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2007/10の過去ログ


初代W-ZERO3サルベージプロジェクト

2007/10/31

なんだかんだ言って、未だにウィルコムの看板を背負ってしっかり販売を続けている初代W-ZERO3。と言うのも、やっぱり初代の商品性はその時点で結構完成されていたから、と言うのがあります。ドコモもソフトバンクも、初代と同タイプの前面がほとんど液晶+スライドキーボード、と言うスタイルのスマートフォンを真っ先に投入したことからも、これは明らかです。

そんな中でも、やはりW-ZERO3は一つ飛び抜けていて、例えばhTc ZやX01HTがQVGA液晶なのに対してZERO3は3.8インチのVGA、タッチパネルを使った操作感では頭一つ抜けている、と言うのが、未だに初代が売れている理由と言えそうです。唯一現行ではイーモバのEmOneが4インチVGAと対抗できそうですが、こちらはエリアと料金に少々難あり。簡単に真似できそうなのに意外と同じ商品性のライバルが少ないのが、未だに初代が売れている理由と言えそうです。

ただ、今後永劫に渡ってこういう幸運な状況が続くとは思えません。少なくとも、すでにいくつかの割り切りをしてEmOneに乗り換えるような人もたくさん出てきています。それに、正直、初代ZERO3は、外見も中身も「古くさい」です。

外見も含めて新装するとなるとそれは要するに新機種ということになるわけですが、しかし、まもなく1年半近くにもなる長い期間、ソフトウェアのアップデートさえしないと言うのは、一体どういうことでしょうか。その間に、同じプラットフォームを使った新機種が3機種も発売され、しかも、そのどれもがソフトウェア的に大きく進歩したものを持っているのに、です。

はっきり言って、最新版、アドエスのソフトをそのまま初代に適用するだけでも全然使い勝手が違ってくると思うんですよ。ハード的な構成はほぼ同じですから、やってできないことはないはず。Xcrawlとか無線LAN周りとかが違うと言う点もあり、それなりにローカライズは必要となるでしょうが、それ以外の条件はほぼ同じ、それでいて、メーラやカメラ関連ソフト、辞書ソフトなど新しいフィーチャーはたくさんあります。ライセンスが必要なソフトもありますが、ハード的な開発費や金型費などはすでに回収しちゃってるでしょうから、それを原資にソフトウェアアップデートと関連ライセンス付与、と言うことをしてもバチは当たらないと思うんですよ。

なんというか、せっかく、[es]やアドエスでがんばって開発したソフトウェア資源を、初代にフィードバックしてあげないのは、非常にもったいない、と言うのも、こういうことを言う理由だったりします。特にアドエスでは使い勝手を追求して非常に細やかな工夫が施されていて、初代に比べると格段に使いやすくなっています。これと同じレベルのインターフェースで、初代のあの高詳細大画面という特徴と組み合わせれば、また市場の評価は大きく違ってくるはずなんですよね。それに、W+InfoやW+Musicなんてネットワークまで巻き込んで大がかりなサービス作っちゃって、これがアドエス専用って、どうも納得いかない。むしろ、大画面の初代こそ、こういった情報配信サービスの使い勝手は良いと思うんです。

と言うことで、ウィルコムさん、もったいないオバケが出る前に、[es]やアドエスで培った資産を是非とも初代にフィードバックしてあげてください。あ、アドエスの資産を[es]にフィードバックするのも忘れずに。

で、話は変わるんですが、それはそうと、初代の後継機って、出ないんですかね。いや、上で書いたアップデートさえあれば不要っちゃぁ不要なんですが、ただ、初代に対してハード的な不満がなかったかというと、そうでもないわけですよ。

まず何と言っても立て付けの悪さ、質感の低さ。あちこちがガタガタギシギシしてて、使ってて不安になる程の寸法の甘さ、これは是非とも改善を期待したいところ。きっちりスライドを閉じてても、隙間に爪楊枝がさくっと入っちゃうって、どゆことよ、って感じですよ。

それから、やっぱり機能的な部分で不満があるのが、速度の遅い無線LANと、USBホストへの未対応。また、キーボードを引きだした状態で画面にタッチせずに操作できる何らかのデバイス(例えばEMoneのぐりぐりポインタみたいな)があるとより便利だと思います。

それから、これはもう感圧式タッチパネルだから仕方がないのかも知れませんが、表示面(タッチパネル表面)とフレームの段差、これをできるだけなくすか、どうにかしてスムージングして欲しいですね。この段差にホコリがたまっちゃってどうしようもないです(笑)。工程的には難しいかも知れませんが、液晶のサイドからフレームで挟み込むような形にして完全に段差なしを実現することも不可能ではない、なんて思いますが、いかがなもんでしょ。

後は押しやすいボタンとかリセットボタンの外だしとかいろいろ細かい要求はありますが、とりあえずはこんな感じで、初代の後継機を期待したいなー、なんて思ったりします。

と言った感じで、初代に対する要望をまとめてみました。それでわ~。


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ウィルコムがHOSPnetを受注???

2007/10/29

HOSPnetの受注ですって。なんじゃこりゃ。

と言うことで内容をよくよく読んでみますと、これがどうやら、有線系ネットワークシステムの受注、と言う話のようです。

このHOSPnetというのは、全国に病院のある国立病院機構で、業務システムを共通化するのが主な目的のようで、財務経理業務、人事給与業務、医薬品情報、などなどの支援用ネットワークと言うことになっています。業務支援と言っても、病院での最重要情報、カルテ情報の共有などに使われるものではないため、それほど重要というものではないようですが、とは言え国立病院の経営の基幹システムには違いなく、ある種の行政システムの一部でさえあると言えます。

で、国立病院機構の落札者公示などを確認してみると、ウィルコムが受注したのは、通信回線、となっています。つまり、業務システムなどのソリューションではなく、純粋な通信中継回線の受注のようです。単純に言えば、ウィルコムがIP網のプロバイダになる、と言うことに相当するわけです。

これは実に奇妙な話です。と言うのも、ウィルコムはそもそもPHS事業者ですし、PHS事業者の中でも、自前の地上網を持たない「NTT依存型」です。確かにウィルコムはITXによるIP化を進めていて、自前のIP網を持っているようですが、これも実際にはどこかのIP網プロバイダが提供している閉域網型IP網サービスを借りてやっていること。

つまりですね、地上網を全く持ってない事業者が、有線系回線を受注しちゃった!ってことなんですよ。えぇ~、ウィルコムこんなことやってなんか得あんの~?ってことなんですよ。

まぁ、単純な金銭的なものはあるんでしょう。受注額が9億円となっていますが、ウィルコムくらいの規模の会社なら、この9億円は結構でかいのかな、と思ったり。ただ、それだけでも無いと思うんですよね。

まず、この回線卸売り、多分、ウィルコムがPHS用に借りているIP網をさらに又貸しすることになると思うんです。そうなると、例えば、PHSの通話やデータなんて結構地域差があるでしょうから(エリアの差があるので当然でしょうが)、地方で遊んでいる回線が結構あるはずなんですよね。その空いている部分を安く貸すことで、利用率を上げ、ついでに賃料もいただける、ってことで、ウィルコムにとってはほとんど投資せずに売上を上げられる、と言うメリットがあるわけです。

さらに言えば、このIP網は(おそらく)PHS用のIP網と共通ですから、PHSとの連携が非常にしやすい形になるはずです。プレスリリースでも触れられていますが、先日発表のあったW-VPN広域内線システム、これを利用するためにはウィルコムIP網と企業の構内交換機を接続しなければなりませんでしたが、ウィルコムIP網と国立病院機構に参加する全病院がネットワークで接続されると言うことは、自動的に全病院を包含した広域内線を組めると言うことを意味するわけです。

ついでに、これは妄想ですが、ウィルコムのIP網に直結するってことは、例えばAIR-EDGEとも直接通信できるようになるんじゃないのかなぁ、ってところなんですよ。つまり、ほとんど手間をかけずに、AIR-EDGEによる業務システムへのアクセスシステムができあがっちゃう、のではないかと思ったりします。例えば患者にZERO3を一台貸し出して、そのZERO3はHOSPnet接続専用にしておいて、専用の問診ソフトを入れておいて、で何かあったら患者はすぐにそのZERO3で症状を入力。病院側では緊急度に応じて通院を促したり往診したり、場合によっては救急出動を要請したり、と言うことができるようになります。全国の病院がつながっているので、旅行先で具合が悪くなった場合も無手続きで現地の国立病院にかかれる、なんてことも夢ではありません。もちろんこういったことはカルテ情報との連携が必須ですので、カルテ情報が乗せられるようになる必要がありますが、全く不可能のことでは無いでしょう。

とかなんとか微妙な妄想をしてしまうわけですが、なんだか、ウィルコムが本格的に事業の多角化をしはじめた感じですね。W-VPNの時にもちょこっと欠きましたが、今回のも含め、これって、ウィルコムが固定回線事業に参入する、ってことなんですよね。まぁ実際のところ、移動と固定を兼ね備えてない事業者は無いくらいの話ですから(NTT法で事業分野を限定されているNTT系はのぞく)、当然と言えば当然の流れかも知れません。KDDIや旧日本テレコムのように広大な地上網を持っているからそれを活かして移動通信に参入しよう、と言う考え方もあれば、移動通信でも当然地上網は必要だから、どうせ地上網を調達するならその一部を貸し出して売上の足しにしよう、と考えたのがウィルコム。いずれにせよ、移動と固定はやっぱり切っても切れない関係、と言うことなんでしょう。

と言うことで、えーと、法人向けサービスばっかですけど、個人向けもなんか面白いことやってくださいね~、とメッセージを送りつつ、本日はこれにて。

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ウィルコムおまかせ定額プラン

2007/10/26

さて、いつものように妄想を突っ走らせて、今回は、「ソフトバンクのホワイトプランに対抗できてしかも採算がとれる新プランの提案」をしてみます。

と言うことで、ポイントは二つ。一つは、「ぱっと見の基本料金がホワイトプランよりも安い」と言うことと、「きちんと採算がとれる」という二つです。

と言うことで細かいことを言わず、まずはいきなり私の妄想プランを発表してみます。その名も「ウィルコムおまかせ定額プラン」。

肝心の基本料は、ずばり0円。0円ですよ。これが最大のポイント。基本料0円より安いプランはぜったいに作れませんから、ここで一気に究極の基本料金を突き詰めてしまいます。これが、第一のポイント「ホワイトプランより安い基本料」です。これでおしまい。

次に、「採算がとれる」という所を考えていきます。まず、請求書の発行を有料化します。これは、他社と同じく100円で良いでしょう。それから、「メール・WEBの基本料」を作ります。これはずばり、「オンラインサインアップしたらそれ以降毎月300円」で。これも他社と同じ水準ですね。もちろん、オンラインサインアップで高速化サービスを選んだらさらに+300円で小銭稼ぎも可能。

次に通話料ですが、070宛は1回でも通話したら最低料金600円が課金され、60分まで無料。60分を超えたら1分10円だけど1200円を超えたらそれ以上は再び無料、と言う自動ダブル定額方式にします。またそれ以外への通話は一律30秒10円くらいで統一しておくとちょっとはわかりやすくて良いかも。

メール料金は、通話と同じく、1回でも使えば300円。ただし、300円だけ払えばメールは使い放題、ってことにします。WEB料金は最低料金500円で5万パケットまで無料、で、最大3800円のデータ定額と全く同じ単価とキャップ料金の自動ダブル定額で。

と言うようにすると、通話とメールとWEBをそれぞれちょこっと使う人は、基本料0円+メール・WEB基本料300円+通話基本料600円+メール定額料300円+パケット基本料500円で1700円+各超過料金。仮に通話し放題メールし放題とすると2300円になり、従来の定額プラン(割引後)と同等になります。さらにパケットまで定額にすればこれが5100円となり、現在のウィルコムのARPU、4000円を大きく超えて収益に貢献する所にまで行きます。

確かにこれをやってしまうと総合ARPUは大きく下がってしまいますが、そもそも、通話もメールもWEBもしない回線なら原価も低いですし、請求書も発行しなければかなり原価は下がると思うんですよね。唯一の難点は獲得費用、つまり「インセンティブ」ですが、これも、W-VALUE SELECT選択の人のみこの「おまかせプラン」を選べる、ってことにすれば解決。W-VALUE SELECTでは、利用料を超える割引はしない、となっているので、もし全く使わなくて0円でも、割賦代金だけは請求できる、と言う、ウィルコムが損をしないシステムに作り上げることができます。

と言うことで、いやぁ、我ながら、ひどいプランを考えるものですね(笑)。広告では「基本料0円!」とかって表示しながら、実は普通に使うだけで一気に1700円かかるってんですから、もう、だましもいいとこです。ほんとは従量金額とかをもっと高額に設定してもいいんじゃないか、と思ったんですが、まぁなんというか、良心の問題として、ソフトバンクの各単価より安く設定してみました、ってことで。でも基本料0円ってだけで、この辺、もっと高く設定しても売れる可能性はあると思うんですけどね。

でもまぁ、実際ソフトバンクに本気で対抗しようと思ったら、このくらいのひどいだましテクを使わないと対抗できないと思うんですよね。ソフトバンクも、基本料980円と言いつつ、ホワイトプラン加入者が半数を遙かに超えてもARPU5000円を確保している、つまり、いろんな所でうまくだましてたくさんの利用料を課している、ってことなんですから。だから、この「おまかせプラン」のような見た目の安さを追求したプランと、従来の定額プランのようにわかりやすさと誠実さを重視したプランの二本立てで、加入者と収益をしっかり確保していく、と言うのが、今後のウィルコムのやり方じゃないかなぁ、と思ったりします。

と言うことで、本日の妄想はこれまで。それでわ~。

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総務省の横暴???

2007/10/24

メールでいただいたネタ。産経による国防用電波に関する憂慮(?)

まぁ始めに言っておくと、「ぶっちゃけ、産経だし、なぁ」ということで。今回はお笑いネタとして考えていただければ幸いです。

と言うことで、なんというか、ここまで盛大に恥をさらすとは、なかなか度胸があるなぁ、と思うわけですが、そのなんというか、記者が自分の大勘違いを信じ込んだ上でそれを防衛省に持ち込んでインタビュー、なんて、単に引っかき回しているだけと言うのが、この記事の要旨です。

まず、この記事で触れられている、2GHzの割り当てについてですが、これは確かに、2003年に決まりました。しかし、この帯域を公共利用から携帯(3G)利用に転換する、と言う方針は、それより遙かに昔に決まっています。そしてさらに言えば、2000年までに、その帯域で使っていた全ての公共用無線(国防用含む)は全て、代替周波数への移行を完了しています。この程度のこと、googleでちょこっとしらべりゃわかることなのに、全く、大衆紙の記者ってのは相変わらずレベルが低いですね。

そんな昔のこと、はっきり言って防衛省の人も覚えてないですよ。そこに持ってきて、「防衛用に割り当てられている周波数がいきなり携帯電話向けになるらしいですよ」なんてことを言って押しかければ、防衛省の幹部も狼狽しますよ。そんな話聞いてない、と。でもその実体は、とっくの昔に移行を終えた、存在しない周波数なんですよね。

また、国際電気通信連合憲章のくだりも、意図的なのか天然なのか読み違いをしていて、「軍用無線」の「自由」があるから軍用は最優先に割り当てるべきだ、なんてあほなことを抜かしていますが、この憲章の意図は「電波を軍用に割り当てることは各国の自由裁量に任せる」という意味です。「世界平和のために電波の軍用を禁止するなんて野暮なことは言わないよ」という意味なんですね。間違っても、軍隊はどんな電波も勝手に使って良い、と言うとんでもない意味は含まれていないわけです。

と言うことで、まぁなんというか、もう笑い話にさえならないようなこの記事なんですが、これで終わるのもなんなので、とりあえずこういった電波政策に関して、ちょっとしたうんちく。

例えば、800MHz再編なんてことでちょっと前に騒がれたことでもわかりますが、とにかく、電波の割り当てを再編する、と言うときは、何かと大変です。そもそも、まず今現在免許を持っている全ての人に、立ち退いてもらうよう要請しなければならないわけです(そう言う意味でも、件の記事の内容はめちゃくちゃですよね)。例えば、携帯電話用の帯域なら、これは実にカンタン。免許人は携帯電話事業者ですから、事業者とさえ話を付ければいいわけです。それに対して、もっと特定用途向けの無線だとこれが大変で、免許局の数は携帯電話ほどでは無くとも、その免許人がほとんど別個で、一人一人話を付けなきゃならないわけです。

そして当然ながら、新たに割り当てを行う時点では、古い割り当ての電波は全て止まっていることが前提です。例えば記事にも出ていた、1.7G帯や2G帯の該当帯域についても、2000年段階で免許人は完全にゼロになっているはずです。もしそれでも自衛隊がその帯域を使ってた、なんて言ってるなら、それは無免許送信。完全に違法無線局です。

ただ、最近では「お国の意向だから」と言って黙って立ち退かなければならないというのは不公平ではないか、と言うことで、いわゆる「立ち退き料」を支払う制度が整っています。例えば、5GHz帯の無線LAN転用のために立ち退いてもらった無線局に対しては総額3億円以上が拠出されているようです。このように、電波の利用と立ち退きに関しては法で縛るだけでなく、きちんと経済原理で運用していこうと言う方向に整いつつあります。

という感じで、なんというか、記事は徹頭徹尾「総務省の横暴」みたいな書き方していますけど、ぶっちゃけ、諸外国の電波監理当局のほうが遙かにすごいですからね。だって、帯域オークションで兆の単位のお金が動くとか・・・日本じゃ考えられませんよね。私は個人的には電波利用料はもっと値上げすべきだとさえ思っています。それに、例え自衛隊(国防軍)だとしても、好きな周波数を勝手に使っていいなんて言う法は成り立ちません。ただでさえ自衛隊利用分の電波利用料は極端に減免されていて審査も甘いんですから、好き勝手やって貴重な国民の帯域に妨害波を垂れ流してしまうようなことのないよう、総務省には厳しく見張っていて欲しいと思う次第です。

という感じで総務省擁護一辺倒の一言でした(爆)。でわ~。

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W-SIMをいろんな通信方式に対応させよう!

2007/10/22

ずーっと前にも書いたんですが、W-SIM互換の他の通信モジュールって、作れないものですかね。いや、ちょっと調べたら、インターフェースの仕様なんてのが簡単に見つかっちゃったわけですが(WCMFの仕様ページ)、これ見ると、実に単純な構造になっているのがわかります。

簡単にまとめると、UART+音声入出力(PCM)+電源+電界強度。こんだけ。UARTってのは、もっともシンプルなタイプのシリアルインターフェース。もちろん非常に安価なワンチップマイコンで入手可能。PCMは、CDで使われているデジタル音声インターフェース、もちろんこれも非常に安価。電界強度なんてのはてきとーに対応してやればいいし、となると、このインターフェースを作るのは実にカンタンってことです。

でその機能を考えてみると、ATコマンドによる音声発着信、モデム発着信、そして音声データのやりとり、と言う、電話としての基本的な部分は完全に押さえているわけですから、まず、携帯電話の基本的な機能はこのインターフェースだけで実現可能なはずです。少なくとも今現在W-SIMでこれらが可能で、加えてライトメールの送受信も可能ですから、SMSも含めて、GSMクラスの携帯電話プロトコルは完全に網羅できると思うわけです。

と言うことを考えると、これ、GSM版を作らないのは、非常にもったいない。ってのも、やっぱりPHSは海外で広まっているとは言え、それより遙かに前から世界的に標準となっていたGSMに比べれば利用可能国は圧倒的に少ないわけで、また、ドコモ、au、ソフトバンク、いずれのキャリアも端末へのGSM機能の内蔵の標準化を進めているわけですから、海外での利用性はこのままでは大きく差がついてしまうことになります。ここで、GSM版W-SIMが出れば、端末そのままにSIMだけ挿し換えればGSMに対応です、ってな話になるわけです。

ここまで行けば、さらにウィルコムがGSMのUSIMレンタル代理店になって疑似ローミング、ってのが一番ベストですが、そこまで行かなくても、GSM版W-SIMだけ持って空港でUSIMレンタルを受けて、ってかんじでいつもの端末をそのまま海外で使えるようになります。海外に行くことが多い人なら、ソフトバンクのホワイトプランやauのシンプルSなどの格安プランでGSM電番の入ったUSIMだけ維持しておくのも良いかもしれません。

ってかんじで、ハードウェアとしてだけでも、GSM版W-SIMを作ることには結構意義があると思うわけです。ついでに言えば、cdma2000版とかW-CDMA版とかもあるとさらにベストだったりしますが、この辺はチップの大きさや発熱、消費電力辺りの問題でかなり厳しいかも知れません(でも最近の小型チップの登場でかなり現実味はあると思います)。

他にも、W-SIMのような発着信の信号制御とモデムと音声、と言うだけのインターフェースで利用可能な通信方式があるかも知れません。ぶっちゃけ、SIMを超インテリジェンスにしちゃえば無線LANを擬似的に使うことも可能なはずです(利用可能なアクセスポイントを検索して自動接続する無線LANクライアントとIP電話のクライアントを内蔵しちゃう)。まぁこの場合はUARTの遅い通信速度がネックになってくる可能性はありますが、これもSIM側をUSB対応かつインテリジェントにして、ジャケットがUSB対応だったら自動的にUSBでネゴして速度アップ、なんてことも可能ではないかと思ったりします。

W-SIMの利点は、ジャケット側を好きなものに変えられる、と言う点がもちろんあるわけですが、これは、他社3Gでも可能っちゃ可能。それよりも、SIMを入れ替えるだけで違う通信方式の電話機になってしまう、と言うのがW-SIMシステムの最大の利点だと思うわけで、そう言う意味でも、SIM側の横の広がりをもっと推進して欲しいところです。と言ったところで、本日はこれにて。

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ウィルコムの広告宣伝に対する提言

2007/10/20

そうそう、ウィルコムが下手っぴと言えば、宣伝、広告。本当に昔から下手ですよね。広告代理店変えたら?なんて思うくらい、下手。

例えば、最近TVで放映している、あのバレリーナがくるくる回ってるCM、あれ、一体何を言いたいのかさっぱりわからんですよ。いやいや、わかるんですよ、ZERO3でしょ?スマートフォンでしょ?でもウィルコムの売りって、それなの?ってこと。

何度も書いた気がしますが、ウィルコムなんて弱小キャリアがいくら端末機能を売りにしたって一瞬で追いつき追い越される運命なんです。さらに言えば、端末に魅力を感じてウィルコムを買うような人は、他社からもっと魅力的な端末が出ればすぐに乗り換え→解約ですよ。端末を売りにしたCMをしている限り、宣伝費をどぶに捨てているようなもんですよ。

なんで、ウィルコム定額プランのCMをしないんでしょう。はっきり言って、ウィルコム定額プランはまだまだ知名度低いですよ。私の知り合いでもまだ「ウィルコムって何?」ってレベルの人がいるくらいです。「通話無料と言えば?」と質問すれば今なら9割方は「ホワイトプラン」って答えると思いますよ。ソフトバンクの販売店や広告への力の入れ方はウィルコムの比じゃないですからね。今時家電量販店に行けば、「通話無料、ホワイトプラン」の一色ですよ。ウィルコムの広告なんて、エスカレーターの裏のスペースに申し訳程度に2年以上前の4色広告が貼ってあるくらいですよ。

指名買いを増やすんじゃなかったの?「通話無料のウィルコムを」って電気屋で言ってもらうのが目標なんじゃないの?今、「通話無料のソフトバンクを」ってのが普通ですよ?

なのに、何、あのバレリーナがくるくる、って。雑誌広告もZERO3ばかり。そりゃスマートフォンの潜在ユーザが1000万人でもいるんなら話は別ですが、スマートフォンを本当に必要としている人なんて100万人にも足りないですよ。それにそんなスマートフォンを必要とする人なら、自分でネットの力を借りてZERO3にたどり着くくらいの情報リテラシはありますよ。ZERO3の広告をすることは二重の意味で「無駄」ってことですよ。

ホワイトプランとは何が違うのか、ってことをはっきり訴えるCMや広告を作らなきゃダメですよ。アップルがウィンドウズを叩いているCMはさすがにやりすぎとは思いますが(ほとんどが言いがかり的中傷だし)、ウィルコム定額プランは明らかにホワイトプランとの違いがあるじゃないですか、「070なら24時間無料」とか「相手によらずメールは無料」とか。事実を曲げない程度で比較広告するのは全然恥じゃないと思うんですけどね。

そして、そういった広告をもっと効果的に投入しないとダメですよ。まずね、全国ネットのTV局で1週間でほんの30秒を何本か放映なんてのが、あなたアホですか、と言う無駄なお金の使い方ですよ。なんで、見ている人がエリア内かどうかもわからんような全国ネットで?なんで、ちょっとよそ見してたら見逃すような短時間で?ドコモやauの真似をしたいのはわかりますが、じゃぁ、ドコモやauほどエリアは広いんですか、と。ドコモやauみたいに番組中のCMのほとんどを占めることができるほどお金出せるんですか、と。はっきり言ってウィルコムの広告はノイズレベル以下。有象無象の広告に埋もれてなんの記憶も残さないCMの一つですよ。

やるなら、「全域が確実にエリア化されている地域」に絞って、「とにかく露出時間を長く」やらなきゃダメですよ。例えば、「鉄道沿線」ですよ。東急東横線なんて全域がエリア化されているんですから、東横線の全駅と車両内広告に集中的に、丸一ヶ月とか広告を出すんです。それを終えたらつぎは西武新宿線。JR京葉線。etcetc。とにかく、エリア内の住民に確実に知ってもらう、と言うことが重要だと思うんです。全国ネットの短時間のCMに何千万も出すよりよほどマシですよ。

それから、販売店。特定地域の販売店に特に手厚く広告を出していく方法で、小さな地域を一つずつ押さえていくんです。それこそ、市町村単位で、一ヶ月以上の時間をかけてじっくりとやるんです。

とにかく、エリアが狭い(と言う先入観を持たれている)ウィルコムは、地域密着でやっていくしかないと思うんですよ、私は。それこそ、FTTHやADSLが販売店でやっている、地域の地図と提供エリアを重ねた地図を持っての勧誘、あのレベルでやるくらいの覚悟がないとダメだと思うんです。お金がないんだから一度に全部なんて欲張っちゃダメなんです。

と言うことで、最近のウィルコムの宣伝広告で気になった、「ZERO3の無駄な宣伝」「知名度の低さの自覚なさ過ぎ」「自身の特徴を無視した全国ネット広告」について、書いてみた一言でした。でわ~。

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技術解説 : ライトメール

2007/10/19

さて、しばらく従来技術の解説から離れていたので、今回は実に基本的な所、ウィルコムがサービスしている「ライトメール」のしくみについて、解説してみたいと思います。

このライトメール、サービス性は、GSMや3Gで提供されている「SMS」に極めて近いものがあります。例えば、単文メールで電話番号で送信先を指定する、直接着信が可能、等と言った部分です。しかし、実はSMSとライトメールでは決定的に違う部分があります。それは、SMSはセンター経由なのに対してライトメールは直接送信である、と言う点です。

SMSというのは、端末がセンターに向けてSMSメッセージを放り投げて終わり、と言うのが基本です。センターに投げる、と言っても、実際は端末はセンターを意識せず、ネットワーク上のSMS層にSMSメッセージを投げるだけで自動的にセンターに届くようになっています。センターはそのメッセージに書かれている宛先を見て、宛先電話を呼び出し、SMSメッセージを届ける、と言うようになっています。また、オプションサービスとして提供されている送達確認は、このときにセンターが送信成功した場合に送信元に通知SMSを送る、と言う形で実現しているわけです。

しかし、ライトメールは根本的に違います。ライトメールは、UUS(User-User Signalling)(ISDN用語ではUUI)というメッセージを活用しているのですが、これはこの名前の通り、ユーザとユーザとの間で信号(signalling)を直接やりとりすることのできるメッセージです。このUUSでは、まず、端末は通常の電話網(回線交換網)を介して相手の電話に接続します。そして、相手との接続ルートが確立した時点でUUSメッセージを送る、と言うしくみになっています。つまり、最低限「接続ルートが確立する」という手続きが必要であり、その分、送信にかかる時間がSMSより長くなってしまうと言えます。

つまり、信号の流れとしては、通常の「電話」と全く同じなんですね。相手に電話をかけるときに「プップップッ」となっているあの時間、あれと全く同じ時間がライトメールでもかかると言うこと。

と言うように、送信に時間がかかる、と言う意味では、ライトメールはSMSよりも多少不便ではあります。また加えて、相手が話し中や圏外の時には、「接続ルートを確立」できませんから、「送信失敗」となり、送信できなくなります。こういった特徴から、場合によっては「劣化版SMS」として説明されることも多いわけです。

しかし、SMSとライトメールはしくみが根本的に違うものです。ライトメールとSMSの、信号の流れを改めて書き起こしてみます。とりあえずテキストだけではなかなか厳しいので、ここは心を鬼にして(?)、画像で解説。

ライトメールのシーケンス

SMSのシーケンス

こういう感じです。上がライトメール、下がSMSのシーケンス。このように、ライトメールは一旦つながったらそのまま切らずに相手に送達するのですが、SMSではとりあえずネットワークに向けて放り投げたら即座に切断するので、見かけ上送信が非常に速いように見えます。しかし、実際に送信先に送達されるまでの時間はほとんど同じ、もしくは一般的にはライトメールの方が速くなります(SMSセンター内での遅延もあるため)。

また、相手に直接接続する、と言うことは、その場で相手の状況を知ることができる、と言うことでもあります。例えば、相手が圏外で即座にメールを受け取れない場合もそのことを知ることができるわけですから、その場で「このメールはまだ相手に届いていない」と知ることができます。SMSで同じことをやろうと思ったら、追加料金のかかる送達確認サービスを利用するしかありません。そうでないと、「とりあえず送れたけど相手がもう読んでくれたのかどうかわからない」と言うことになります。

また、送達確認サービスを使っても、送達確認メッセージが帰ってこなかった(相手に届かなかった)場合に自分にできることは何もありません。センターが何分かおきに再送信してくれるのをただひたすら待つだけです。それに対して、ライトメールなら、自分が納得できるまで自分の手で再送信を試すことができます。これは、例えば相手が地下鉄で移動中なんて時に非常に便利だったりします。

ついでに、日本の携帯電話でのEメールのシーケンスを紹介しますと、大体このようになっています(ウィルコムも含めて)。

Eメールのシーケンス

このシーケンス、送達先での手間が増えている以外は、SMSとほとんど同じだと思いませんか?つまり、EメールとSMSを備えている携帯は、ほとんど同じしくみのメールシステムを二つ持っていることになります。一方、ウィルコムではしくみの違う二つのメールを使い分けることができる、と言うことになるわけです。すぐに届いたかどうかを知りたければライトメールを、別に急がないメールはEメールで、と言うように使い分けることができるわけです。

と言うように、実は、ライトメールというのは、世界的に見ても非常に珍しいメールシステムです。と言うのもそもそも、ライトメールの前身であるPメールが、電話(音声呼び出し)を使っていた、と言う歴史的経緯もあります。Pメールでは、呼び出し先電話番号にサブアドレス(付加番号)をつけ、その付加番号でメッセージを表現(懐かしのポケベル方式)、なんてことをやっていました。ライトメールはそのPメールと互換性を保ちながら、対応機種間はUUSを使う、と言うようにアップグレードしたものなので、やはり音声呼び出しをベースとしたメールになった、と言うことだったりします。ちなみに一時期、携帯のSMSとそっくりのシステム(ただし送信先指定にEメールアドレスを使う)「ライトEメール」という方式が採用されましたが、その後さっくりと無くなってしまいました(苦笑)。

てなわけで、ライトメールにはライトメールの特徴があり、うまく使いこなせばなかなか便利なものだったりします。で、ここからちょっと個人的な感想というか要望なんですが、ライトメールで送信失敗したら、電話帳で同じエントリに登録されているEメールに再送信できるような機能を端末に付けて欲しいんですけど、どうでしょう。ありそうで無いんですよね、この機能。せっかく二つの種類のメールがあるのに、使い分けや連携がすごくしづらいと思うわけで、これはシステムの問題というよりは単純に端末の作りの問題だと思うんですよ。つまり、ユーザインターフェースの設計がヘボってこと(笑)。あと、法令上は3回までの自動再発信は認められてるんですから、このくらいの機能全端末にのっけましょうよ。せっかくの特徴的なライトメールって言うシステムが、端末の作りのヘボさでかなり無駄になっちゃってます。もっとライトメールを活かした端末作りをお願いしたいところです。

と言うことで最後ちょっと脱線しましたが、ライトメールのしくみについて紹介してみました。それでわ~。

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auの買い方セレクト

2007/10/17

auが、買い方セレクトなる新システムを発表しました。と言っても、要するにインセンティブを出さない代わりに基本料と通話料が割安なプランを新設しただけですが、「どうやって買ったか」と「月々の支払額」を関連づける、と言う意味では、スーパーボーナスやW-VALUE SELECTと同じシステムであると言えます。

ただ、注目なのは、スパボやWVSが、購入の仕方により「割引」を設定するのに対し、買い方Sでは、「特定の買い方で特定のプランを選べるようにする」という点が違っています。と言うのが、スパボやWVSでは、特定の買い方をした後一定期間(今のところいずれも2年間ですが)、一定額を月々割引き、その後は通常料金に戻りますが、買い方Sではその期限設定がない、つまり、一旦特定の買い方さえすれば、永久に特典プランを利用できる、と言うのが大きな違いです。また、買い方により「従量通話料」が違ってくる、と言うのも大きな特徴と言えます。

また、報道やauの発表では詳しく触れられていませんが、スパボやWVSでは特定の買い方=卸値に販売店粗利を乗せたもの、になっていて、販売時のインセンティブはゼロ(ただし割引きでインセンティブを実現)なのに対し、買い方Sでは、単に「端末価格に21,000円の差が出る」とだけなっていて、この時点でのインセンティブがゼロになるとは明言していません。auの端末の卸値は高いものは5万円以上しますから、粗利を乗せれば販売価格6万円は欲しいところ。となると、もし完全インセゼロで行くとするなら買い方Sでは、4万or6万という二択になり、いずれにしてもとてもじゃないですが気軽に買える値段ではありません。もしこれで行くなら、従来0円で販売していたことを考えると、加入数が大きく落ち込んでしまうことになります。おそらく、ここにインセを1~2万円乗せて、2~3万or4~5万という二択になるのではないでしょうか。

つまり、買い方Sのシンプルコースでも、十分なインセが乗せられている可能性がある、と言うことです。ちょっと無理して機種変更してでもシンプルコースに変えて安い基本料に変える価値がある、なんてことになっちゃうのでは無いかと思うんですよね。

で、実際の月額料の話になりますが、シンプルプランLが2625円で通話料1分10.5円、シンプルプランSが1050円で通話料30秒15.75円、と、非常に安くなっています。今まで一番安かったプランで15,000円払って1分15.75円でしたから、それに比べると、無料通話無しとは言え1分10.5円はかなり安いのではないかと思ったりします。

と言うかですね、ぶっちゃけると、1分10円ですよ。ウィルコムのもっとも安いプランと同等の料金なんですよ。これが、3千円以下の基本料なんですよ。ウィルコムは、定額プランの通話料は携帯電話の中利用向け料金プランのそれよりも安い、と宣伝してたと思うんですが、このシンプルプランL、基本料の水準は中利用層向けでありつつ、ウィルコムの半分以下の料金になったわけですよ。ダブルホルダーには非常にうれしいですが、ウィルコムはできればダブルではなくシングルホルダーになって欲しいわけで、そうなると、この料金の差は、非常に大きな壁になると思うんですよね。っていうか、価格競争のトップランナーのはずのウィルコムがこれだけ遅れをとってしまっても良いのでしょうか(いや、良くない)。

また、シンプルプランSの、月の維持費1050円、と言うのも、これまた魅力的です。ソフトバンクのホワイトプランが980円、その差はわずか70円です。もし単純に「安く着信専用ケータイを持っていたい」と言うだけの理由なら、はっきり言って、エリアやサービスの差を考えれば、ホワイトプランを選ぶ理由がありません。私自身も、無料通話相手のソフトバンクユーザもいないし、維持するだけなら乗り換えちゃった方がいいかな、なんて思っているくらいです。

という感じで、個人的には、auの買い方セレクト、というよりは、その片割れ「シンプルコース」は、かなりヒットだったりします。もちろん余り安くならない、もしくはかえって高くなるケースもありますが(通常プランで50%割引の上無料通話をきっちり使い切る通話量の場合)、それ以外ではおおむね安くなります。今まで無料通話を月によっては余らせていた、と言うような人は確実に安くなる計算になります。さらに一旦シンプル状態に入ってしまえばそれがずっと継続して利用できるとなれば、こちらを選ぶ人も多くなるのではないでしょうか。まぁソフトバンクのホワイトプランと同じく、auのARPUが他人事ながら心配になるわけですが。

と言うことで、シンプルコース向けの安い端末が出てきたら、いよいよau回線も1回線サンプリングして、持っててみようかなぁ、なんて思ってます(爆)。何せ1050円。ちょっとした雑誌を一誌定期購読していると思えばその程度のお値段ですから、持ってても悪くないし、せっかくだからFOMAやソフトバンク3Gとエリアの比較なんてこともできれば面白いですし、ね~。あと(EZweb契約なしで)遊べるネタってありましたっけ。最安維持費で遊べるauの遊び方大募集(笑)。でわ~。

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次世代PHSの性能を徹底分析

2007/10/15

さて、ついこの間、次世代PHS規格書に関する一言を書いたわけですが、それからこちら、ちょこちょこと規格書を読んだりしています。えぇ、もちろん単なる趣味ですが(爆)。

ってところでいきなりお詫びと訂正。以前の記事の中で「下り最大38Mbps」と書きましたが、規格書を読み直してもう一度(と言うか何度も)計算しても、どうしても38Mbpsと言う数字が出てきません(苦笑)。一体どういう計算をしたんだ、私(笑)。当時と(多分)同じ仮定(ガードビットやコーディングビットなども含める)と言う仮定で計算すると、下り72Mbpsと言う数字になります。全然違うやん。上下合わせて144Mbpsですが、もちろん上りで256QAMなんて言う超多値変調が使えるとは思えないので、この辺は話半分で。

と言うことで、まずは次世代PHSの通信能力について、もう少しつっこんで、正確な値を出したいと思います。まずは、物理スロットの構造から。次世代PHSのユーザデータ用物理スロットは、大きく分けて三つ、パケット用(多分)、回線交換データ用、音声用に分けられています。このうち、最大効率で送受信可能なのはパケット用チャンネル(EXCH)で、一つのサブチャンネル(37.5kHz x 24サブキャリア = 900kHz)の1スロットに456のシンボルがあり、このうち408シンボルをデータとして使い、残りをトレーニングシンボルやパイロットシンボルとして使っています。つまり、物理的には最大408/456の伝送効率と言うことになります。そして、このサブチャンネルをいくつも束ねてチャンネルとして使うイメージになるわけですが、帯域幅が20Mbpsの時、このサブチャンネルを最大20個束ねて、実効帯域幅18MHzで通信を行います。OFDMでは実効帯域幅とシンボルレートが等しくなりますから、これは、18Msps(1秒間に1800万シンボル)に相当します。

それから、ガードタイム。TDMAではこの存在はどうしても出てきます。いや、スロットをまとめて使うならこのガードタイムに当たるシンボルも使っちゃえ、と言う気もしますが、そう言う使い方ははっきりとは見つけられなかったので、とりあえず連続して使う場合もガードタイムが入る、と仮定しますと、データ:ガードタイムの比率は、約573:52。データのスループットは573/625になることになります。

次に、エラー訂正機能。次世代PHSではエラー訂正機能が標準で入っています。このため、エラー訂正のためのビット(コーディングビット)が付与され、その分データを送れる領域は減ることになります。このコーディングビットとデータビットの比率をコーディングレートと言って、その比率によってエラー耐性が違ってきます。コーディングレートは高ければ高いほどデータビットが増えますが、その分エラーに弱くなります。

さっくりとまとめて書いてしまうと、コーディングレートは、BPSKで1/2,2/3、QPSKで1/2,3/4、16QAMで1/2,3/4、64QAMで4/6,5/6、256QAMで6/8,7/8、と言うようになっています。もっとも遅い変調とコーディングの組合せはBPSKの1/2、もっとも速いのは256QAMの7/8、と言うことになります。

と言うことで、先ほどの物理スロットの構成と、変調方式とコーディングレートより、最大通信速度は上下合わせて104Mbps、下りだけで52Mbpsと言う数字になります。52Mbps・・・なんか思ったよりかなり速いですね。BWAの規定(20Mbps)の2.5倍以上。しかも、これはMIMOなどのスマートアンテナによる高速化を使わなかった場合の数値です。例えばドコモがスーパー3Gでやっている、4x4MIMOを使うと、208Mbpsが出ることになります。これは、ドコモがスーパー3Gで実現している200Mbpsを超えちゃっているわけです(参考)。

もちろん、実用上どのくらい、というのはまた違ってきます。まずは、実環境(屋外)でMIMOが効くことはまず無いと思って良いです。効いたとしても、せいぜい通信速度3割増、と言う程度でしょう。また、今現在W-OAM typeGで実用化されている64QAM程度が屋外での実用上の限界と思った方がいいかもしれません。十分安定した環境を得るためには、16QAMくらいまで落とした方が無難と言えます。

と言ったところまで考えると、屋外での実用上の通信速度は、大体25M~30bps程度。いやいや、30Mbpsですよ。これは、例えば「HSDPAの理論最大速度は3.6Mbpsだけど実際は1Mbps出ればいい方だよね」の「1Mbps」の方の数字なんですよ。つまり、屋外でふつーに使ってて20~30Mbpsくらいが出ちゃう実力がある、ってことになるわけです。

と言うことで、次世代PHSの正確な実力はこういった数字になります。逆に、もっとも遅い通信速度(=もっとも安定していてもっとも無線資源を消費しない)というのは、サブチャンネルが1個(900kHz)で使用スロット数が1個で変調がBPSKでコーディングが1/2、と言うことになりますが、この場合の通信速度は、約46kbps。今のPHSとさほど変わりがありませんが、信号強度が今の10倍以上ある、つまり、同じ電力なら10倍以上のエリア面積を実現できることになります(半径で3倍以上)。次世代PHSでは電力自体も500mW/10mWなんてせこいことは言わなくなるはずなので(総務省の資料によると下り10W、上り200mW)、エリア半径は4~5倍になると見て良いでしょう。今のPHSで500m~2kmをカバー可能ですから、もし同じアンテナ、同じロケーションを使ったとしても、2km~10kmが1局でカバーできることになります。46kbps(4スロット束ねて184kbps)とは言えこれだけカバーできるなら、従来のPHSの補完的役割を果たすこともできるようになりそうです。

と言ったところで、今のところ規格書から読み取れる情報をまとめてみました。今後また暇つぶしに規格書を読んでて面白いことが書いてあったらまた紹介してみます。と言うことでそれでは~。

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電気通信事業法的に見るフェムトセルの実現性

2007/10/12

以前、フェムトセルについてちょっとここで解説しましたが、こういうコンセプトはずっと昔から存在していました。ぶっちゃけ、無線LANのFONなんてのも、全く同じように、ユーザのブロードバンドアクセス回線を共有して公衆サービスを行おうと言うものでした。

で、携帯電話でもこういうことができる小型基地局が続々と開発されてきたためにこういうことが注目されていますが、それを言えば、そもそも、PHSではとっくの昔にこういう小型基地局は実現していました。それを使って、バックボーンにBB回線を使ったような基地局を作って、ユーザの自宅にポコポコ置くようなことは、当然技術的にはとっくに可能な状態だったと言えます。

にもかかわらず、なぜそう言ったことをしなかったか。と言うのが、答は、電気通信事業法第49条にあったりします。この条項の中で、「接続する機器は事業者とユーザの責任の分界点を明確にすべし」という一言があります。例えば携帯電話で言えば、基地局から出た電波が空中を伝わって端末のアンテナに入ったまさにその一点が、この責任の分界点に当たります。

この責任分界点というものは、それよりこっちは事業者の持ち物、あっちはユーザの持ち物、と言うように、接続された機器のどこまでがユーザの持ち物であるのかを明確にするものです。この場合、電波は事業者が免許を取って送信しているので当然事業者の持ち物ですが、電波を受信して電気信号に変えた時点よりこっちは全てユーザが購入した端末機の中で話が終わっている、つまり、そこから先はユーザの持ち物だ、と言うことになるわけです。この責任の所在により、万一通信に何かの障害や事故・事件が起こったときにそれが誰の責任かをはっきりさせると言う目的があるわけで、この責任の所在の明確化というのは、避けて通れない重要な事業者の責任であります。

と言う視点で、ではフェムトセルをもう一度見てみますと、フェムトセルから送信される電波は携帯電話事業者が免許を持つ電波ですから、当然携帯電話事業者のものです。つまり、責任分界点はやはり端末機のアンテナの所。と言うことは、そこよりも上(ネットワーク側)は、全て携帯電話事業者が責任を持つものでなければなりません。

ところが、ここで、フェムトセルをユーザのアクセス回線に接続してしまうと、話がややこしくなってきます。つまり、ユーザのアクセス回線では、アクセス回線事業者との間で同じく責任の分界が行われているんです。具体的には、通常はモデムより上はアクセス回線事業者、モデムより下はユーザのものになっているはずです。フェムトセルから見れば携帯電話事業者の責任物で無ければならない所に、アクセス回線事業者やユーザの責任物がある、と言う状態が起きます。これは、責任分界の明確化をうたった49条に違反するわけです。

この状態を避ける方法は一つだけ。つまり、フェムトセルをモデムより上に取り付け、携帯電話事業者とアクセス回線事業者が回線契約を行い、携帯電話事業者とアクセス回線事業者の間で責任分界点を設定することです。例えば、[携帯電話事業者網]-[アクセス回線事業者網]-[アクセス回線事業者端末]-[フェムトセル]と言うように、携帯電話事業者網とフェムトセルの間にアクセス回線事業者の網と端末を完全に挟み込んで、責任分界点を明確にする必要があります。この間に、ユーザのモデムが挟まったりすることはできません。

つまり、ユーザから見れば、「今現在使っているブロードバンド回線をそのまま使う」と言うことは基本的にはできません。できるのは、「今使っているブロードバンドとは別にフェムトセル用アクセス回線を引っ張る」という形だけです。もちろん、一旦その形になってしまえば、例えばフェムトセルからサービスポートを出して、ブロードバンド回線として利用できるようにすることは可能でしょう(そうすればアクセス回線は1回線で済む)。この場合は、ユーザから見たブロードバンド回線提供事業者は携帯電話事業者と言うことになります。

という感じで、実はフェムトセルの実現には、電波法とは別に電気通信事業法49条という大きな壁がある、と言うのが実状です。冒頭で例を挙げたFONについても、この問題を解決するためにはFONルータを設置したユーザ自身が通信事業者とならざるを得ないため、結果として課金サービスはまだ実現できずにいます。つまり、お金を取らない以上は今のところはまだ「ユーザが勝手に設置している自営網」という扱いになっているわけです。

と言うことで、この辺の扱いをどうするのか、と言うのが、今後のフェムトセルの動向を占う上で重要なポイントになるのではないかと思ったりします。法律を改正するのか、解釈である法令をいじくるのか、いずれにせよ何かを変えなければユーザのアクセス回線を利用という形態は成り立ちませんから、少なくとも「ソフトバンクが目指しているフェムトセル」は実現しないことになります。余談になりますが、ドコモが目指しているのはどうやらドコモ自身がアクセス回線を引き込む、完全抱え込みタイプ(責任分界点が露出しない)であるようです。

ただ、何でもかんでも制度改正して規制解除すればいい、って話でも無いわけですよ。そもそも、規制がかかっているのにはそれ相応の理由があるわけですし。それに、「ユーザ契約回線を利用」「公衆(相当)プロトコルを利用」「公衆(同等)周波数利用」の宅内設置無線電話基地局、というのは、すでに現行制度でも実現しているわけです。それはすなわち、「PHS」です。PHSは、公衆と同じ周波数を共有した家庭用基地局で、ユーザが個別にNTTと契約した電話回線にぶら下げるように基地局(親機)を設置できました。これは、「自営無線システム」という考え方があるからです。基地局(親機)が出している電波もユーザのもの、と言う考え方を適用すれば、これは可能である、と言うことです。PHSの電波が免許不要で発射できる、と言う点が非常に大きいわけです。つまり、携帯電話でも同じように自営用電波(例えば免許不要の2.4GHz帯とか)を定義して、その電波はユーザの責任で発射させる、と言うようにすれば、制度改正無しでもいけるはずなんですよね。

という感じでたまに難しいことを書いて自分でもわけわかんなくなっちゃったところで、逃げます。さらば~。

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