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2007/03の過去ログ


モバイルデータ通信の今後を考える

2007/03/31

これからのモバイルデータ市場について考えてみる一言。

PCと移動体通信機器を接続してデータ通信を行う、と言うコンセプトは、さかのぼれば、PHSの見なし音声を使ったデータ通信にまでさかのぼることができますが、さてそのデータ通信の市場そのものは今後どうなっていくのだろうか、と言うことを考えて見るわけです。

当初の移動体を使ったモバイルデータ通信は、極論すればほとんどが「固定回線の代替」であったと言っても言い過ぎでは無いと考えられます。例えばAIR-EDGEがサービスインした2001年当初、ほとんどの場合、AIR-EDGEの導入理由は自宅に定額通信回線が無かったため、と言うのが個人の導入の動機になっていました。これは今現在でも実は余り変化がないようで、安価なブロードバンド回線の普及に伴って定額モバイルデータの個人契約は減少の一途をたどっているようです。

つまり、個人市場に限った場合、この、自宅や出先にインターネットにつながる回線が無い、と言う事情さえ解決してしまえば、ほとんどのモバイルデータ需要は無くなってしまうことが予想されます。

また、個人利用のモバイルデータにおけるアプリケーションが、実はそのほとんどがHTTPである、と言う点も、個人のモバイルデータ市場に大きな変化をもたらす原因になっています。それが、携帯電話単体でのWEB閲覧サービスが定額でしかも非常に充実してきたことによる、PC接続のモバイルデータ市場のさらなる縮小です。

携帯電話に搭載されたHTTP系ブラウザはここ数年で驚くほど進化し充実してきています。今や、ほとんどのWEBページをほとんどストレス無く閲覧可能になっており、さらには、VGA液晶のような高解像度のディスプレイが一般的になれば画面の狭さという携帯電話WEBの泣き所も徐々に解決していくことは間違いありません。このような意味で、個人のモバイルデータのほとんどは携帯電話単体による利用にシフトしていき、PC接続タイプのモバイルデータ通信の利用はいずれほとんど見られなくなるのではないか、と考えていたりします。

一方、法人では、HTTP以外のアプリケーションを、しかも出先や移動中に利用するシチュエーションが増えています。ですから、今後は法人市場が、モバイルデータ通信の主戦場となることは間違いないわけですが、しかし、法人は法人で、非常にシビアな品質基準を持っています。通信速度ももちろんですが、レスポンスタイムも非常にシビアな要求がされますし、何より、大規模法人ではまず「エリア」が徹底的に要求されます。このため、例え従量制でもエリアの広い携帯電話が選ばれると言うようなこともよくあるようです。

この流れは今後も変わることは無いでしょうから、とにかくエリアの充実した先行キャリアが圧倒的に有利と言えます。また、FOMAやソフトバンクの3Gのように、過去、営業文句と実際のエリアが著しく乖離していた例を教訓とした法人も多く、信用のない新規キャリアはなおさら食い込むのは厳しいと見ます。

さてそう言う視点で、今後各キャリア、と言うか、主に定額データを提供するウィルコムとイーモバイルについて考えてみるわけですが、まずウィルコム。こちらについては、私が音声定額発表前に描いていたビジョンがありまして、と言うのが、「低速だけれどもどこでも安価に安定した速度で使えるサブモバイル回線的存在」だったりします。

3G、4Gと通信速度はどんどん上がっていく中で、通信速度の遅いPHSはおそらく速度的には取り残されていくでしょうが、しかし、どこでもつながる、と言う点、全国どこでもほぼ同じ品質、と言う点、これらの点がおそらく一定の評価を得て、法人需要の一角をしぶとく占め続けるのではなかろうか、と考えています。

確かに3Gや4Gは非常に高速ですが、その分、エリア格差が激しく、田舎に行くとつながるけど中低速、とか、混雑地帯では速度が落ちる、と言うことに見舞われるため、利用アプリケーションを最高速度に合わせてカスタマイズしてしまうと、そう言った「都落ち」した場所にぶつかったとたんにひどく使い勝手が悪くなります。そう言うことを防ぐためには、アプリケーションはやはり中低速に合わせてチューニングする必要がありますから、せっかくの帯域が無駄になります。一方、地域格差の小さいPHSなら帯域(コスト)の無駄もなくアプリのチューニングも比較的いっぱいいっぱいで使い切れるため、コスト意識の強い法人ではまだまだ採用の目があると思ったりするわけです。

一方のイーモバイル、こちらは先ほども言ったとおり、地域格差の激しいHSDPAを使っていますから、広域なエリアを利用する法人からは少し嫌がられると思われます。さらに言えば、今現状の狭いエリア、そしてこれまでの実績の無さ、から、主にエリア的懸念から当分は法人には受け入れられないと考えられるわけで、3年で400万超という加入者目標を法人で稼ぐのはおそらく無理でしょう。

そう言うわけで、法人市場はおそらくは既存携帯3キャリア、特にauが今後シェアを伸ばし、ウィルコムは一方的な防戦を続け、イーモバイルは今後数年はなかなか食い込めずに立ち往生、と言う状況が続くのではないかと思っています。

では個人需要に道はあるのか、と言うと、これまた非常に厳しいと言えます。先ほどの議論の通り、個人需要は携帯電話でのWEBでそのほとんどをカバーできる状態にまでなってきています。そしてその料金も、フルブラウザ定額がウィルコム・イーモバイルの定額データ料金とほぼ同一。また、スマートフォンでの通信もこれまたほぼ同一料金で定額となっています。となれば、わざわざ持ち物を増やすより今持っている端末で使え、かつエリアも圧倒的に広い既存キャリアを使うのが自然な流れと言えます。少なくとも、出先でのWEBブラウズのためにわざわざ専用データカードを契約する個人、と言う限定的な条件で数百万加入規模の市場を維持できるかと言うと、ちょっと無理がありそうです。

という感じで、専業キャリアにとっては余り明るい未来の見えないモバイルデータ市場となりそうな予感がしているわけですが、しかし、扱うデータ量の肥大化に伴いさらなる大容量と低価格を求められていることも事実であり、既存音声顧客を大量に持つ既存キャリアにはやりにくい大容量サービスに特化した形で、今後もモバイルデータ専業キャリアの生き残る道はあるのかなぁ、なんて思ったりします。と言ったところで本日はこれにて。


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びっとわーぷがZERO3をだすよ!

2007/03/28

So-netのbitWarp PDAがW-ZERO3対応

ひゃっほぅ!

すっごく久々にbitwarpPDAのネタなんですが、記事を読むのがめんどい人向けの説明。そもそもbitwarpというのは、So-netがウィルコムのPHS網をMVNOで借りてサービスする、独自のPHSサービス。このbitwarpにはいろんなメニューがあるんですが、その中に、bitwarpPDAと言う、PDA接続専用のコースがあります。

このコースは、ウィルコムがMVNO向けに提供している機器認証プラットフォームを使い、特定のPDAのみの接続に制限する代わりに月額料金が2000円で4xまでのパケット通信が使い放題となるというコース。なんと言っても2000円だけで128kが使い放題ですから、これは非常にオトクなコースだったわけです。

んで、今回の話は、まず、bitwarpがW-SIMを採用した、と言うのが一点。MVNOでは初めてW-SIMを採用したサービスを始めることになるわけです。ついでに、W-OAM対応W-SIMということで、最大速度も204kbpsと大幅アップ。喜ばしい。

で、もう一点は、言うまでもなく、W-ZERO3と言うウィルコム開発品を機器認証プラットフォーム向けに改造して発売したと言う点。もちろんW-SIMさえ刺さればどのPDAでもbitwarpPDA用として使えるのでしょうが、現状はW-ZERO3がたまたま唯一のW-SIM対応PDAと言うことなんでしょうね。

今回のこの話、人気のW-ZERO3を格安で使い放題で使える、と言うのも非常に大きいと言えるわけですが、ただ正直な話、通話はともかくメールの自動着信ができない時点でZERO3の魅力は半減なんじゃないかなぁと思うのも正直なところ。MVNOの通信カードはパケットの発信専用に固定されているようで、一切の回線交換の発着信ができないようになっていますから、ライトメール(=回線交換)を利用しているEメールの自動受信も当然できないわけです。なんの手続きも不要でプッシュ型のサービスを受けられると言うのがZERO3の一つの魅力だったわけで、これがないならわざわざZERO3じゃなくても・・・と言う気もしないでもありません。

そしてもう一つ、ウィルコムのインセンティブがあったために同機能のPDAとしては比較的安く入手できていた、と言うZERO3の魅力も、bitwarpPDAモデルでは無くなっています。新規購入が実に6万円超。これなら、りにゃざう+CFカードを買った方がいろいろ使い回しできて良いんじゃないかな~と思ったりします。

例えば、すでにZERO3を持っている人向けにはW-SIMの実費だけで加入可能にすれば、ブログ更新とかだけに使っていたような人は一気にbitwarpPDA加入に流れるかもしれませんが、どうなんでしょうね。ウィルコムは嫌がりそうですが。

あと、ちょっといいかも、と思うのが、nineを使ったモデル。nineって、フルブラウザと3アカウント対応メーラを持っていますから、簡易PDAとしても十分役に立つんですよね。これにbitwarpPDAのW-SIMをぶち込んで使えるようになると、安くてコンパクトなネット専用端末の完成というわけですよ。どうでしょ>So-netさん

何はともあれ、同じW-SIMと言うプラットフォームを(一応)他事業者が採用した初の例となるわけで、W-SIMプラットフォームの広がりという意味でなかなか期待できそうですな、と言うのがこのニュースの私の感想だったりするわけで、と言ったところで本日はこれにて。

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技術解説:アクセス方式(TDMAとCDMA)

2007/03/26

さて、技術解説シリーズを随分お休みしてしまったので、また適当にネタを引っ張り出してみます。今日はアクセス方式(TDMAとCDMA)について。

アクセス方式には実はいろんな種類があって、しかもそれぞれが組み合わせできるものなんで、なかなか個別に解説してもらちがあかない部分もありまして、そう言うわけで今回は、今ケータイで使われている技術で主要なTDMAとCDMAについて解説してみたいと思います。

で、ここでこまかーい話をしてもいいんですけど、そんな話つまんないですよね?(と決めつけてみる)。と言うことで、ざっと技術的な部分を流したあとで、「だからなんなんだ」という点を特に解説してみます。

まずTDMA。これは、時分割多重アクセスと訳されますが、電波を細切れにして、順々に別の人が使うようにする、と言う方式。椅子が一脚あったら、みんなで順番に座れば良いよね、っていう方式です。

さて一方のCDMAは、符号分割多重アクセスと訳されますが、これがちょっと説明が難しい。まず、あらかじめぐっちゃぐちゃのランダムな電波を用意しておきます。で、実際の情報をこのランダムな電波に掛け合わせて乗せてしまうんです。受け取った側は、もちろんランダムな電波なんでノイズにしか見えません。でも、あらかじめ作っておいた「ランダムな電波」を受け取った側でも用意しておけば、そのランダムな電波の部分だけを特殊な方法で取り出すことができます。するとあら不思議、元の情報が復元されてしまうんです。で、このランダムな電波をたくさん用意しておけば、違う情報をそれぞれのランダムな電波に乗せることで別々の人に届けることができるわけです。これは、送信パワーに余裕があることを利用して、無理矢理同じ電波でパワーだけを変えてどんどん重ねて送信してしまうことになります。少し乱暴に例えると、一脚の椅子があった場合、座っている人の膝の上にどんどん座ってしまうような方式です。

これがTDMAとCDMAなんですが、さてこういう方式であるとどういうことが起こるのか?と言うお話。ここからはともかく椅子のたとえで進めます。

例えば、座りたい人が新しく加わる場合。TDMAでは、順々に椅子を譲り合っているので、まずはその譲り合うルールとタイミングを新しい人に教えなければなりません。また、もしすぐ隣にもう一つ椅子があって、同じく順々に譲り合っているとすると、立つタイミングと座るタイミングを合わせた方がよりスムーズに公平な椅子の利用ができます。

一方のCDMAでは、とにかく今座っている人の一番上の人の膝に座っちゃえば良いんです。何も考えずにとりあえずひょいと一番上に座る。これでOKなんですよね。すぐ隣に別の椅子があっても別に関係なし。好きなときに座って好きなときに立てば良いわけです。

こうやってみると、新しく人を増やすのは、TDMAよりCDMAの方が簡単なようです。実際のケータイでも、TDMAよりはCDMAの方が柔軟にチャンネルを増やすことができるようになっています。

では、さらにどんどん座りたい人が増えたらどうしましょう。

TDMAの場合は、交代交代で座っていますが、一人当たりどのくらいの時間座ってられるかと言う数字の最低限値をあらかじめ決めておいて、それが達成できないほど人が増えたら、新しい人は拒否します。もっと簡単に言えば、例えばこの椅子は最大10人で交代で使いますよ、と決めておいて、11人以上になったら遠慮してもらうと言うことです。その時点で、隣に新しい椅子を用意すればOK、ってこと。

では一方のCDMAでは、と言うと、どんどんどんどん座っていくと、いずれ一番下の人が悲鳴をあげます。最終的には一番下の人が耐えきれずに潰れてしまうでしょう。もちろん潰れてしまっては殺人事件ですから、それは絶対に防がなければなりません。もちろんせっかく座るんですから、少なくとも、一番下の人が快適だと思っていられる限界までには新たに入る人を止めなければなりません。ではその一番下の人が快適だと思える膝の上の人数は?と言われると、個人の感覚や鍛え方による部分が大きいわけです。実際のCDMAも同じで、どこまで利用者を詰め込めるかは、一番環境が悪い人の位置や条件などなどで変わってしまうんです。だから、20人膝の上にのせても平気な人もいれば5人で悲鳴を上げる人もいるわけで、一体全体どの時点で隣に新しい椅子を用意すれば良いのか、いまいちよくわからない、と言う部分があります。

というような感じで、大体TDMAとCDMAの特徴がぼんやりとわかるのではないかと思ったりするわけですが、TDMAは今ある所にチャンネルを増やすのはちょっと大変だけど、あらかじめ需要予測して設計しておくのは比較的簡単、一方、CDMAは、ちょっと無理すればチャンネルは簡単に増やせるけれど、本当の限界に来る瞬間を予測するのが難しいため結局余裕のある設計が必要となる、と言う感じになります。

もちろんそれぞれもっといろんな細かい技術的な違いはあるのですが、ケータイ屋さんがどちらかの方式を使う、と言うときに、どっちを選ぶかは結局この大きな基準、容量の柔軟性と設計の難易度、が一番の指標になると思うわけですね。

で、このサイトなので最後にウィルコムの話。ウィルコムは、TDMAを使っています。これはもちろん戦略的な理由からと言うよりは、元々PHSキャリアとしてスタートしたからと言う必然的な理由によるものです。一方、携帯電話他社はほぼCDMAに移行しています。ではウィルコムがCDMAを選ぶ必要は無いのか?CDMAを選ぶメリット・デメリットは?と言う話になるかと思います。

先ほども言ったとおり、CDMAは柔軟性が高いと言うのが一番の特徴です。そのため、非常に低速から非常に高速まで自由にチャンネルを使えます。少々詰め込んでも何とかなります。TDMAではそうはいきません。しかし、ここでPHSの特有の技術、DCAマイクロセルが出てきます。PHSなら、DCAにより非常に柔軟に基地局増減設ができます。また、マイクロセルにより多数の基地局がオーバーラップする構成を取ることができます。加えて、PHS基地局は小型で安いため、比較的素早く増設することも可能です。こういう特徴があるため、実はTDMAの弱点である、チャンネル増減設の柔軟性と言う部分をカバーできるんです。容易に増設できると言うことはチャンネル不足を素早く解消できることですし、オーバーラップしていると言うことは、複数基地局を束ねて高速通信にも対応可能ということになります。

と言うわけで、実はPHSでは、TDMAの利点(設計の容易さ)も残したまま、さらにチャンネル増減設の柔軟性も確保すると言う、スーパーTDMAとでも言うような方式になっているわけです。と言うわけで、とりあえずウィルコムは当分は新しい方式を採用する必要はなく、飛躍的に速度向上が見込めるOFDMAが一般的になるまでは、少なくとも現在のPHSでも十分技術的には太刀打ちできそう、と言うのが私の見方だったりします。

ちなみに、ドコモ/ソフトバンクのHSDPAやauのEV-DOなんてのは、逆の発想で、CDMAの通信の上で利用者毎に時間分割してTDMA化する、と言う方法で、両方の利点を取り入れていたりします。結局、どっちかが優れていると言うわけではなく、CDMAとTDMA両方の特徴をうまく使うのが一番ってことなんでしょうね。

という感じでTDMAとCDMAについて解説してみましたが、えーと、OFDM/OFDMAの解説っていります?(苦笑)。だってあれ、解説メンドイんだもん。希望が多かったら、あと、気が向いたら、やりまーす。

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暇?人的au考

2007/03/24

さて。毎回この駄文をまじめに読んでくださってる奇特な方はもうご存じのこととなっているかと思いますが、私はメインのウィルコム以外にも、ドコモとソフトバンクを使っていたりします。ドコモは一時期3回線も一人で(!)契約していたくらい、実はどっぷりとつかっていました。と言うわけなのですが、さて、ここで素朴な命題がわき起こります。

ドコモ、ソフトバンク、ウィルコム、と持ってんなら、あとau買っちゃえばケータイ全キャリア(電話サービスしていないイーモバ除く)制覇じゃん!・・・と。

そうなんですよね、あとauだけなんですよね。しかも今、とにかくauは新規獲得に躍起になってアホみたいにインセを出して、ほとんどの端末が新規契約1円とかになっています。ちょっと使ってみるくらいなら悪くないんじゃない?なんて思っちゃう所も全くないではないんですよ。と言うことで今回は何となく、auを使う魅力と使わない理由について、自己分析してみたりする一言。

auと言えばとにかく多彩なサービス。ホント、最新機種を持っている人が身近にいるんですが、待ち受け画面だけで10個ぐらいそれらのサービスの一端が見えてますよね。また、音楽・映像とナビ系サービスが特に充実していて、これらに興味があるなら、間違いなくauは買いだと思うわけです。

これらに限らず、auの利用可能なエンターテイメント系サービスは、ざっと20から30くらいはあります。もちろん、そんな中にはドコモやソフトバンクでも提供しているものもありますが、とにかくそれらが専用メニューになっていて、待ち受け画面からわずか数タッチでもう利用できる、ネットワークからコンテンツを入手できる、と言う、簡単さが何より魅力だと思うわけです。

しかも、これらの多彩なサービス、これだけあると機種毎に扱いが違ってややこしくなってしまいがちな所ですが、実際にいろんな機種を見せてもらうと、これらのサービスを一様にサポートしているのみならず、その操作性や閲覧性までかなりのレベルで統一されています。つまり、言ってみれば、どの機種を買ってもまず失敗がない、と言う安心感があるわけです。

と、こう言ったところがauの魅力であり独自性であり、世間で評価されている所なのかなぁ、と言うわけですが、さてでは、私があえてauを持たない(今現実に持っていない)ことの理由を考えてみます。

まずは、エリアの問題があります。もちろん以前に比べると格段に改善したことはしたのですが、残念ながら私の中ではまだドコモPDC>auと言う感じです。そうそう、書き忘れていましたが、3年ほど前、auのプリペイドも持っていたんですが、そのとき併用したドコモPDCとの愕然とするほどのエリアの差はまだ忘れられません。まぁぶっちゃけ、私の実家もまだ圏外(窓際でばんざいすると何とか届くレベル)ですし。実家のエリアは約半年毎に確認している(帰省するとき、社用au持ちの兄弟も一緒なので)のですが、まだまだドコモPDCはおろか、最近実家がエリア化したFOMAにさえ及びません。

あとは、確かに多彩なサービスがそろっていますが、まずそのほとんどが通信を前提に作られていること、さらに言えば、パケット定額プランを前提に作られていることが気になります。auのサービス、ほとんどが、予想外に大量のパケットを発生させるサービスばかりなんですよね。ですので、パンフレットなどを見ても、ほとんどが「パケット定額プランとの併用をお勧めします」なんて書いてあったりします。となると、ちょっと何かのサービスを使おうかなと思えばダブル定額の契約が必須なわけで、もっとも安いプランでも月額7000円が最低ラインとなってしまうわけです。

という感じで、まぁエリアの問題はドコモさえ持っていれば問題ないとしても、料金の問題は非常に痛いわけです。ただでさえ2万円強の通信料を払っているところに、7000円プラスされると、これはさすがに家計がやばいことになります。だからといって、auを持って何も付加サービスを使わないのでは、auである意味が全くありません。だったら持たない方がマシ、と言うレベル。その持たない方がマシなものに(割引併用最低)月額2400円を払えるかと言うと、それもちょっと無理かなぁ、と。

と言うことで、とりあえず私の環境(主に給料)が大きく改善しない限り、残念ながらauには当分手が出なさそうです。誰か代わりに料金払ってくれるんだったら喜んで使って、しかもレビューもしまくっちゃいますので、とりあえずここでパトロン大募集!・・・という感じで、本日はこれにて。

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ドコモのデータ通信定額制のウワサ

2007/03/22

そう言えばほっといた話。ドコモの人が、「年内にでもFOMAでPCデータ通信定額制を考えている」と発言したとかしないとかいう、例のネタ。今回はその話で一言やってみます。

まず、今のところ出てきている情報をかき集めますと、
・PC接続が定額
・速度は64kbpsに限定?
・時期は年内?
と言ったところです。

んでまぁ、ここに私の予想を付け加えるなら、通信方式は当然HSDPAを使うだろうなぁ、と言うこと。と言うのにはわけがありまして。

HSDPAというのは、高速下りパケットアクセス方式とか、そういう感じに日本語に訳すことができるわけですが、実は単に速いだけではなくて、非常に重要な特徴があります。

CDMAというのは、電力方向で重畳する方式。いろんなユーザの通信を電力方向に重ねて、最終的に、最小電力のユーザの通信を妨害するレベルにまで電力が積み重ねられたその合計電力が最大通信能力、と言うことになります。

もちろんいつもこの最大能力で通信しているわけではなく、常に新しいユーザが入ってくることを考慮して最大電力からある程度のマージンを持って運用されています。HSDPAというのは、このマージン部分のみを全部使う方式。他の通信が増えればHSDPAは電力(=通信速度)を落として場所を譲るようになっています。つまり、HSDPAはHSDPA以外の他の通信に影響を与えず、基地局の余剰力を全て使い切るための方式と言うことです。

と言うことで、PC定額をHSDPAで提供すれば、HSDPA以外の通信(音声や旧来パケット)に一切影響を与えることなくサービス提供可能と言うことになります。あえて言えば、FOMA HighSpeed端末が影響を受けてしまうかも、と言うところ。

その点を、今度は最大速度を64kbpsに絞ることで解決しようとしているのかなぁと言う気がします。例えば、1基地局のセル内で5人が同時に接続しフルスピードで通信したとしても、一人最大64kbpsに絞ってあれば合計320kbps。現在HSDPAは日中は最大7~800kbps程出ていると言われていますから、4~500kbpsは余ることになります。非HSDPAのFOMAが最大384kbpsですから、これよりは速い速度を維持できるわけです。実際には、5人が同時にフルスピードで通信すると言うこともおそらくかなり希なことでしょうから、平均してHSDPAは非HSDPAパケットよりは高いスループットを保てる、と読むことができます。

もちろん、どの程度の使われ方になるかは実際の価格にもよるわけで、もしこれが、@FreeDからの乗り換え用として5000円前後で提供されたとすると、これは一気に利用者が増える可能性があります。64kbpsに絞られるとはいえ、余力を残しての64kbpsですから、パフォーマンスはかなり良いのは確実ですし、FOMAの全エリアで使えるとなれば、これはAIR-EDGEからの乗り換えは一気に進むでしょう。となると、あっという間に100万加入に近づいてもおかしくは無く、同時接続が1割としても10万、6.4Gbpsと言うとんでもないトラフィックが発生することになります。となるとさすがにこの価格で一気にユーザが増えるのはドコモにとっても望ましくなく、ある程度高めの料金にするか、何らかの制限を付けることになるのではないかと思っていたりします。

と言うことで、64kbpsに絞っての使い放題は十分あり得るかな、と言うところで、あとはその時期、年内、についてですが、これも、ドコモPHS停波が年内と目されていますから、@FreeD巻き取りのためには必達条件とも言え、容量・技術云々の前にまずは実現するのが最優先と言うことになるのではないかなと思うところ。その先で、技術的な容量保護の方式を取り入れたり容量不足の地域に対策をしたり、と言うことになるのではないかと思います。

と言うことでほっといたFOMAのPC定額制の話ですが、謎な部分は料金だけでおそらくあとは前評判通りに何とかサービス始めちゃうだろうなぁ、と思う今日この頃。と言ったところで本日はこれにて。

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ケーブルテレビ線を使った基地局運用成功

2007/03/15

うぉ、なんか、ずいぶーん前になんかやりますと言ってたのが、今頃になって成功しましたなんてプレスリリースが出てますね。

と言うことで、この実験、これまた随分時間がかかりましたが、改めてこの実験の方式をじっくりと見てみると、なかなか有意義な実験なのかなぁ、と言う気がします。

この実験では、ケーブルテレビのケーブル上にPHS基地局を設置して、ケーブルテレビ線からクロックを抽出、制御信号もトラフィックもケーブルテレビ線に流す、と言う、構成になっています。これは、一切NTT線を使わないソリューション、と言うことになります。

ご存じの方には繰り返しになりますが、従来(依存型)PHSというのは基本的にNTTの網を利用するものです。NTT市内回線(ISDN)を使って基地局を収容すると言うこと、NTT交換機を使って電話回線の交換をすると言うこと、位置登録・ハンドオーバーの処理をNTTの位置情報サーバを使って行うと言うこと、の三つが、このNTT依存の大きなキモであると言えます。

このうち、二番目、通信回線の交換については、ウィルコムはITXを導入することで自前の網への収容を実現しました。しかし、それでもアクセス回線(ISDN)と位置情報管理の二つについてはNTTに依存したままで、基地局設置をする上ではどうしてもこの二つに制約されてしまう場面もあるようです。特に位置情報管理については、NTT局舎にPHS専用の交換機が必要で、このPHS用交換機が入ってないNTT局舎もかなりたくさんあるそうで。

しかし、今回の実験では、このアクセス回線と位置情報について、完全にケーブルテレビ回線上で処理することを実現しています。つまり、基地局は(ISDNを使わず)直接ケーブルテレビ線に収容され、位置情報を含む制御信号も全てケーブルテレビ回線を利用してやりとりできるようになっている、と言うことです。もちろん位置情報サーバーについてはおそらくまだNTT網内のどこかにあるのでしょうが、ケーブルテレビ←→NTT信号網という制御信号の相互変換を行いながら位置登録やハンドオーバーに成功したと言う意味では、もはや基地局を置く場所にNTT信号網が出張っている必要は無い、となるわけで、これも基地局設置ロケーション制約の大幅緩和となるわけです。

そしてここからは私の勝手な妄想ですが、これがケーブルテレビの線でできたのなら、その他の線でできない理由は無いのではないか、と言うこと。今回たまたま実験相手がジュピターだったからケーブルテレビの線を使っただけで、同様の高速で低損失な回線なら何でもいいんじゃね、と言うことです。ぶっちゃけ、光ファイバ。

で、W-OAM[G]の発表で、今後バックボーンを光化していきます、と言う発表が、これに重なってきます。つまり、今回の実験、光ファイバの上で同期クロックと制御信号をやりとりすることが必要となる今後のバックボーンの光化に向けての実証実験の意味合いもあったのでは無かろうか、と思ったりします。つまり、光化はそんなに足の長い話ではなく、実はあとは装置さえ完成すればいつでもできる、くらいの状態なのでは、と思うわけです。

そしてさらに妄想を突っ走らせると、まずはNTT局舎に収容されるであろう光アクセス線を、いずれはウィルコムIP網に直接収容し、信号変換で制御情報までのIP化をします。そのうちいつの間にか位置情報サーバもウィルコムIP網上にできあがっててNTT網上の位置情報サーバを使わなくなります。さらには光収容ではない基地局も、NTT局舎で制御情報線も含めてITXでトラップしてIP網に流し込むようになれば、もはやNTTのISDN網には1ビットたりともウィルコムのデータは流れなくなるわけです。つまり、「完全独自網化の完成」というわけです。その時点では、アクセス線こそNTT市内網を使っていますが、実際やってることはKDDIのメタルプラスとかみたいな直収電話と同じ、単にメタル線を物理的に借りているだけなので、支払いは大幅に減らせます。

という感じで、この発表でここまで妄想しちゃう私の頭もどうかと思いますが、つい先日もNTT約款変更でPHS基地局収容回線の価格がかなり値上げになったばかりですし、こう言うようにNTTの都合で収支を振り回されるNTT依存から早く抜け出してほしいなぁと思う所には、今回の実験成功の発表はその第一歩としてついつい考えてしまう今日この頃でした。でわ~。

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新プラン発表

2007/03/13

ウィルコムビジネスタイム定額トリプルプラン(仮称)と自動分け合いサービスですって。いやはや、ウィルコムもこーゆーことやるようになったんですね。

まずはウィルコム(中略)(仮称)の方。いや、(仮称)って(笑)。名前くらい先に決めてあげなよ、なんてこと思いつつ、なんか、ダブルホワイトプランを見て大あわてで作ったっぽさがよく出ています(笑)。ダブルホワイトってのは、いわゆるホワイトプランの通話料半額バージョン。ソフトバンク同士の1~21時は無料で、それ以外の全ての通話は10.5円/30秒、で月額基本料は1960円というプランなわけですが、今回ウィルコムが出したこの(略)プラン(仮称)は、月額1900円で1~21時のウィルコム同士が無料、それ以外は10円/30秒です、と言う、ほとんどコピーしてちょっとだけ安くしたプラン、と言うことになります。

もちろん、音声通話以外の部分では結構違っていて、例えばメールは、ダブルホワイトではソフトバンク同士しか無料にならないのに対してウィルコム(中略)プラン(仮称)では無条件で全てのメールが無料になります。また、ソフトバンクではインターネットメールを使うかWEB閲覧を使う場合には別途315円必要ですがウィルコムではそれが必要ありません。WEB閲覧の料金もウィルコムはソフトバンクの10分の1、また、WEB閲覧のパケット定額料もウィルコムが2100円ないし3800円に対してソフトバンクは4420円と、これまた差があります。

と言うことで、ぶっちゃけ、ダブルホワイト使うくらいならこのウィルコム(中略)プラン(仮称)を使う方が(料金的には)カシコイと言うことになります。ただ、3回線から、と言うことで、同じ3回線からなら、ウィルコム定額プランが3回線から全て2200円となることを考えると、素直にウィルコム定額プランにするのが一番という気もします。と言うか、Eメール利用まで含めて考えれば、ダブルホワイトの基本料は2275円、ウィルコム定額プランは2200円で、実はウィルコム定額プランの方が基本料も安かったりするんですよね。

と言うことで、ソフトバンク以外への通話も多く、Eメール(特に外部→ケータイ)も多様するような使い方をしている法人向けには、事実上ソフトバンクのホワイトまたはダブルホワイトは(ウィルコム定額プランまたは(略)プラン(仮称)に比べて)料金的なメリットは全く無いと言えます。というか、まさにこれに気づかせるための見せプランなのかなぁ、と言う気がします、この新プラン。

でもって、もう一つ。070以外もお得な通話パックが分け合って繰り越せると言うお話。これは、ドコモの繰り越せて分け合えるの全く逆ですが、有効性は分け合って繰り越す方が高いと言えます。と言うのも、繰り越して2ヶ月余った結果分け合う場合、それでも余った分は全て捨てることになりますから、たまたまその2ヶ月目が余り使わない月だった場合は本当に損をします。しかし、分け合って繰り越すばあいは毎月繰越残高から分け合うことになりますから、繰り越していく途中(同パックでは最大5ヶ月相当)のいつでも分け合えるわけで、この「たまたま」が5ヶ月連続しないと大損してしまうことにはならないわけです。

で、「繰り越し」「分け合い」、今までのウィルコムでは全く出てきそうになかったこの優遇サービスがこの何ヶ月かで相次いで出てきたと言うことは、ある意味、定額プランの収支がかなり健全化してきていると言うことのシグナルではないかなぁ、と思ったりします。そもそも「繰り越し」も「分け合い」も、キャリアにとっては損をするだけのプラン。確かに、多少無料通話が多いパックへの移行が多くなる(ウィルコムなら通話パックセット率が上がる)という効果はあるでしょうが、それ以上に、使わずに捨てられていた通話料(=キャリアの丸儲け)が減る効果が大きいと思うわけです。

と考えると、ただでさえARPUの低いウィルコムにとっては、このちょっとの儲けも無駄にはできないはずで、なかなかこう言ったサービスは提供しづらいのかなぁと一人で得心していたわけですが、今回相次いで出てきたと言うことは、この無料通話の余りをあてにしなくても定額プランの基本料部分でも十分儲けが出る構造になってきた、と言うことなのかなぁ、と思うわけです。

と言うことで、個人的には二つめの「分け合える」サービスの方がかなり興味をそそられたわけですが、さて私の先月の通話料は・・・と、料金明細を見ると、えーと、272円。はい、通話パックいりませんね。それでは~(えぇ~!?)。

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ウィルコムのワンセグケータイ

2007/03/08

さて、先日のウィルコムのおサイフケータイ対応の話に続いて、今回は、私がモバイルFelicaと並んでケータイ業界でのインフラ化を予想している、ワンセグの対応について、お話ししてみたいと思います。

さて、今現在、実際にウィルコムにはワンセグ対応機種は出現していません。いや、正確には、W-ZERO3[es]用のワンセグチューナーユニットが販売されていますが、私はこれを「ワンセグ対応」とは見ることができなかったりします。というのはとりもなおさず、このワンセグチューナーでは、データ放送を受信できないからです。

ワンセグチューナーが携帯通信機器に内蔵されている一番にしておそらく唯一の利点は、このデータ放送からオンデマンドの情報アクセスをキックし、そこから様々なマーケットが広がることだと思うわけです。これは消費者にとっても事業者にとっても有益なことで、これがあることでワンセグそのものが一つの市場として成り立つと考えるわけです。

そうやって考えたとき、ではウィルコムがワンセグ対応を行うために、一つ、どうしても足りないものがあることに気づきます。

それは、各TV局の公式サイト。ウィルコムでは、キー局の公式サイトが提供されていません。この公式サイトが存在しないと言う状態は、ワンセグに対応した端末を作る上では非常に大きな壁として立ちはだかってきます。つまり、データ放送を受信してもそこから先にマーケットを広げる手段が存在しないと言うことです。これは、そのマーケットを提供するウィルコムやTV局にとっては何も実入りが無く、1円にもならないならやらない方がまし、と言う判断を誘います。もちろんフルブラウザでPC向けページを閲覧することくらいなら可能でしょうが、料金回収代行でのダイレクトな収入が期待できるケータイサイトとは違い広告料による間接的な収入しか期待できないPCサイトをケータイから使ってほしいとTV局が考えるか・・・と言うと、これもNOとなります。

また、ワンセグ受信にもTV局公式サイトのケータイ対応にも、実に様々な利権が絡み合っています。実際、キー局が携帯サイトのウィルコム対応をしないのも、結局はこの利権がらみの話に相違なく、要はウィルコムがある種の「袖の下」をTV局に提供しないためにTV局もウィルコム対応をしない、と言う流れになっています(袖の下とは言っても直接現金で賄賂を渡すわけではなくて・・・まぁ言いたいことは何となくわかりますよね;苦笑)。

というような感じで、モバイルFelicaに関しては「お金」の問題が大きかったわけですが、ことワンセグ対応においては、「ウィルコムの政治力の無さ」が一番の問題となっていると考えます。こればかりは、ウィルコムから積極的に動いて数々の問題を解決すべく行動することだけが唯一の解となるわけで、まぁ結局結論は同じですが「ウィルコムがんばれ~」と言うことで本日はこれまでとさせていただきます。

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またまた真似っこソフトバンク

2007/03/03

さて例によってまたまたしばらくほっといた話題ですが、ソフトバンクが見事に公約を守ってくれましたね。ドコモがフルブラウザとスマートフォンアクセスの定額サービスを発表した直後に、真似っこプランを発表しました。リンク先を見るまでもなく、ドコモのプランを完全にコピーしたプランです。

しかし、前にも指摘したとおり、この真似っこプランには、技術的危うさがあります。そもそも、客層もエリア構造もシステムさえも異なる他社のプランを完全に真似ても、実際にそれが正しく機能するかどうかは未知数ということ。今でこそソフトバンクの帯域には余裕があるためまだ問題は起こっていませんが、もしもっと加入者が増えてくると問題を起こす可能性は十分にあります。

そして今回のドコモ真似っこで、この危うさはかなりのものになってきたと言えます。まず、フルブラウザ定額については、そもそもドコモではユーザ毎に帯域制限をすると言う、かなり高度なネットワーク規制を行うことで実現していました。帯域制限をする機械自体はいくらでもありますしそれほど高価なものではありませんが、定額利用者のみを帯域制限する、と言うような話になると、これはもう専用開発品です。非常に周到に用意してこそ、これが可能、と言えます。

しかし、ソフトバンクがその真似っこプランを発表したのはドコモの翌日です。もちろんそんな高度なシステムを開発する時間なんてありません。この手のネットワーク装置は、専用開発ならどんな大手ベンダでも最低でも1年はかかります。ソフトバンクは、結局、技術的になんの裏付けもなくただ料金プランだけを真似した、と言うことです。

そして、スマートフォン定額についてもこれは同じです。ドコモでは、スマートフォン側に専用ソフトを入れ、またその対向装置をネットワークに設置し、そこを流れるパケットを監視・制御することで無制限の利用を可能にしました。一方のソフトバンクは、そう言った手段を一切使わず、ただスマートフォンからのアクセスを定額にしただけです。

もちろんソフトバンクも元々パケット定額もスマートフォン定額もやっていましたが、それは全く異なる技術的条件の上で検討されたもの。事実、スマートフォン定額についてはドコモのものより4000円も高額でした。それをなんの技術的裏付けもなく4000円値下げするわけですから、これはネットワークに対する負荷は無条件で上昇することは、素人にも予想できます。

また、どこかのインタビューでウィルコム社長も応えていましたが、実は音声よりデータの方が遙かにトラフィックが大きいんですよね。PC定額を早々と実現していたウィルコムにとっては、実は音声定額は周波数的には余裕だった、と。だから、音声定額をするよりも結構何でもできちゃう、場合によってはウィルス(ワーム)感染による大量トラフィックのおそれもあるスマートフォンを定額にしちゃう方が、実は影響は大きくなる可能性もあるんですよね(もちろん利用者数が圧倒的に違いますけど)。

もちろん、周波数がカツカツのドコモと、まだまだスカスカのソフトバンク、と言う条件から見れば、ソフトバンクは少々無茶をやってもそれほど深刻な事態にはならないはずなので、今日明日にどうこうと言うことはおそらく無いでしょう。しかし、対加入者数のトラフィック量は、特別な絞り込みシステムのない分、確実にソフトバンクの方が多くなるはずです。そうなると、総務省おとり決めの加入者数ベースの周波数割り当てシステムでは、ドコモやauに対して著しく不利になります。もし日本の携帯電話利用量が今後も右肩上がりに上がっていくとすれば、いつか破綻する可能性もあります。

と言うことでこの「真似っこシステム」、そこまで見越して考えられたのかどうか、については、私自身としては少々懐疑的な視線を向けつつ、まぁ当分は音声は2G、データは3Gとがんばってトラフィック分散しつつしのいでいくしかないのかなぁと思う今日この頃でした。でわ~。

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ウィルコムのおサイフケータイ

2007/03/01

さて今日は、ウィルコム端末のおサイフケータイ対応の可能性について考えてみる一言。

いやね、おサイフケータイって、単に端末にfelicaチップをぶち込めばできるってもんじゃないんですよ、実際。細かい技術的な要件については、felica関連の解説ページに譲るとしまして、ものすごく簡潔に話をしますと、要は、ネットワーク側にも対応が必要ってことなんです。

どういう対応が必要か、と言うとですね、つまり、felica専用のセキュアなネットワークが必要なんですよ。例えば、felicaチップの有効化をするためのサーバとか、felicaアプリを安全にDLさせるためのサーバとか、そう言うものが必須なんですよね。曲がりなりにも決済機能を持ったチップをオンラインで好き勝手いじくれるのがモバイルfelicaってものですから、その辺のセキュリティにはこれでもかって程保護措置が必要になってくるわけです。

ってことを考えると、これはどうやら端末にfelicaチップをのっければ済むっていうものでもなさそうなことは想像がつきます。また、諸々のモバイルfelica用ネットワーク機器も専用品ですから、はっきり言ってお値段もとんでもないことになっているらしいです。まぁぶっちゃけ、ドコモ、au、SBMなんて言う金が余って余ってしょうがないようなキャリアしか買うところが無いわけですから、市場原理からもfelica用機器はとんでもない高額になることは想像に難くないわけで。

さてそんなバブリーな市場に、では貧乏ウィルコムが入っていけるのかと言うと、これはもうかなり疑問と言わざるを得ませんよね。かたや100億円の単位でキャッシュフローを出している巨大キャリア、かたや1ヶ月の黒字できゃっきゃして発表しちゃうほどの貧乏キャリア。これが、同じネットワークを構築しなきゃならないとなると、ちょっとハードルが高い気がするわけです。

と言うことで、私自身は、ウィルコムのモバイルfelica(おサイフケータイ)対応については、実現するとしても相当先では無いかと思ったりします。少なくとも、今年か来年かにでも株式公開して自由に使えるお金がどーんと増えないと、モバイルfelicaネットワーク構築さえままならないのでは無いかなぁ、と言う気がします。

と言うのがネットワーク側の事情ですが、では端末側には全く障害が無いのかと言うと、やはりそう言うわけではないようです。ようやくJava対応が浸透してきた程度の端末基盤のウィルコムにとって、モバイルfelica対応を全端末メーカに行き渡らせるのはこれまた大変な作業になりそうな予感です。結構な開発費拠出になってしまうのではないでしょうか。

また、felica自体のライセンス料も、これまた結構なお値段のようで、これは端末原価の上昇という形でウィルコムにダメージを与えます。特にウィルコムのような「安さ」を求められるキャリアにとっては、端末価格の1000円、2000円の上昇は、新規加入者獲得に深刻な影響を与える可能性も考えられます。

という感じで、まぁ技術的な問題は余り見えてきませんが、何より「お金」の問題が、やっぱりウィルコムにとっては難しい所なのかなぁ、と言う感じです。モバイルfelicaの規格が発表された頃から私自身はこういったものは必ず社会インフラになるから対応は必須だと思っていましたし実際に何度かそう言うことを口にしたこともありますが、事実として旗振り役のドコモだけでなくauもSBMも対応してしかも全機種対応くらいの勢いを持っているところを見ると、これはウィルコムも対応は避けて通れない道だと思うわけで、地道にがんばってくださいなー、と言うことで本日はこれにて。

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