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2008/09の過去ログ


今日のイーモバ疑惑篇[続報]

2008/09/30

先日書いた、イーモバがおかしいという話の続報。

なんか、急に不調な現象の数々が起こらなくなっちゃった。

昨日、今日、二日間、一度も起こってないです。きわめて順調。

とはいえ、上期末って言う特殊事情もあるのでなんともいえません。期末って、通信需要が落ちたりとかするのかな?なんとなく需要は増えそうな気がしますけど。

ひょっとするとうちの職場近所の基地局が増強されたのかもしれません。・・・といっても、イーモバは1波しかないので大規模なセル再設計が必要なはずですが・・・10月に入ればまた事情が変わるかも、と思いつつ、あぁ、明日から10月だ。どうしよう。一瞬でも使えば10月請求額は4980円だからなぁ・・・。使うのやめとこうかなぁ・・・。

悩む悩む。


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フェムトセルが始まるかも

2008/09/26

NECがSBMからフェムトセルを受注というニュースについて一言頼むというメールをいただきましたので、一言。

そもそも、ソフトバンクモバイルは元々フェムトセルに対して非常に乗り気だった企業の一つ。というのも、ソフトバンクの屋外基地局の整備が足踏み状態で、なおかつ、ホワイトプランによるトラフィックの急増によるエリア品質の低下、エリアの縮小と言った現象がすでに顕著に現れていて、品質の回復は急務。これ以上の品質低下は公共通信業者としては許されざるレベルになりつつあります。この特効薬として急浮上したのが、フェムトセル。そもそも、フェムトセルが法的に認可されるきっかけはソフトバンクによる当局への強烈なロビー活動があったからと言われています。そのフェムトセルの法整備がようやく整って、ここに来て受注というニュースになった、ということかと思われます。

元々は、去年の7月ころから多数のフェムトセルメーカを巻き込んで実験を行っていました。とはいえ、個人的には、フェムトセル製品を持っている多くの海外メーカは多分日本の基準をクリアさせるノウハウがないので、国内製あるいは国内メーカ経由、おそらくNECか富士通になるだろうな、と思っていたわけで、今回のNEC受注のプレスリリースは、さほど意外ではなかったですね。今後ソフトバンクはフェムトのタダ配りを行う、と言っていたので、NECとしてはかなり大きい案件で、今回のプレスリリースをあえて出したものと思われます。

ただ、ちょっとだけうがって見ると、このプレス発表の時期とタイミングが、ちょっとアヤシイ、タイミングが出来すぎているかなぁ、という気がします。

というのが、来年1月に開始、というには、ちょっと遅すぎるのですよ、9月って。一方、プレス発表では、6月にIMSフェムト商用システムを構築完了、とあります(「商用」というのは来年1月にサービスを提供して料金を徴収するシステム、つまり今回NECが受注したものそのものです)。発注前のものが構築完了しているというのも、これまたおかしな話。つまり、発注自体はずっと前にすでにやっていた可能性が高い、ということ。とっくに発注または内示が出ていて、その上でシステム構築を進めていた、という話でないと、1月開始という話とも6月に構築済みという話とも合わないわけですね。

で、発表のあったのが、ちょうど、アメリカの経済混乱で株価が大暴落した直後。ここでの発表はタイミングが良すぎ。これ、ひょっとして、株価対策のために急遽発表したんじゃないかな、というのが私の推測。といっても、ソフトバンク本人は、まだフェムトサービスを開始します、なんて発表はしにくい時期なので(おそらくフェムトサービスのサービス・料金仕様が、他のサービス・商品とあわせて発表される機会が来月以降に準備されているはず)、あえて発注先にお願いして、受注のプレスを出してもらった、という感じなんじゃないかと思ってたりします。

最後に、技術的な点。今回のプレスでは、フェムトシステムの構成要素の図が発表されたわけですが、どうやら、このフェムトシステム、ソフトバンクの3G網からは独立した、IP電話システムになるように見えます。元々IMSと言っているし、かたやソフトバンクの3G網がIMS化されたなんて聞いたこともないですし、相互独立なのはまぁ当然といえば当然なのですが、こうなると、単に「3Gの無線部と電話番号を再利用しただけのIP電話」になっちゃうんですね。

そういうことなので、当然ながら、フェムト←→屋外のハンドオーバなども出来ません。屋外とのハンドオーバも出来るタイプのフェムトシステムも実は存在するんですが(製品が出来上がっているかは不明)、ソフトバンクが強硬に主張したADSLでの利用では品質の問題で動作しないと言われています。ADSLでの利用を最重要条件としているがために、IP電話網接続型のフェムトシステムにせざるを得なかったのでしょう。

たとえば、無線LANとのデュアル端末を作って、無線LAN側に050番号を割り当て、090/080番号から一律にその050電話に自動転送(あるいは同時呼び出し)されるようなシステムを作っておけば、自宅では無線LANのエリアで待ちうけができる、という、似たようなシステムを作ることが出来ます。ドコモやauはおそらくこちらを進めると見られ、これなら、電波干渉の問題もありませんし高価なフェムトセルも不要、免許申請や電波利用料も不要、ともすればAPさえユーザ設置の物をそのまま利用可能かもしれません。どう考えてもソフトバンクのやった方式を使うくらいなら無線LANデュアルを考えたほうが筋がいいのですけど、やはり「世界初」とか「屋内エリア増強」とかいうキーワードを出して株価対策が必要だったのかな、という気がします。

ということでとにもかくにも屋内エリア対策がソフトバンクで動き出したわけで、同じく屋内に弱いウィルコムも、何らかの対策をし始めないとどんどん差が広がってしまう気がします。もちろん「窓際で受信した信号を再送信するホームアンテナ」はその解の一つではあるのでしょうが、パケットが遅い、音声/パケットのW-OAMに未対応、結局屋外セルのチャンネルを消費する、音声が1chしか通らない、そもそも窓際に屋外セルの電波が届いてないと使えない、などなど、多くの問題があり、絶対にフェムト的ソリューションは必要だと思うんですよね。せっかくPHSには自営運用という強力な武器があり、無免許でフェムト相当の無線局を置き放題なんですから、何とか実現をお願いしたいところです。

ということで、多分世界初になるであろう携帯事業者によるフェムト実現かも、というニュースを見ての一言でした。でわ~。

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今日のイーモバ疑惑篇

2008/09/24

なんかおかしい。イーモバがおかしい。

いよいよ端末が壊れちゃったか。

ってのが、もう、全くつながらなくなっちゃう、つながっても、ちょっと大き目のデータを落とす(連続ダウンロードをちょっと長い時間行う)と、切れちゃう。切れた後も一回では再接続できず、何度か試行することになる。また、切れないまでも、全くデータが流れない時間が多すぎる。データが途中でぴたっと止まったと思ったら、その後5分間ほど全く送受信不可能に。でその後何事もなかったかのように復活。

そして極め付きは赤ランプ。数ヶ月前はバリバリに1Mbps以上で使えていた場所から数センチも動いていないその場所で、赤ランプ。圏外表示ですよ。これじゃぁ何も出来ない。この状態になると1時間は復活出来ません。

これが、以前は月に1回くらいの頻度だったのですが、9月に入ったあたりから、ほぼ毎日。つないで使ってみた日は100%、これらの現象(の少なくとも1つ以上)が起こっています。

こんなにひどいという報告はほかでは見たことがありませんので、ひょっとすると、ネットワークの問題ではなく端末の故障かもしれない、というところを疑っています。USBポートを変えたり、電力不足かもしれないということでセルフパワーハブを何種類か試して見たりしましたが、症状は変わらず。ポート側の問題ではなさそうなので、おそらく端末の問題だろう、と。

ただ、そういう疑いを持つ上で非常に困った問題が、「時間帯」。実はこれらの現象、午前10時から午後4時の間にしか起こらないんです。つまり、時間帯に対する依存性が極めて高い。これが、ネットワークの問題である可能性を捨てきれない要因なんですよ。

たとえば、ネットワークが非常に混雑していると、基地局から見たSNRが下がってしまうため、基地局は端末に対して「パワーを上げろ」という指示を出すことがあります。たとえば、端末側で、消費電力が一定値を超えたりすると症状の出る故障が起こっているとすると、そのとき、RF部が指示されたパワーを出そうと多くの電力を使い、症状を発現してしまう、ということは、考えられないでもありません。もしこの説明が正しければ、時間帯によって症状が出る端末の故障、という可能性は十分にありえます。「パワーを上げろ」の指示が、ネットワークの混雑具合に連動しているからです。

これが正しければ、日によって酷い日とそうでもない日があることにも説明が付きます。

ということで、来月にでも修理に出す予定。今月は上限額まで行っちゃったので一日でも多く使わないともったいない。来月は修理に出して、ついでに1ヶ月丸々イーモバにはお休みいただくことにします。いや、1日2日で帰ってくればその日から復帰するかも知れませんが、あまり時間がかかるようだと、その使えない間の分の料金がもったいないので(一応従量傾斜プランですが、実質は一日でも使えば一気に上限額に達しちゃうので、月全体で「使う」か「使わない」かをはっきりしたほうがお得)。

もしこれが端末の故障だとすれば、ごく一部の人たちが主張している「イーモバは2Mbps以上が安定して出ている」という意見と私の実体験が食い違っていることにも説明が付きます。ということは、修理から帰ってくれば私も晴れて2Mbpsを毎日使い放題、ということです。

果たして私の体験している数々の現象やスループット低下は端末の故障が原因なのか。結果は来月あるいは再来月をお待ちください、ということで、今日のイーモバ、本日はこれにて。

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XGPの実際の速度を予想する

2008/09/22

もうね、ほとんどひっきりなしにくる質問があるんです。それは、やっぱり、次世代PHSの実力について。ところで、PHS-MoUの方で次世代PHSの技術名称をXGPを正式決定したらしいので、今後はとりあえずXGPの呼称で進めていきます。どうでもいいですが、XGPってタイプしにくいですね(笑)。薬指がつりそう。

皆さんの興味のあるところは、「XGPって本当に速度は出るの?どのくらいの速度が出るの?」というところなのですが、まぁ、まだ出来上がっていないものなので、なんとも評価できない、というのが正直な答えです。なんといっても、すでにサービスしているW-OAM TypeGの8xの速度もあまりわかってないような人間ですから(苦笑)。

ウィルコム自身は、ちょっと風呂敷を広げちゃって100Mbpsだとかなんとか言っていますが、現時点でXGP国際規格とBWA法令で定められた条件を組み合わせた結果の理論値は、まとめページでも書きましたが、約20Mbps。これが、8x TypeGが最大800kbpsと言っているのと同じ数字です。

ただし、20Mbpsと言っているのは、あくまで使えるチャンネルを徹底的に使い切った場合。実際には、XGPではアンカーチャンネルというチャンネルを使わなければ高速通信が出来ない仕組みになっています。これは、通信の手続きや割当ブロック(PRU)の通知などを高速で行うためのチャンネル。高速通信を実現するためには高速の制御情報通信チャンネルが必要、ということです。

ということで、少なくとも1ブロックは損が生じることになりますし、複数の人が同じ基地局に接続すればその人数分のブロックが消費されます。またこのアンカーチャンネルは、通信していない状態でも必ず1つ消費されるため、つないでいるだけで通信をしていない人、というのも、通信速度を圧迫することになります。

といったもろもろのことを考慮すると、基地局1つあたり、ピークで15~18Mbpsくらいと考えるのが妥当といえます。

ただし、これは、最高の変調方式を使った場合。XGPで最大って、256QAMですよ。256QAMなんて、有線系ぐらいでしか実績がなく、無線、しかも、移動体で256QAMなんて、世界的にもほとんど例がありません。というわけで、256QAMがどこでも簡単に使えると考えるのはかなり無理があります。実際には、本当に基地局アンテナが見えているぐらいの距離と見通しでないと難しいでしょう。

ということで、実際に出る速度は、64QAMあるいは16QAM程度の速度が限界なのかなぁ、と思ったりします。この場合、ピーク速度が6Mbps~15Mbps、とりあえず最悪の場合で考えて6Mbpsとしておきます。ここからさらにアンカーチャンネルなどを考慮して、5Mbps、これが、実際に普通に使うときに平均的に出る速度じゃないか、と思ったりします。

5Mbps、売り文句の20Mbpsに比べるとずいぶん遅いじゃないか、ということになるでしょうが、それを言うと、たとえば私の自宅では、50MのADSLなのに実効速度は4Mbpsがやっとです。と考えると、固定ブロードバンドで日ごろ使っているのと同じ程度の体感速度は十分得られる可能性がある、とも言えます。

ただ、もう一つ問題があって、というのは、XGPは、従来のPHSに比べるとかなり同時アクセスに弱い。先ほど書いたアンカーチャンネルの話もありますし、なんと言っても、総帯域30MHzに対して1局で10MHzを使ってしまいますから、どんなにたくさんオーバーラップさせても、3人以上が同じ場所で使うと速度が低下し始めます。二人目から帯域シェアが始まってしまう一般の携帯電話に比べればまだマシともいえますが、それでも、何十人もの人が入っても平気だったPHSに比べれば、はるかに携帯電話に近いシステムになってしまうことが予想されます。

もちろんこれに対する答えは、更なるマイクロセル化しかないのでしょうね。アダプティブアレイと空間多重はマイクロセルをさらに小さくする強力な技術ですので、これをうまく使えば、多重アクセスの問題をなんとかできます。問題は、XGPのような広帯域通信でこれらの技術がどのくらいきれいに働くか、というところになってくるでしょうが、これはまた別の問題。

ということで、結論としては、利用者の少ないうちはおそらく5Mbpsくらいが平均的に出る、というのが私の予想。場所やタイミングがよければ瞬間的には15Mbpsくらい出ることもあるかも、という感じ。あとは、XGPの基地局展開とマイクロセル技術がどのくらい効果的に効いてくるかで、この速度が加入者が増えても維持できるかどうかが決まる、というところですね。てな感じでお答えになっていましたら幸いです。といったところで本日はこれにて。

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auがスマートフォンを(ようやく)発表しました

2008/09/18

ようやく、auがスマートフォンを発売するみたいですね。とはいっても、法人向け販売が来年春から、個人向けは今後検討、ということで、あまり華々しくデビューというわけにはいかなさそうですが。

前々から一部でささやかれていたとおり、結局、HTC製の端末を買ってきてお茶を濁すことになったようです。要するに、「やったよ」という姿勢が必要だったがためにむりくりやっちゃっただけで、あまり本気で拡販していく気はないのかなぁ、という気がするわけですね、この調達方法を見ちゃうと。本気でやるなら、なんつっても稼ぎ頭で他社との最大の差別化ポイントでもあるコンテンツプラットフォーム(EzWeb)へのアクセスを非常に強く意識した端末にするはずで、そうなれば、海外端末を買ってきてカスタマイズ、くらいではすまないはずなんですね。結局は株主に向けたパフォーマンス、という面が強いのかなぁ、なんて思っちゃいます。

端末そのものは、なかなかよく出来たものだとは思うんですよ。VGA画面とSDHCサポート、カメラにGPSにWiFiにBlueTooth、そしてフルキーボード。とりあえず必要なものは一そろい入った、という感じはします。なので、「とりあえずスマートフォンを使いたい」という欲求なら、十分に満たせる、「ソツのない端末」という感じです。

ただそれだけに、auらしさが全く感じられないですね。なんといっても、auといえば独自仕様による徹底した囲い込み。まぁその思想そのものがスマートフォンとは相容れないといえばそうなのですが、iPhoneのような徹底的独自仕様端末でさえ「スマートフォン」と呼ばれる時代ですから、auがKCP+のAPI公開版のスマートフォンを作っても良かったわけですよ(売れるとは思いませんが)。そうすることで、通信料金だけでなくアプリ・コンテンツからも上がりの入ってくる「儲かるモデル」が描けたはずなんですが、しかし、ここでユルOSの代表格WindowsMobileを使うわけで、いかにも「コストをかけずに結果だけ出そうとした」というように見えてしまいます。

また、いかにも本気度が低いと思わせるのが、やはり、「サービスを一切伴わない」という点ですね。もちろん実際に発売される段になれば何らかのサービスが用意される可能性もありますが、今のところは、料金プランも用意されないわEzWebアクセスどころかメールの受信さえ出来ないわで、「どこがauの端末なの?」という疑問を感じてしまうほどサービス面に何のケアもない状態。本当に単に日本国内の周波数プランにあわせただけのHTCブランド端末という感じです。

当初法人のみというのも、結局は料金プランはすべて相対で定額契約をしていこう、という考えなのでしょうね。WindowsMobileをベースとした業務システムは今ではかなりの種類がありますから、そういったシステムを使いつつ、ネットワークだけはauのものを使いたい、という顧客をターゲットに売り込む形になるのだろうと思われます。あくまで、他社のスマートフォンを使って業務をこなしている顧客のリプレース需要狙い、という感じ。

料金も不透明なのであえてauに乗り換えるメリットはイマイチ見当たりませんが(無理に理由を探すならエリアがらみくらい?)、取引関係のからみでauを使わざるを得ない法人などはようやくの登場に一安心というところでしょうか。

ということで、au初のスマートフォンについての一言でした。でわ~。

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WILLCOM 03への文句とブランドを意識した端末作りと独りよがりなウィルコムスマートフォン開発者の話

2008/09/16

前に書いた、03への文句の続き。ちょっと新しい事実が出てきたので、改めて文句言い。

この記事によると、どうも、03に新たに搭載したソフトの大半はウィルコム製だとのこと。なんだい、シャープ謹製じゃないんですか。

ということは余計に腹立たしいことですね。つまり、ウィルコム自身が自社の顔となるべき端末の、顔となるべきUIを設計し開発していた、ということです。その結果が、あのひどいUIということです。ウィルコム自身が、あんなUIでOKだと思って作った、ということです。由々しき事態ですね。

シャープに丸投げしてたらこんなんなっちゃった、ってなら、まだ同情の余地がありますが、自分でこの仕様書を作ってソフト外注に発注して、ってことをやったわけですよね。WXシリーズの開発者と一度でも打合せしましたか?その仕様書、WXシリーズの担当者に一度でもレビューしてもらいましたか?WXシリーズと同じ条件で受け入れ試験通しましたか?

電話アプリの異常な重さと挙動のおかしさは、ちょっと「電話機として」まずいレベルですよ。後でもちょっと書くつもりですが、発着信履歴の表示は電話アプリが立ち上がるようになっていますが、そこからの他の操作(ライトメール作成や電話帳登録)中に電話アプリの発信画面が出てきたりします。WXシリーズなら最初の試験で落とされるレベルだと思うのですが、これ。

それから、イルミネーションキーがらみの誤作動についても、この記事によると、発表数日前まで出来上がっていなかったとか何とか。そんなものをそのまま世間に出しちゃう常識を疑いたくなります。

また、電話アプリだけはイルミキーが自動で切り替わるようにした、と言う情報、これで、私が悩んでいた「イルミキーが勝手に切り替わってる現象」の謎が解けました。私、結構、発着信履歴を起点に操作することが多いんです。特にライトメールは。この発着信履歴は電話アプリなので、このとき、裏で勝手にイルミキーが切り替わってるんですね。なので、切り替えた覚えがないのにライトメール作成画面でダイヤルキーモードになってたりするし、発着信履歴から他の操作をしたあと待受け画面に戻ると、電話アプリの終了処理がきちんとされないと見えて、勝手にダイヤルキーモードになったままになってしまい、他の操作をしようとするとなぜか最初からダイヤルキーモードになってる、という現象が起こっていたわけです。また、何かのアプリを立ち上げている最中に着信すると、やっぱり電話アプリが立ち上がってイルミキー切り替えを勝手に行う。で、通話終了しても戻さない。画面をTodayに戻そうと「切る」キーを連打していると「3」が入力されちゃって勝手に発信画面になっていることもしばしば(他のアプリ利用中でも!)。

自動切換えモードにするかどうかは、設定できるべきじゃないですか。というのはあくまで要望ではあるんですが、自動切換えがあるにしても、終了時はきちんと現状復帰するのが自然。しかも、電話アプリが立ち上がったときに切り替わるかどうかもまた不安定ときていますから、たちが悪い。いつでも確実に切り替わる、というなら、いずれその操作感に慣れていくものですが、切り替わったり切り替わらなかったりするのが、本当にたちが悪い。最低限の再現性試験さえ通してないことが明白です。

で、もうそもそもの作りがダメってのが、イルミキーの液晶画面部分、これを、OS機能の「SIP」で実現しちゃってる点。もうこれですべてがダメになっていますね。これって要するに、管理を放棄しているわけです。OSがどのタイミングでこのSIPの表示をするかというところまで、OSの管理の壁に阻まれて手が届かなくなってしまっているわけです。だから、意味不明なイルミキー切り替えなどが起こったりするわけです。こういうのは、最前面のフローティングウィンドウで実現すべきですよ。テクニカルには困難が山ほどありますが、それを押しても、管理を放棄したと言えるSIP利用方式はやるべきではなかった。それが出来ないなら最初から大切なキー(電話キー、Windowsキー、OKキー)は画面の中に入れないで済むようなハードウェアの工夫がほしかったですね。もう何が困るって、とにかくオンフックキー(切るキー)が手前に来たり画面の中に逃げ込んだりで「何か困ってもこれさえ押しとけば待受け画面に戻る」という救済キーが一つも無くなっちゃってることなんです。ケータイ=家電としてこれは致命的といわざるを得ません。

また、イルミキーを担っているケータイShoinがこれまたひどい。まず、普通の連文節変換が出来ません。いや、予測変換が出来なくなるくらいの文字数を打ってしまえば出来るんですが、たとえば、「米」という字を出そうとして「こめ」と入力しても、コメント、コメンテーター、米びつ、・・・と、肝心の一文字「米」を変換できないんです。つまり、「予測変換しかない」状態。他のケータイの入力FEPって、たとえば入力後下キーを押せば予測変換だけど変換キーを押せば通常変換、とかですよね。それが出来ない。何をどうやっても出来ない。取説隅から隅まで読んで見たけど、出来ない。やる方法は、予測変換を切ることだけ。なんじゃそりゃ。

そのほかにも、ソフトがらみの問題はたくさんあります。

たとえばメールアプリ。まず何をおいても起動が遅すぎる。しかも、メール一覧を開くのに5秒以上かかる。これは本当に辟易します。メールのインターフェースがケータイみたいにメニューをたどる形式になったのは、画面を直接タッチしなければならない部分が減ったという意味では非常に評価できるのですが、ただそのたどる操作がとにかく重い。これがサクサクとたどれたら本当に良いインターフェースだったんですけどねぇ。前後のメールをカーソルの左右で見られるのもとてもよいインターフェースだと思いますが、これまた開くのが異常に遅い。また、Eメールとライトメールがバラバラの状態、どうにかならないものでしょうか。「受信ボックス」の中に受信したライトメールがないのはかなり不自然です。どちらも内製ソフトなのに、どうして統合しようという考えが起こらなかったのかが不思議。それから、メール送信のアニメーションがちらつく、これは、初代zero3の時から本当に気になっていたんですが、全く改善の兆しがありません。しょーもないところではありますけど、しょーもないことだからこそちょっとだけ改善をすればいいのに、と思うんですよ。

あとは、以前のレビュー(?)でも書きましたが、Operaの安定性がとても低い。起動した直後から何もページを表示できないモードに陥っていることがしばしばあります。更新してもブックマークから選択しても直接URLを入力しても完全に無視されちゃう、謎のモード。あんまりおかしいので再インストールさえして見たのですがダメでした。

上で挙げたもろもろは、本当に全部しょーもない細かい突っ込みなんです。わかってるんですけど、これって重要なんですよ。たとえば、メール送信アニメーションがちらつく、なんてのは、しょーもないの極致ですけど、じゃぁ、ドコモのSH906iのメール送信アニメーションがチカチカちらつく、とかだとどうでしょう。ものすごい違和感ですよね。

私のような技術屋だと、「あぁ、ウィルコムのWindows Mobileソフトの開発力が低いんだね」で終わりですけど、そうじゃない一般の人から見ると、「ウィルコムって安っぽいなぁ」になっちゃうんです。スマートフォンだから仕方がないなぁなんていう理解のあるユーザなんてほんの一握り。

この「安っぽい」が、キャリアのブランドイメージに対して決定的にマイナスなんですよね。端末のちょっとした技術力の低さって、一般の人から見れば、「キャリアの安っぽさ」に直結するんです。多分WILLCOM 03を開発している方々は気づいていないと思うんですが。ウィルコムブランドのソフトウェアを作っているという意識が低すぎます。

そしてこういう体質すべてをあらわしているのが、インタビュー中の須永氏の一言、「“我々の作ったものなら大丈夫だ”」、これに凝縮されていますね。正直、担当者がこんな意識で端末を作っている限り、03はいいものにはならないと思います。これを利用者が便利だと思ってくれるだろうか、利用者に迷惑をかける不具合はないだろうか、これを見た利用者がどういう印象を持つだろうか、と常に疑う心を持って進めなければ、より良いものにはならないわけです。結局、こういった独りよがりな体質の結果として、たとえば明らかにちらついているのがわかるメール送信アニメーションを何世代もそのまま放置しているような、改善と進化のないUIとして現れているわけですね。

ということで、私自身としては、そこそこまともに使えているWILLCOM 03なわけですが、このインタビュー記事を見て逆に失望してしまいました。あぁ、これでは、次以降の03シリーズは期待が持てないな、と素直に思ってしまいました。

ということで、えーと、ものすごく端的に言うと、03シリーズの担当者の変更を強く希望(笑)。私としては、メイン端末とスマートフォンがようやく統合された今の状態を、今後も維持していきたいと思うのですが、今時点で使いにくいなぁと思っている数々の点がこのまま改善されずに後継機種に受け継がれていくのかも知れないと考えると、また根本的に回線の構成を練り直さなければならないわけで。ということで、ウィルコムの偉い方、この辺の意識改革をどうかお願いします。

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YOZANが上場廃止

2008/09/12

さて、YOZANが上場廃止となりました。旧アステルグループのPHS事業の東京事業を買い取ってPHS事業者とはなりましたが、PHS事業そのものは結局は株価操作の道具に終始し、ボイススポットフォンや見守りサービスなどPHSの可能性を拡げる可能性のあった製品・サービスはすべて絵に描いた餅だったことが明るみに出たのは記憶に新しいところです。

上場廃止になった直接の原因は、上場基準で定められた期限内に有価証券報告書を提出しなかったことですが、どうやらもはや会社としての体裁を保つのも難しいほどに決算内容はぐちゃぐちゃになってしまっているようです。YOZANで唯一まともにサービスを継続しているページャ事業だけを切り出して分社化し、事業の継続だけは行う方針のようですね。

このYOZANという会社、結局は9割がた虚業を生業としていたようですね。無茶な事業買収や全く中身のないサービスを派手にぶち上げて株価をあげ、末期的には株式分割やCB発行などで資金を調達する、ということで生き残ってきた会社。他の落ち目の事業を買収して、見かけ上業績が上がったり斬新なサービスを始めるかのように見せかけ、それによって投機資金をかき集めてむりくりお金を回す、ということで生きてきた完全な虚業スタイル。

ただ、こういった虚業スタイルの会社というのは、「終わり」も実に判断しやすく、先ほどもちらりと書きましたが、かなり無理のある新株発行やCB発行(特にMSCB発行)などを乱発し始めたら、終わりは近いと思って間違いないでしょう。この段階になると要するに「一人バブル」状態なわけで、ちょっとしたきっかけでぱちんとはじけてしまいます。たとえば、ちょっとした株式市場の低迷であっという間に業績が暗転し、株価が暴落してぶっつぶれる場合もあれば、株価の維持を目的として粉飾に手を出し司法のお世話になる場合もあるわけです。

YOZANもここ最近、CBをかなりの頻度で発行していて、そこに来て株式市場の低迷が始まってしまったため、資金調達が行き詰った可能性があります。で、結局今になっても2007年度の決算も発表されない状況で、これはいよいよ終わったかなぁ、という感じです。

いやこんなことを考えているのも、2006年にPHS事業を完全終了してから2年、いまだにうちの近所のアステルPHS基地局が雨ざらしで放置されているのを毎日見ているからなんですね。停波後半年でほぼすべての基地局撤去を終えたドコモに比べると、その作業の進まなさは、いかにもYOZANの事業会社としての不健全さを象徴しているように思えるわけです。

ということで、今から考えて見れば、アステル東京はTTNetが手放した時点ですでに終了していた、といえるかもしれませんね。手放した当時も、電源と電柱ロケーションの固定費についてはYOZANに対して特別な対応(というよりも事実上の無料化)をすることで交渉が成立した、という歪な構造であったわけで、運営費と事業売上をバランスさせて経営するという通信事業の形から外れていたわけです。

今時点で日本の移動体キャリアには、実業スタイルの会社が3社、虚業スタイルの会社が2社ほどありますが(その2社を虚業と言い切るのは言い過ぎではないかという指摘もあるかと思いますが、株価に依存した経営、金融業的貸付まがいの業務をしているのは事実で、本業が1種電気通信事業者では無くなっているという意味での「虚業」です)、このまま株式市場の低迷が続くと虚業スタイルの2社の行く末も心配になってきます。1社は危うく新株大量発行に手を染めそうになりましたがぎりぎりで踏みとどまっている状態です。もう1社はまだそういった危ない動きはありませんが、本来投資にまわさなければならないはずの手持ちの現金(もちろん借金)を派手にインセンティブと広告宣伝に使っていて、業界ではちょっとおかしいぞということがささやかれているようです。

YOZANの上場廃止は、大規模な通信実業を道具にした虚業スタイルの会社の行く末のケーススタディになると言えそうです。だからといってすべての虚業寄りの通信事業者が同じ道をたどるとは言い切れませんが、むしろ、大切な周波数資源を預かる事業者として、YOZANの二の舞とならないように責任を持ってネットワーク運営をお願いしたいものです。といったところで本日はこれにて。

※つい先ほど情報をいただいたのですが、台湾のPHS事業者FITELが倒産したそうです(あるいは倒産寸前)。最近はPHSは放置でWiMAXに注力していたようですが、現金が底をついた模様。FITELのようなガッチガチの実業スタイルの事業者も倒産するときは倒産する、ってことで、某3社も安泰とは言えませんよ~。
参考URL:http://www.digitimes.com/telecom/a20080903PD213.html 資金難を伝えるニュース。実際に倒産したとのニュースソースはまだないようです。

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雷雨は電波によろしくない

2008/09/08

質問箱に、「雷雨の時は電波が良くない気がしますが、天気と電波は関係ありますか?」という質問をいただきました。ずーーーっと昔に似たような一言を書いたような気があるのですが、自分で探すのもめんどいので、改めて取り上げて見ます。

ずばり答えを書いてしまうと、天気と電波には非常に強い関係があります。というのは、電波にとっては、まずそもそもの「空気」が伝わる上での邪魔者だったりするからです。

といっても、確かに空気が邪魔になる度合いは小さく、実際には、たとえば電波の飛ぶ速度で言うと真空とは0.03%くらいしか違いません。

ところが、ここで雨が降ると、話が違ってきます。実は、水は空気とはかなり性質が違っています。たとえば電波の飛ぶ速度で言えば約30%も違っています。電波などの波が速度の違う媒質に入射すると、反射、屈折などの現象が起こり、散らばります。要するにそこで大きなロスが生じることになります。

そういうわけで、単に「空中の水滴が邪魔をして電波が伝わりにくくなる」ということが起こるわけです。とはいっても、実はここにもう一つ要素が絡んできます。それが、電波の波長。波というのは、その波の大きさよりも小さなものは簡単に乗り越えることが出来る性質があります。たとえば、台風の海岸では、小さな防波堤を大波が軽々と乗り越えてしまっていますが、電波でも同じようなことが起こります。

ですので、小さな雨粒ではあまり影響が出ないことが多いのです。影響が大きくなるのは、雨粒が大きくなる豪雨の場合。また、電波の波長が小さいほど小さい雨粒にも影響を受けやすくなるので、波長の長い800MHz帯の携帯電話よりも1.9GHz帯のPHSの方がより影響を受けやすくなります。

それからもう一つ、雷雨で通信が不安定になる可能性があります。それが、雷。

雷というのは、とにかく非常に高電圧で非常に高速な放電現象。すさまじい電圧変化が一瞬で起こるわけですから、そこで放射される電磁波も大変なものになります。また、稲光を見ていてもわかりますが、それが1秒近く断続的に続くことがあり、電磁波も連続的に放射されます。

瞬間的な現象なので、もし完全な矩形パルスだとすれば理論上はすべての周波数の電磁波を含むことになります。実際はそんなことはないわけですが、それでも、携帯電話程度の周波数には結構大きなノイズを生じさせる可能性があるといえます。

ということで、雷雨というのは、無線通信にとってはかなりの悪条件。元々低電力で通信するPHSにとっては、特にその影響は顕著に現れてしまいます。出来れば激しい雷雨の日を基準にエリア構築をしてほしいところですが、自然が相手ではなかなか難しいと思います。とはいえ、PHSの場合ならしっかりと基地局密度を上げれば必ず改善する問題ですので、今後もエリア改善をお願いしたいところです。といったところで本日はこれにて。

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TypeAGってなんじゃろ

2008/09/05

PHSがメガを超える日という記事で、ウィルコムの近副社長が、以前からところどころで話が出ているW-OAMの高速化の話をしています。ということで、今日はこのお話。

ということで、まずはこの話の中で「PHSはいくらでもチャンネルを束ねて高速化できる」という話が出てきていますが、確かに、無線機の数さえ積んでしまえばいくらでもチャンネルを束ねることが出来ます。当たり前っちゃぁ当たり前な話ではありますが、基地局のカバーエリア同士がオーバーラップしているというPHSに特徴的な高速化手法であるということも出来ます。

16xはすでに試作機が、という話も出ていて、これはおそらくウィルコムフォーラムやワイヤレスジャパンなどで展示されていた、W-SIMをむやみにまとめたアレのことでしょうね。無印W-OAMのW-SIMを4枚で16xというやつで、これが、大体700kbpsを安定して出していたようです。無印W-OAMの1チャンネル当たりの速度は大体50kbpsくらいなので、16xでは理屈的には800kbpsが最高となり、これに対して700kbpsが出ているのは束ねることによるオーバーヘッドを差し引いて考えてもなかなか優秀であるといえます。

ただ、やはり最大の問題は消費電力のようですね。従来の8x対応のカードもそうなのですが、やたらと消費電力が大きい。これは、PHSが上下対称通信をしていることが大きく影響しています。無線通信で一番電力を食うのは、やはり、実際に空中に電力を放出する行為である送信の時。こればかりはもうどうやってもインチキは出来ませんので、端末から見て送信(つまり上り)にあたる情報量が多ければそれだけたくさんの電力を必要としてしまいます。

だったらいらないときは上りをとめちゃえばいいじゃん、というのも、そう簡単には行きません。というのは、そもそもPHSのチャンネルは上り下りがセットで、上りを送信することで「まだ生きてるよ」と知らせている(つまり同期を維持している)という事情もあったりするからです。さらにウィルコム独自の問題として、アダプティブアレイや空間多重を活用しているという話もあります。アダプティブアレイや空間多重は、上りの受信状態から送信条件を演算する方式なので、上りが途絶えることはこれらの周波数効率上昇テクが使えなくなってしまうことを意味します。

そこで記事中で触れられている「W-SIMでも8xが使える」TypeAGについて、どうやるのかを想像するわけですが、まず、「スロット間で同一の周波数を使う」という大前提をおくと、上手くいきそうな気がします。そもそもスロット毎に上りと下りのペアが必要なのは、スロットによって周波数が変わる可能性があるからで、周波数が違えば当然電波特性が違いますから、それぞれのスロット毎に同期とアダプティブアレイ・空間多重を管理しなければならなかったわけです。これを、「全部同じ周波数ですよ」とあらかじめ決め込んじゃう。これだけで、上りのスロットは1つあれば十分、ということになります。

ということで、消費電力の問題は多分クリア。上りスロット1個あれば下りスロット4つが使えるわけです。・・・でももう一つ重要な問題。それは、サイズ。確かにチップは小さくなっていますが、無線機そのものは小さくなっていません。特に、送信機。だから、たとえばW-SIMサイズに無線機を二つ載せるというのは、ちょっと非現実的かなぁ、と個人的には思っているんです。

そこで、送信機1つ、受信機2つという構成をとります。受信機はかなり小さく作れますので、2個くらい載りそうなんですよね。その受信機をそれぞれ受信機1、受信機2として、受信機1は周波数Aで4スロット、受信機2は周波数Bで4スロット、それぞれ受信します。そして、送信側については、第1スロットは周波数Aで上り送信、第2スロットは周波数Bで送信、とします。で、基地局は、第1スロットの上り電波情報を元に周波数Aの下り4スロットすべてを制御し、第2スロットの上り電波を元に周波数Bの下り4スロットすべてを制御する、というようなことが考えられますね。

もちろんこの場合、上りは最大4スロット使えますから、第1第2スロットをA、第3第4スロットをBに充ててもいいでしょう。この場合、たとえばTypeG相当の変調を使えば、下り800kbps上り400kbpsというのが、W-SIM一個で実現可能になる、ということになります。

上り速度をあまり気にしないWEB閲覧などの用途に限れば、これでも十分な速度といえます。特に、W-SIMインターフェースそのままで使えるとなれば、従来の03などのスマートフォンにもすぐに載せられます。これ、ぜひとも実現してほしいですね。やっぱり最大200kbps、実測100kbps程度では、せっかくFLASHが見られるようになっても重いページではかなり苦しくなります。せっかくのスマートフォンを活かすためにも通信速度は追求してほしいところです。個人的には、次世代PHSなスマートフォンは相当先にならないと出てこないと踏んでいますし。

とりあえず、近々にTypeG対応なW-SIMが出てくるっぽいことはほぼ確実になってきているようですが、受信性能の低いW-SIMでは多値変調は活かしきれないと思うわけで、その分はチャンネルを束ねることでごまかゲフンゴフン、補償してほしいところです。ということで、W-SIMで8xを実現できそうなこのTypeAGにはちょっとだけ期待したりしています。といったところで本日はこれにて。

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ウィルコムの増資話

2008/09/03

なんか、カーライルがウィルコムの増資を計画してるとか何とか、そういうニュースがちょこっと出てました。財務の話はイマイチ苦手なのですが、とりあえず今回はこのお話でも。

とりあえず、元々は、カーライルとしては、ウィルコムを買った最終目的としては、日本で上場して市場で株を売り、売却益を上げる、というところだったわけです。ところが、昨今の株式市場の低迷のせいでなかなか上場のタイミングが取れず、しかもお金のかかる次世代の投資も始まっちゃった、ってことで、仕方なく追加で投資することになった、ということのようです。

いや、そうなんですよ、元々、カーライルはウィルコムを上場させる、って言ってましたもんね。2004年の買収当初、数年以内に上場して株を手放す、という趣旨のことを言っていました。とすると、2007年なんてのは、なかなか良いタイミングだったわけです。

なんといっても、いわゆる次世代無線、BWAの免許を獲得する、という非常に大きなイベントがありました。2007年の前半時点でウィルコムはほぼ当確と言われていましたから、昨年中に上場してしまうというのもタイミング的には悪くなかったと思うんですよ。

もちろん、2007年の中盤頃には、免許獲得はやや怪しいか、という雰囲気が流れたこともありましたが、それでも、業界筋では10月頃にはほぼ確定という情報が行きかっていましたし、当然、そういった動きは投資のプロの人たちも見ていたはずです。ですので、10~11月頃に上場してしまうのが多分一番良かったのかも知れないんですね。

とはいえ、昨年8月に始まった株式市場の大混乱。ちょっとだけ株をたしなんでいた私も結構痛い目にあいましたが(苦笑)、あの状態で上場すると、本来の評価に比べてかなり低い価格で株を手放さなければならない事態となったでしょう。もちろんその株低迷は今日現在も続いているわけで、一番ウィルコムの価値が上がっている時期に一番市場が荒れている、という、最悪の流れになってしまっています。

ぽろっと書いちゃいましたが、そうなんですね、今時点が、多分一番ウィルコムの価値が高いと思うんです。それはもちろん次世代への将来性の評価。ただ、これが来年になって実際に次世代の事業が現実になってくると、投資に伴うキャッシュの流出、加入者獲得に伴う獲得費用による一時的赤字、100Mbpsと広げた大風呂敷の中身の暴露、などなどで、ウィルコムの価値は下がってくると思うんですね。

で、このままだと企業価値は下がっていく一方になってしまうので、ここで増資を施して、たとえば次世代加入者の獲得の大幅加速やエリア展開の加速などと言った企業価値向上に充てようということなのかなー、という気がします。

どのくらいの増資になるのかは、まぁ予想の範囲を出ませんが、うーん、200億とかそのくらいじゃないでしょうか。現在の資本金が50億なので、あわせて250億。元々が2000億ちょいで買った会社なので、1000億追加はちょっと規模が大きすぎてありえない。とはいえ、じゃぁ現在の資本金と同額、50億くらいなのかというと、ちょっとそれじゃぁ少なすぎて価値向上にはあまり意味がない。200億くらい突っ込めば、たとえば、1基200万円の基地局なら1万局余計に建てられますし、1加入者5万円の獲得費用を使うとすれば40万回線余計に加入者を増やすことが出来ます。

この予想値、われながら良いところを突いているんじゃないかと自画自賛したりしていますが、資本金が一気に5倍になる増資って、投資屋さん的常識としてはどうなんでしょうか。まぁ未上場なのであまり影響はないとは思いますけど、あまりに常識はずれだったら恥ずかしいなぁ(笑)。

ということで、まぁなんつーか、割賦債権流動化による資金調達なんていう怪しいこともやりつつ、ちゃんと増資による資金調達という健全な財務活動も行っているようで、ひとまず一安心、と言ったところの今回の増資のニュース。といったところで本日はこれにて。

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