれません。というのが、やはりあの方式では、PHSでそれを魅力的にしていたいろんな技術が、かなりの部分で使い物にならなくなるんじゃないか、と思うのです。

まずなんといっても、周波数帯域が広すぎ。10MHz、あるいは将来的に20MHzを狙っているようですが、この10MHzを一つの無線機で処理します。これはもう完全に感覚的な話で何か法則がちゃんとあるのかは知らないので根拠もない「自分法則」なんですけど、一つの無線機で処理できる周波数帯域とその品質の積は無線機の大きさに比例する、という気がするんです。わけわからんですね、もう少し噛み砕くと、無線機が同じ大きさなら、周波数帯域が広がるとその分品質が落ちる、ってこと。品質ってのはいろんな要素を含んでいて、単純にエラーレートも含みますし、アダプティブアレイやSDMAで容量を増加させる効率も含みます。もちろん、必要な無線電力も品質のうちです。つまり、帯域が広いがために、アダプティブアレイやSDMAの効率が落ちたり、必要な無線電力が増大したり、ということが必ず起こると思っているんです。

と考えると、一個の無線機で10MHzをがんばって扱うより、従来のPHSの延長として、複数の無線機で複数の帯域をフレキシブルに束ねる方式のほうが、結果としてはよりよい品質が実現できるような気がするんです。いや、本当に気がするだけなので、根拠は無いんですけど。

というのが、私がいまいちXGP技術が好きになれない理由なんですね。

加えて、ずいぶん昔に公開されたWimaxは儲からないという記事、実は、この内容にちょっと同意しちゃってたりするんです。もちろん、同じ土俵に上がるウィルコムにもこれは言えるわけで。

XGPの整備には大変な投資が必要です。しかしそれだけの投資をして得られるのは、ARPUが4千円台のデータ通信ユーザがせいぜい100万か200万か、という程度。しかも、それらの人の平均トラフィックはAIR-EDGEの比ではありません。一ヶ月の一人当たりのデータ通信量は固定ブロードバンドで数GB~数十GBと言われていますから、やはり同じくらいになるでしょう。また、そのトラフィックの8割が2割くらいの時間に集中するはずです(ニッパチの法則)。この線で考えると、例えば月間5GBとすると、ピークでは一人当たり80kbpsを平均で使うことになってしまいます。たいしたこと無い?とんでもない。中継IP網の値段はまちまちですが、今はひところより値段が上がっていて、大口なら1Mbps1~2万円くらいが相場のはずです。すると、80kbpsというのは、800~1600円に相当します。4千円台の料金のうち、1000円くらいが、中継網の維持のためだけの原価として持っていかれちゃうんですよ。これに加えて、基地局から中継網までのアクセスIP網も均せば同じくらいかかってくるはずです。そこに基地局の投資(償却費)。これで儲かるモデルを作れたら大したものです。

つまり、私の中では、XGPというのは、「PHSサービスの超高速オプションとして」という位置づけでしか存在意義を見出せないわけです。エリア展開をほどほどにしておいて、大半のトラフィックは安いPHS網でさばき、オプションをつけたプレミアムな顧客向けにXGPを提供する、これが、XGPの正しい使い方なんじゃないかな、と思うんです。

つまり、今現在全国に整備されたPHS網があるからこそXGPが活きてくる、という気がするわけです。だから、PHSなんて捨ててXGPに全力投入すべし、というのは、確かに明るい未来なんですけど、上の議論の通り、多分、XGP単体では絶対に儲かるサービスにならない、というのが私の感覚。加えて、XGPは確実にPHSより品質で劣るはずなんです(スペックは上でも)(←自分理論)。今のPHSは、そりゃエリアとかなんとか結構不満はありますけど、品質は悪くない、と思っています。そうじゃなきゃ、わざわざ家族定額の使えるドコモをメインにせずにPHSをメインにし続けたりしないわけです。それが失われるかも、と考えると、安易に「PHS捨てちゃえ」とは言いたく無いんです。

まぁ要するに、「PHSへの愛」ですな(笑)。仮に今回の中国での事件の影響で日本のPHS産業がダメージを食って「PHSやめちゃえ」になっちゃうとしたら、それはちょっといやだなぁ、ということなんです。で、PHSやめちゃえという決断は、要するにウィルコムが稼ぎをXGPに頼ることにつながるわけで、「儲からないXGPでホントに大丈夫?」という心配でもあるわけです。

なので、私の中の優先順位としては、もう恥も外聞もかなぐり捨ててXGPへの投資を凍結し、まずはPHS産業を救うことを考えなきゃまずいよ、ってことなんですね。そりゃ、免許落選組にはボロクソに言われるでしょうけど、んなもん知らん、と。経営基盤であるPHSサービスに対して思わぬ外乱を食らっちゃったんだから、と、開き直っちゃう。今までアホみたいにまじめに事業展開してきたウィルコムは、そのくらいのことをやっても良いと思うんですけどね。

よーするに、全体的に「XGPの技術と収益力に対するちょっとした不信感」からきているわけです、PHSを救うべし、という気持ちは。

あと、これはそもそもの危機なんて存在しないんじゃないか、って言う意見に対する返答になっちゃうんですけど、今まで、中国のPHSって、政府に何も言われないことをいいことにのほほんと投資し続けてきているんですよ。基地局数で200万ほどあると聞きます。基地局の寿命が10年だとすると、毎年20万局の需要があるんですよ、何も起こらなければ。旧テレコムも旧ネットコムも、確かに新たな地域へのPHS事業投資はここしばらく止めていますが、既存設備の更改はやってきていました。何も言われなきゃTDS-CDMAの隣でこっそり固定電話の付加価値として続けていっちゃおうかな、なんて思ってたはずなんです。むしろ、この再編でPHSの地域間ローミングが解禁になるかも、という期待さえあったと聞きます(3G免許付与とPHSのモバイル認定がセットで出てくるはずという観測があって、すでにUTstarcomの交換機はそれに備えた改造さえ済ませていたそうです)。その需要が、鶴の一声でまるっきりなくなっちゃう、というのは、中国PHS産業に対して影響がでかいはずなんです。

結果としては、「やっぱ邪魔」という判断をされました、と。おそらく、TDS-CDMAの機器をより安価にするためだとは思うんですけど、かなり豪勢なガードバンドが与えられました、と。そういうわけなんですよ。中国のTDS-CDMAにかける熱意をなめていた(私が)と言うしかありません。

日本のPHS機器は、中国のものに比べるとやはり「あまりに特殊」なので、結果として影響は最小で済むかもしれません。この結論は、中国で基地局、端末、デバイスを作っていたいくつかの企業が潰れたり事業縮小したり程度で済んじゃった、で終わるのかもしれません。でも、やはり最悪の事態は想定すべきです。日立や三洋(旧)の工場で作られたPHS基地局がこれまで毎年せっせと中国に輸出されてきていたという事実も有ります。京セラはルーセント経由で端末の供給を行っていました。やはり、国内PHS関連会社は全てどこかでつながっているんです。なにが起こるかわかりません。

長々と書いちゃった割には、相変わらずまとまってなくてすみません。今後の影響はやはり注視していかなければならないのですが、おそらく、中国需要に完全おんぶ状態の日本以外のPHS導入国は、まず全滅だろうなぁ、という感じなんですよね。これがなんとも寂しくて、ぐだぐだと書いております。ということで今日はこの辺で。また書くかも(え~)。

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ソフトバンクのMVNO参入に業界おかんむりの巻

2009/02/06

さて、ソフトバンクがイーモバイルと提携、というか、ソフトバンクがイーモバイルの網を借りたMVNOを始めます、という発表がありましたけど、MVNO団体が猛反発ということになりました。そりゃそうだ。

なにがまずいって、ソフトバンク、WCDMAの免許もってますやん。周波数も20MHzもってますやん。

注:一応、KDDIが2GHz帯の一番下の5MHzを使えないので各社公平性のために使わないようにしましょうね、という協定が当初ありましたけど、現在はドコモ、ソフトバンクともに解禁されて、20MHzがフルに利用可能です。

例えば、3G用としてはドコモは50MHz、KDDIは33MHzもらってて、この中で、それぞれ4700万、3000万の3G加入者を抱えてサービスしています。比率で言えば、それぞれ94万加入/MHz、91万加入/MHzでサービスをやっているわけです。対してソフトバンクは、20MHzで1700万の3G加入者です。85万加入/MHz。特段他社より多いわけでもないし、逆に、3G上位3社の中では一番利用率が低いキャリアなんです。

ということは、きちんと他社と同じように正当な対価を取って投資を行っていれば、全く問題なく他社と同じサービスを実現できるはずなんですね。しかしソフトバンクは、自力での設備投資努力を放棄し、イーモバイルに網を借りる、という判断をしました。

これは規則がどうとかの前に、モラルの問題です。例えば、ウィルコムがドコモの網を借りる、というのとは全然別の話。ウィルコムがドコモの網を借りるのは、ウィルコムのPHS/XGP網では実現できない種類のサービスを提供するため。通信方式を最大速度だけで語るのは愚の骨頂で、それぞれの通信方式にそれぞれの特徴があります。PHSは「容量追加の容易性」、XGPは「ピーク速度の高速性」などの特徴がありますが、WCDMA(HSDPA)は「速度と安定性とエリアの良バランス」というやはり他には無い特徴があります。それを利用したサービスを作るには、HSDPAの基地局が必要です。では、ウィルコムがHSDPAの基地局を建てることが出来ますか、といわれれば、これはなにがあっても無理なんです。免許が無いから。だから、これを免許を持っている人に借りて、HSDPAの特徴を活かしたサービスを行うのは、MVNOの理念にかなったものです。ウィルコムが持っている免許状では設置できない種類の基地局によるサービスを借りる、だからこそ、協業の意味があるんですし、正当性もあります。ウィルコム-ドコモ提携の話が出てもMVNO団体が今回のように即座に反発しなかったのは、このMVNOの理念に適った正当性があるからです。

それでは、ソフトバンクが今回イーモバイルの基地局を借りてやろうとしているのは一体なんでしょうか。HSDPAによるデータ通信サービスです。では、ソフトバンクはHSDPAの基地局を建てることが出来ないのでしょうか。とんでもない、ソフトバンクの持っている免許で、HSDPAの基地局を設置することは可能です。ちゃんと、自分で基地局を建ててもいいですよ、と国からお墨付きをもらっているのです。にもかかわらず、自分で設置した基地局を使わずに他社の基地局を借りようとしている、ここに問題があるわけです。

つまりこれは、自社の設置した設備あるいは潜在的な設置可能余力を不当に温存しようとしているわけです。なぜ「温存」なのか、は、ドコモの周波数加入者収容効率と比べて見ればわかるかと思います。ドコモは94万加入を1MHzに収容できています。この中でソフトバンクがやろうとしているPCデータ定額も実現しています。それより少ないソフトバンクが出来ない理由は全く無いのです。

すると、こういう反論があるはずです。「ソフトバンクはドコモがやっていない音声の準定額をやっていて、そのトラフィックが大変なのだ」と。そこで、最初にちらりと書いたことが出てきます。「ソフトバンクは正当な対価を取っているのか」と。周波数を有効に利用するための最大の施策は「料金」です。料金をきちんと正当な水準に保てば、投資資金も確保できるし無線周波数も守ることが出来るのです。これが可能な水準こそが「正当な対価」です。国民の財産である無線周波数を預かる以上、正当な対価を取ることで無線周波数を守る義務があるのです(つまり周波数有効利用の義務)。ところが、ソフトバンクは音声トラフィックであっぷあっぷだというのなら、そしてそれをさばくための投資が出来ないほど資金に困窮しているのだというのなら、その音声定額の料金が「不当に安い料金」なのではないですか、と、そういうわけです。

無線基地局免許は、限られた数少ない免許人にしか与えられません。そのため、無線通信事業が独占的になってしまうことは、元々避けられないことでした。しかし、無線基地局を得ることが出来ない非免許人が、無線ビジネスを始める機会が全く無いというのは、競争上不公平である、という議論が出てきたことから、基地局を建設することの出来ない非免許人が参入可能となるための救済措置としてのMVNOという仕組みをより公平に運営できるようにしましょう、ということで、団体が作られガイドラインなどが定められた、という経緯があります。MVNO向けに貸し出される帯域は無限ではありません。多くのMVNO事業者が、その少ない資源を分け合って共存していかなければなりません。これがそもそもの前提条件なんですよね。そこに、本来なら救済措置が必要の無いはずの免許人が参加してきて分け前をよこせ、と言っているわけです。そりゃ、MVNO業界も怒り心頭ですよ。

まぁ、元々ソフトバンクという会社にモラルを求めるつもりは全くありませんので、私としては勝手にやってください、なんですけど、この状況、ソフトバンクがいよいよ窮してきたことを生々しく物語っているとも言えて、興味深いですね。通信事業者として「投資が出来ない」というのは、これはもう「死」を意味します。通信に限らず、インフラ業というのは永遠に設備投資し続けることが存在意義だからです。設備というものは必ず劣化や故障が起こるものですから、文字通りインフラ設備への投資は永久に続く無間地獄なのです。それをやれないのなら、もう存在する必要は有りません。つまり、ソフトバンクは、軽々しく格安料金を導入したうえでインフラ事業者の存在意義である「設備投資」さえ不可能となるほどの窮地に自らを追い込んでしまった、ということが、今回の話から透けて見えてくるわけです。

現金の持ち出しが多くて困っていたイーモバイルにとっては棚ボタな今回の話なわけですが、まぁそもそもの新しい財布であるソフトバンクの存続が危ないのかもしれない今回のお話。あんまり長くお互いに寄りかかった関係を続けると、取り返しのつかないことになりますよ、と老婆心なんだかなんだかわかんない言葉を残して、本日の一言、これにて。

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携帯電話通話無料サービスを考える

2009/02/05

さて。今日は、携帯電話の音声定額の話をして見ます。

なぜ、携帯電話各社が自社内(家族内)定額を実現できているのか、そして、どうして、他社宛ての通話が定額とならないのか、という話です。

携帯電話各社は、自社の中継網というものを持っています。ウィルコムもちょっと前までNTT依存でしたが、今では自社の中継網をちゃんと持っています。この中継網にかかる費用というのは、実はほとんど定額に近い、という事実があります。

ですので、自社間での通話を従量課金にする強い理由は、実はあまりないんですね。ただもちろん、無線資源を守るという意味もありますし、また、定額に近いとはいえ、通話量が増えればそれに応じて設備投資をしなければならないのでその維持費と償却費が増える、という事情もあり、普通は従量で課金することになっているわけです。

しかし、一人当たりの通話できる量にはいずれ限界があることも確かですから、一人当たり一定以上の料金を取ることを確実にすることで、これを定額にしてしまうことも可能です。これはもちろん、一人当たりの通話量がどの程度になるのかということに関するノウハウが必要です。そのノウハウをもっとも早く手にしたのがウィルコムでした、という話で、後は各社が続いたのはご存知の通り。

さて、では次に、なぜ他社宛ての通話が定額にならないのか、です。これはもう何度も書きましたが、外部から携帯電話事業者への通話には、必ず「接続料」というものが生じます。これは、1秒○円でかかる費用。設備の維持にかかる定額費用は、大雑把に見て通話量の最大値に比例します。通話量が膨大になると設備維持費はそれだけ高騰します。しかし、通話してくる相手は「他社」なので、自社内定額のように「一人頭」で計算することが出来ません。なので、接続料は時間従量課金とせざるを得ないのです。

ということは、他社携帯電話事業者宛ての通話接続料は、なにをどうやっても定額にはならない、という鉄則が厳然と存在することになります。当然ながら、携帯電話以外の事業者(IP電話やインターネット電話を含む)からの電話も、この鉄則に従います。

例えば、携帯電話に専用アプリを入れて音声をIP化し、インターネット経由で相手につなぐ、ということを言ったとしても、インターネットから相手につながるその点は、間違いなく携帯電話網への相互接続にかかる接続料金を請求される、ということです。これは、携帯電話時業者側が決定することなので、紛れはありません。ドコモやauのようなドミナント事業者ならなおさら、この接続料に手心を加えたり裏口接続を行ったりすることは法令上絶対に許されません。

また、世の中には「着信者課金」や「着信者料金設定サービス」という仕組みがありますが、この場合も、単に発信者に課金されないだけで、着信者側に対してその接続料に相当する分はしっかりと請求されます。これも約款上絶対に従量課金と決まっていて、その約款は法律でしっかりと守られています。

こういった理由で、基本的に、他社宛の通話が無料となるサービスは、どのキャリアも提供することができません。超重要顧客のためとんでもない大損をかぶる覚悟をするか、あるいは、特別な使い方をする法人向けにのみ、相対料金でこういったプランを提供しているといううわさはよく聞きますが、要するの実現可能なのはそういった極めて特殊な場合のみ。どういう使い方をされるのかわかったもんじゃない個人向けにそういうサービスが出てくることはまずありえないでしょう。

また、昔JMネットなどが詐欺ったような、第三者が誰かれなく通話し放題になるようなサービスを提供することも、根本的に非常に困難です。というのは、まず、たとえばドコモの携帯電話でauの電話番号をまわすと、一切回り道せずにauのネットワークに通話が入ってしまい、まったく手も足も出せないからです。やるためには、いったんドコモからの発信を自社の中継機で受け入れ、その後、auの携帯電話網に再発信しなければなりません。この場合、ドコモにもauにも接続料を払わなければならず、コスト的に破綻する可能性が高いと言えます。

ではもう少しハードルを下げて、ドコモ同士なら誰とでも通話無料、というサービスを、ドコモ以外の誰かが作れるかを考えて見ましょう。通常、ドコモ同士の通話は、ドコモの基地局から中継交換機につながり、そこで折り返されて相手側につながります。ここは、ドコモ以外の誰も手を出せませんから、ドコモ規定の料金がかかってしまいます。このままでは、絶対に実現不可能です。

そのためには、先ほども書いたとおり、まず一旦通話をドコモ網の「外」に引っ張り出す必要があります。方法は二つ。一つは回線交換のまま一旦外部の中継機に着信させること、もう一つは、音声をIP化してiモード網を経由してインターネットに引っ張り出すこと。

前者の場合には基本的に中継機までの通話料は発信者持ちになり、この料金を定額にすることが不可能(この料金額はドコモの契約プランにより決まるので)である以上、通話し放題というサービスは実現できません。ただこれには例外があり、これが先ほどの「着信者課金」と「着信者料金設定サービス」です。ただし、この場合は、発信者が払うべき料金を単に着信者が肩代わりするだけです。着信者とは、この場合は中継機を設置した通話無料サービス事業者に当たります。この通話量は当然このサービス事業者のコストとして計上されます。このため、コスト割れを起こさずサービスを提供できる価格は自ずから決定されます。

まず単なる「着信者課金」で考えます。以前ウィルコムが発表したところによると、通話無料サービスによる音声トラフィックは、一人当たり月15時間。ただ、ここではとりあえず実現することを前提として考えたいので、もうちょっとゆるい条件、例えば7時間(1日14分)として計算すると、タイプSSバリューからの通話なら、17640円の通話料がかかります。なので、少なくとも17640円以上の定額料を設定しなければ赤字、ということです。

ただし、「端末系事業者」などの事業者として免許を取得し、自力で中継網を構築して、直接相互接続できれば、この料金は安く出来ます。これが「着信者料金設定サービス」に当たります。もちろんこの相互接続に必要な関門交換機(携帯電話と相互接続可能な関門交換機というのは実は死ぬほど高価なのですが)と電話中継網が必要でその費用は上乗せされますが、サービス事業者に請求される料金は1秒0.180円の接続料(2009年2月現在)にとどまります。この場合、先ほどの通話量前提で4536円になります。

さらに、今度は、この中継機に着信した通話を再びドコモの携帯電話につないでやらなければなりません。これを実現できる方法は、たった二つしかありません。一つは、どこかの電話会社の中継サービスを利用してドコモに接続してもらうこと、もう一つは、自力で中継網を構築して、相互接続してしまう、という方法。ドコモの携帯電話に通話がつながる「入り口」は、ドコモが「ここを開けますよ」と宣言した場所しか存在しません。それ以外の方法でドコモの携帯電話に通話がつながることは絶対にありません。もちろん「電波なんだから横入りできるんじゃね」なんてことは絶対にありえません。事業者から暗号キーの漏洩があったなどの場合を除けばいまだかつてWCDMAの無線区間乗っ取りは誰一人成功していませんし、理論上もWCDMAの暗号化を破るには最速のスーパーコンピュータでも何億年もかかるレベルですしそもそももしやったらその瞬間に犯罪行為でとっ捕まります。そういうわけなので、ドコモが「ここを開けますよ」と宣言した場所からしかドコモの携帯電話には着信しませんし、その場所が、つまり、ドコモの接続約款に示された場所。ここに接続する方法は、どこかの中継網事業者に頼るか、自力で中継網を作っちゃうかしかないわけです。

どこかの中継事業者に頼る場合、たとえば、先ほどの中継機が、0036サービスを利用してつなぐとすると、1分当たり16.8円の料金がかかります。これは当然中継機を設置したサービス事業者に請求されますから、コストとして計上されます。その額、先ほどの平均通話時間7時間を前提で考えると7056円。中継網を構築できない前提で考えると、先ほどの着信通話料との合算、つまり、合計で24696円が一人当たりの月間コストです。

ではもう一つの自力中継網の場合はどうでしょう。この場合、電気通信事業者免許を取得し、非常に高価な関門交換機と自社独自の電話中継網を構築しなければなりません。そしてこの条件だと、関門交換機と自社中継網の維持費を無視すると先ほどと同じ1秒0.180円がかかります。どのような接続形態でもこれが最安値です(詳しくはドコモ相互接続約款をご覧ください)。この場合、先ほどの平均通話時間で考えると、月間の接続料は同じく一人当たり4536円。着信接続料(直接相互接続前提で)とあわせて9072円がコストですから、これ以上の定額料でないと赤字となります。

先ほどの「回線交換のまま引っ張り出す」の方法で通話を外に引っ張り出した場合は、なにをどうやっても、このいずれかのコストがかかってしまい、サービス価格はそれ以上でならなければ絶対に採算が取れません。

さて、では先ほどの「外に引っ張り出す」方法の後者、IP化してiモード網経由で引っ張り出す方法です。この場合、まず端末に専用の通話アプリが必要です。また、当然ながらパケット料金は利用者持ち(※パケットのアクセス先課金サービスも存在しますが、定額料金が適用されない=1パケット0.2円固定なので超高額になってしまいます。ので論外、ここでは考えません)。音声通話のIPパケットは通常iモード網を通過できませんのでHTTPパケットにカプセル化するしかありませんが、こうなるとかなりオーバーヘッドが大きくなり、つまり、非常に高額のパケット料がかかってしまいます。実質、パケット定額オプションの上限額(ドコモなら4410円)が発信者側に必ず上乗せされます。しかしこの条件を満たせば、コストゼロで通話をインターネットに引っ張り出すことが可能です。具体的には、インターネット上に設置した、IP電話サーバということになります。

それでは、その引っ張り出した通話をどうやってドコモの通話相手に戻すのかを考えて見ましょう。これには三つの方法があります。一つは、IPパケットのまま、通話相手の電話に送りつける方法、二つめは、中継機で音声に戻し0036みたいな一般の接続サービスを使う方法、三つ目は、自社の中継網を作りドコモと相互接続する方法。

二つめと三つ目は、先ほど議論したのと全く同じです。最低7056円、あるいは、4536円のコストがかかり、サービス料金はこれ以上でなければ赤字です。

問題は一つ目。IPパケットのまま電話に送りつける、といっても、電話機はIP化された音声パケットを見ても理解できません。そもそも、パケットの接続(IPアドレスの割り当て)をしておかなければパケット自体が届きません。当然ながら、着信者側の電話にも専用アプリを入れ、先ほどのIP電話サーバとの間でセッションを確立しておく必要があります。もちろん、この「着信者側の電話機」と「IP電話サーバ」との間のパケットのやり取りにかかるパケット料金は、パケット接続を確立した本人すなわち「電話の着信者」が負担しなければなりません。つまり、着信者もパケット定額サービスに加入している必要があるということです。ただしその場合は、サービス事業者側はほとんど従量のコストが発生しませんから、この場合に限り、かなりの低価格での話し放題の実現性がある、といえます。

まとめると、加入者が一日平均14分間の通話をすると仮定すると、ドコモ以外の誰かがドコモ同士の通話を無料にするためには、

この5つの条件のいずれかを受け入れる以外、ドコモ同士の通話無料サービスを第三者が行う方法がない、と言えます。

もちろん、一日平均14分間の通話という仮定自体がかなり甘いという見方もあります。「話し放題」といわれたら、たったこれだけの通話で我慢できる人はいないでしょう。そうなれば、上から4つの条件については、通話時間に比例してサービス料が上昇しなければなりません。

ただし、唯一上記の条件を逃れることが可能な方法があって、それが全国型内線サービスを応用する方法。これは、.phoneユビキタスがW-VPNを応用してウィルコムと自社電話間を無料にしているのと同じで、このFOMA内線サービスの内線通話扱い(定額通話対象)でドコモ網からIP-PBXに通話を引っ張り出し、そこに通話折り返し機能付き内線電話機を設置。折り返し通話も内線扱い発信にすれば通話料が無料にできます。ただし、この方法、まずサービス開始時期も未定だし肝心の定額料が不明。なので、現時点ではこれを利用した場合の最低コストがいくつになるのか全く想像がつかず、これを使ったからと言って「無条件で通話無料サービスが利用可能」とは言いづらく、むしろ、そのような用途に流用されるのを避けるためにドコモ側が様々な制限をかけることはほぼ確実です。まず、同一法人名義を必須とするでしょうし、再販は禁止あるいは非常に厳しい制限のついた約款となることは確実です。なので、この方法は今のところ論外。というわけで、やはり上記5条件が最低条件と言えそうです。

さてここで、当初の議論、「キャリア不問通話無料サービス」ですが、ドコモ同士の通話でさえこれですから、他社宛通話となると、さらにハードルは上がります。ドコモ以外は一様に接続料が高額だからです。ただ、コスト構造は、一旦その携帯電話網から通話を引っ張り出しさえすれば同じなので、手間と相手の数の分だけの投資は必要ですが、似たような料金とシステムで通話は可能となります。原価が上記の5つそれぞれ2割増くらいで考えれば大体間違い無いのではないでしょうか。例えば「パケット定額は不要です」というサービスなら1万2千円くらいの定額料が原価割れギリギリ、「パケット定額が必須です」というサービスなら6000円ぐらいの定額料がギリギリ、「パケット定額が必須で通話無料は当社加入者間のみです」ならいくらでも安く出来る、という感じです。もちろんこの料金は「1日14分」が前提なので、このラインを死守するための何らかの通話規制が必要になってきます。加えて、上の5つの方法のうち、下の三つについては、キャリアによってはアプリによる一日の通信量を規制していますので、「話し放題」ではありません。

一般論として、上記の仕組みは約款や法律でしっかりと定められ守られているので、基本的に抜け穴も有りませんし容易に変更されることもありません。ちょっと前に某社が接続料引き下げの調停を総務省に申し出た件も、事実上却下されています。総務省が接続料引き下げを示唆、というニュースがありましたが、あれも単に「接続料の根拠となるコストと需要をきちんと公開するように法整備する」という意味で、むしろ公開された結果接続料の根拠が堅固になり料金値下げの要求一切をはねつけることが出来るようになる法整備です。今、何の根拠もなく「接続料高すぎ」と騒ぐ外野が多いことに携帯電話事業者が業を煮やし、「いっそ根拠を明確に示してやろうじゃねーか」と総務省に掛け合って法制度化しようとしているんじゃないかと私はにらんでいます。

そんなわけで、携帯電話会社が提供する以外の「話し放題」なサービスを行うためには、上記5つの条件(原価は各々もう少し上)のいずれかを受け入れざるを得ない、ということです。

ということで、今回は一部の要望にお答えして、携帯電話同士の通話無料サービスを、第三者が提供可能なのかについて考察してみました。でわ~。

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中国のPHSが完全停波の命令を受けた模様。

2009/02/04

さて、中国のPHSが終了、という話。いや、ニュースソースは(多分)時限付き記事なので、リンクではなく一部引用で。

中国のPHS「小霊通」撤退が3日、ついに決定された。中国移動(チャイナ・モバイル)はこの日、政府主管部門からすべての1900―1920MHz周波数の無線システムを2011年末までに引き揚げ、1880―1900MHz周波数のTD―SCDMAシステムに影響がでないよう明確な指示を受けたと表明した。

news from Asahi.com

ちょっとわからないのが、PHSをやっている再編後のキャリアは、チャイナテレコムとチャイナユニコムの二社のはずなんですよね。なのに、ニュースソースがチャイナモバイルの話として伝えているので、ちょっと「???」な感じではあるんですけど。

ただ、ニュースの行間を読むなら、これは、中国政府が「全てのキャリアに対して」「1900―1920MHz周波数の無線システムを2011年末までに引き揚げ」ろ、と命令した、ということに読み取れます。要するに、TDS-CDMAを始める帯域に困って、いろいろ検討した結果、あまり需要のないPHS向け帯域をお取つぶしにすることに決めました、という発表である、と。

これがチャイナモバイルから発表されるのは、チャイナモバイルこそがTDS-CDMAの免許を持っているから。つまり、「自分たちが事業できる帯域をもらえたよー」という喜びの発表を、世界に向けて発信したわけです。ベンダさん、ビジネスチャンスですよー、と。そう考えると、チャイナモバイルだけがこの発表をしたことに合点がいきます。

さて。中国でのPHSがこれで完全に終了となることが決定してしまいました。東南アジアはもとより、南米、アフリカで進んでいたPHS事業の準備は、これで全て頓挫し、白紙撤回となるでしょう。というのも、それらの地域に基地局を提供していたのは、紛れもなく中国国内のメーカだったからです。中国向けの大量の需要を裏づけとして、各地域に格安でPHS基地局を提供し続けることが出来たそれらのメーカは、中国での需要が完全にシュリンクすることが決定となれば、生産を縮小し、あるいは、完全撤退という選択をするでしょう。PHS基地局の入手製は一挙に悪くなり、価格も高くなり、元々「基地局が格安で入手できるから」という理由でPHS導入を進めていた各地域の熱意は一気に冷え込んでしまうでしょう。安定してサービスしているタイ、ベトナムでさえ、設備更改のコスト増を嫌ってPHS撤退を検討し始めるはずです。

当然、中国で進んでいたW-SIM導入の話も完全に終了。中国需要を当て込んで投資していたチップベンダなども当てが外れて大変な損失を出してしまうかもしれません。

その全ての影響は、結局は、PHS発祥国である日本に帰ってきます。PHSのパテントで儲けている会社というのは多分ないはずですが、しかし、日本はPHS技術に関しては当然ながら世界一のノウハウを持った会社がいくつもあります。各国での端末、基地局、エリアの設計などで技術供与という形で協力し見返りを得ている会社が確実に存在します(どことは言いませんが)。そういった目があるからこそこれまでPHSに投資し続けていた会社のPHSに対する投資マインドが一気に冷え込んでしまう恐れがあります。

その結果は、国内でのPHS関連メーカの撤退や調達コストの上昇という形に表れるはずです。そう、やはり最大の割を食うのは、ウィルコムということです。ウィルコムの機器調達コストの上昇は当然営業利益を圧迫します。ただでさえ超低空飛行のウィルコム、この中国終了のお知らせによってわずかでも機器調達コストが上がってしまうと、激突死してしまう可能性があります。

今回の中国政府の決定に、私はかつてないほど、PHSの危機を感じています。何より、中国政府は結構アバウトにいろんなことを決めちゃう節がありますし、その結果により起こる企業倒産などの結果に頓着しない体質です。今回の決定で一部産業が大ダメージを食らってしまう、という直訴をしても、無駄に終わる可能性が非常に高いです。日本政府が直接文句を言っても、むしろ逆効果でしょう。日本発の技術を何で守ってやらにゃならんのだ、と。中国は今、国家の威信をかけてTDS-CDMAを推進している最中です。

この、PHS最大の危機に対して、ウィルコムは何かできることを必死で考えなければならない、と感じています。今の経済状況では厳しいでしょうが、海外法人を自ら立ち上げ、PHS事業を開始・支援するくらいの意気込みがないと、日本以外の全ての国のPHSが一挙に消えてしまうことになります。

しょせん投資ファンドのカーライルには期待できません。ここは、もはや実質の親会社京セラに立ち上がっていただくしかないのかもしれません。その京セラとて、不況で業績がどうなるかわかりませんが、ウィルコムという弱小中堅企業よりはまだ信用はあるはずです。

私自身、今回の中国政府による決定の結果を想像して背筋が寒くなっているところで、なにをどうすればいいのか混乱して全くわからなくなっています。とにかく、次世代PHSなんていっている場合ではなくなったのではないか、と感じています。各所に土下座してでも次世代PHSの免許を返上しPHSに全力を傾ける、くらいのことを検討するくらいの危機ではないかと思っています。

もうちょっと心が落ち着いたらまたゆっくり考察してみますが、本日のところはこんなまとまらない文章でご勘弁ください。でわ。

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D4・・・ぽちっ。

2009/02/02

TypePとの間でしばらく悩んで。TypePの実物を見て幻滅したりして。なんとなく工人舎やLOOX Uなんかとも比較したりして。散々迷って。

決め手は、やっぱり、TypePだったんです。ヤツが思いのほか私のちっちゃいもの欲を満たしてくれないことがわかって、じゃぁ、ってことでLOOX Uとか工人舎も検討範囲に入れてみたんですけど、LOOX Uも工人舎も、はっきり言ってデザインが嫌い。普段はパネルのみで操作して、さっとキーボード入力も出来て、って言うスタイルを考えると、やっぱりD4のようなスライド形式しかないのかなぁ、と思っちゃったわけです。

OQOなんぞも考えても見ましたが、値段的に手が届きません。いくらなんでも趣味の範疇を超えてる。遊びでちょいと欲しいんですよ。要するにちっちゃいもの欲を簡単に満たしたいと、それだけなんですよ。

そしてそんな中、某ネットオークション、っていうかぶっちゃけヤフオクですわ、そこで、いくつか、D4とクレードルのセットが出ているのを見つけるわけです。クレードルだけでなくバッテリのオプションとかもセットになってたりもして。D4を使うならクレードル必須だよなぁ、と思っていたので、やっぱりそういうセット物件が気になります。そういうのを、しばらくウォッチしていたわけです。しかも、新品同様でも6~7万円程度なんですよ、相場が。

ぽちっ。

あなたが最高額入(略)

おめでとうござ(略)

このたびは落札ありが(略)

送付先はこち(略)

入金を確認しま(略)

無事到着しましたあり(略)

※ダイジェストでお送りしております。

そういうわけで。手元にD4がございます。品物は無印D4、Officeとかも入ったバージョン。ほとんど使わないので売ります、という出品コメントにあったとおり、ほとんど使った形跡がないかなりの美品。HDDの中身、OSもほとんど買ったまんまの状態で、自前のセキュリティソフトがインストールされているくらい。ユーザプロファイルが出品者の本名(全角漢字)になってて変えるのがちょっとめんどくさかったくらいで、リカバリせずに使えるくらい、無垢な状態でした。もちろん省電力対策済みの印はついています。

で、これにクレードルと大容量バッテリ、BTハンドセット、GPS、RGB/USBケーブルもろもろがつきまして7万円ちょいだったので、ちょっとお買い得だったかなぁ、なんて思っています。要するに欲しかったオプションが全部ついてたわけで。まぁ実際に使うオプション品はクレードルと大容量バッテリくらいで、それ以外は単なる所有欲を満たすアイテムなんですが(笑)。

早速クレードルをリビングの液晶TVに接続し、オモチャ箱に眠っていたBluetoothマウスとキーボードを引っ張り出して繋げます。で、当初は無線LANで接続していたんですが、どうもD4の無線LANは不安定らしく(1時間に1回くらいデバイスが再起動してるっぽい)、ちょっと気持ちが悪いので有線LANをクレードルに直結。ほぼデスクトップPCと同じような環境が整い、リビングPCとして使えるようになりました。

そんなわけで、実はこれがちょっと前の話、もうしばらく使っています。朝出かけるときにクレードルから持ち上げてかばんに放り込み、帰宅したらクレードルに。TVの入力を切り替えるともうPC画面にアクセスできる、という環境。なかなかよろしいですよ、これ。いや、さすがに大画面のTVにデスクトップを映すと、タッチ用に巨大化してあるアイコンがでかすぎてかっこ悪いですけど(笑)、そういうのを除けば普通に使えます。ちょっと横長すぎとも思うんですが、どうせリビングではWEB検索くらいにしか使わないので、これで十分。しかも何かを見ていたり作業していたりした途中でもそのまま持ち上げて出かけられるのは、結構快適。

通常バッテリと大容量バッテリは、両方使ってみましたけど、やっぱり通常バッテリのほうがいいですねぇ。確かに、まともに外出先でいろんな作業をしようと思ったら大容量バッテリは必須なんですけど、かばんの中での収まりと何より重さが、たったこれだけでも結構違って感じます。携帯電話一個分の差ではありますけど、私の貧弱な筋細胞にはこの差が結構大きいのです。また、もし移動先にも電源を取れる環境(クレードルとか)が完備してある前提なら、そこまでスリープを維持するだけと割り切れば通常バッテリでも十分すぎる容量。さすがに私はまだそんな環境が準備できないのですが、ちょっとWEBで何か検索するくらいなら大丈夫っぽい。外出先に他のPCが無くて結構長時間使うかも、って時は大容量バッテリに付け替えて持ち出す、という運用をしています。

ということで私のD4は主にリビングPCとして活躍しております。結局そこにたどり着くために、外付けDVDドライブ、接続ケーブル(ミニD-SUB~DVIケーブル)、有線LAN系(HUB、ケーブルなど)、などなどで1万円ほど追加出費となりましたが、コストパフォーマンス的には結構良い部類に入るのかな、と満足しています。有線LAN系を整備した副産物としてBDレコーダもインターネットに接続できるようになったし。

いやぁ、想像はしていましたけど、やっぱりポイと乗っけるだけで外部映像/音声、有線LAN、USB、電源をまとめて接続できるクレードル、こいつの存在が、D4をかなり強化しています。想像では「乗せてカチッと押し込む」くらいなのかと思っていたら、全然そんな抵抗感は無く、軽く乗せただけできれいにコネクタにはまってくれるのも、とてもよろしい。やっぱりこのクレードル、標準品としてセットで売るべきだと思いますよ。追加で2万円近くの出費はさすがにねえ・・・私も、これがセットだったからこそオークション経由で買っちゃったわけですし。

ともかく、実用性も高いし、オモチャとしてもかなりいじくりがいがあります。今後もさらにいじくりまくりますので、面白いネタがありましたら、ぜひ教えてください(爆)。それでわ~。

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